約1年前、急遽勃発した「こども園の担任交代」騒動。
保護者の一致団結で、大逆転を収めた話は、正直今でも胸が熱くなる。
しかしコロナ禍があり、こども園は1月から休園。
6月に開園されたが、今なお登園せず自宅でいる園児もおり、戻りは約8割程である。
中国の入園、入学は9月。
我が子のこども園は“慣らし期間”を考慮し、8月半ばには担任が交代する。
今までの正担任から、Wechatに最後の挨拶が流れてきたときは、
さすがに胸が締め付けられた。
(この2年間、ご協力を賜り誠にありがとうございました。私にしていただいたように、◆先生にもご協力をいただけますよう、よろしくお願い申し上げます。★クラスでも毎日を楽しく過ごせますように!)
すぐに返信しようとしたが、うまく言葉にならず、一呼吸を置き翌日返信した。
- 我が子とピーピー君は、受け入れ初日から通園し、お世話になったこと。
- 初日、泣きながら10時のおやつを食べる動画を送ってもらったこと。
- ある日、拗ねて帰宅した理由は「先生が新入生ばっかり抱っこするのが嫌」と他のクラスメイトに焼きもちを焼いたこと
など、この2年間の思い出と感謝を書いた。
夕方、すでに新しいクラスの担任になっている先生は、
「今仕事が終わりました」から始まる音声チャットで、返信をくれた。
その声は涙声で、至る所に感謝とわが子に対する愛が溢れていた。
先生は、
「外国人の親御さんの担任になるのは初めてで、
正直うまくコミュニケーションが取れるのか心配をしましたが、
他の親御さんよりご夫婦揃って、私の仕事にご理解と、ご協力いただき、
積極的に動いてくださったこと。
そして忙しさを吹き飛ばすような、声がけや思いやりをいただいたことに、
心から感謝申し上げます。
この2年間、一緒に成長を見守れたことは一生忘れません。
また1年前、違うクラスの担任に任命されたとき、
園長先生に抗議してくださったこと。しかもあの後、園長先生に呼び出され
『〇〇のママにあそこまで言ってもらえるあなたは、やはり我々幼稚園の誇りだわ』と
言ってもらえたことを思い出しました。本当ありがとうございました」
とお声がけいただいた。
海外での子育ては、相手の気持ちや行動が全くつかめず
悩むことも日常茶飯事である。
それでも今回のように、心が通い合うことがあり、
受け入れてもらえた嬉しさと感謝が、明日への動力になっている。