ちゃーちゃん@中国

中国滞在10年以上の日本人女性から見える「生の中国」とは?



あなたの目には、中国はどのように映っていますか?

あなたが本当に知りたいことはなんですか?

影響力等は決してないですが、日本人と中国人の誤解が少しでも解ければと思って始めたブログです。



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情熱中国(6-1)【宇高淑子さん・日本語中国語バイリンガル司会者】

中国にゆかりのある「人と人」「人と情報」をつなげたいという熱い思いから

始まった企画。その名も「情熱中国」

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(※決してパクリなどはしておりません。もとが良いので敬意を表し、少々拝借しているだけです。)

 

これまでに5名の方にお時間を頂戴し、インタビューをさせていただいた。

今まで知らなかった中国や、中国語のお話をお聞かせいただき、私も心浮き立つ思いで

記事に起こし、発表している。

 【これまでの『情熱中国』の記事はこちらから】

 


 

さて本日第6回目のゲストは、日中バイリンガル司会である宇高淑子さん。

結婚式、イベント、商談等での日本語中国語バイリンガル司会、通訳等を承ります。レッスンもご相談ください。

为婚宴、庆祝活动、洽谈等提供中日双语主持或口译服务。欢迎咨询♪

www.chinese-mc.com

 

落ち着いたお声で、しっとりと、そして軽やかに司会進行をされていく。

 (Wedding)  

 (Ceremony)  

 (Lottery)  

 

宇高さんとの出会いは、中国語の同志から「ちゃーちゃんの『雷雨』の一人二役の音読を

宇高さんが絶賛してたよ」と、教えてくださったところから始まる。

後日その同志から宇高さんのホームページを教えていただき、ワクワクしながら拝見した。

ページを開いた瞬間、白を基調としたバッグに「日本語+中国語」という文字が飛び込んできた。

「日中バイリンガル司会」をはじめとし、多方面でご活躍されていらっしゃることを知り、

「こんなキラキラされていらっしゃる方に、お聞きいただけたなんて」と、ひとりドキドキと

緊張で顔を赤らめた思い出がある。

 

さらに、座談会やワークショップなどのイベントを自ら積極的に開催され、

「日中バイリンガル司会」という職業や、ボイスサンプル作りの大切さなどをお話しされている。

 

インタビューは約2時間に及び、翌日のイベント司会に影響が出ないかと、こちらが

心配でハラハラしてしまうほどだった。

真っ直ぐなお気持ちを伝えていただき、その内容とひたむきさに心を打たれ、砂が流れ

落ちるように、あっと言う間に時が過ぎていった。

 

もっと上手くなりたいという気持ちがひしひしと伝わってくる、中国語への思い。

そしてプロフィール欄の「中国語の小説を原書で読むこと」「宝塚歌劇鑑賞」の趣味についても

大いに語ってくださった宇高淑子さんへのインタビューを、それでは早速ご覧いただきたい。

 


 

 この度はインタビューにご参加いただきありがとうございます。
 早速ですが、中国語を使ったお仕事はたくさんありますが、まず日中バイリンガル司会を選ばれた理由をお聞かせいただけますでしょうか?

 中国語を使う仕事を、ずっとしたいという気持ちがありました。通訳、翻訳も経験しましたが、これをメインの仕事にしようというところまでは、正直届きませんでした。そんな中、自分は中国語を使って何ができるのだろうかと模索しているときに、たまたま日中バイリンガルの司会のお仕事依頼をいただきました。不安もありましたが、思い切って引き受けてみると、非常に趣深く、続けてみたいという気持ちが沸きました。そんな経緯もあり、始めから日中バイリンガル司会を目指して、という訳ではないですが非常にやりがいを感じています。

 

 求めていらしたからチャンスが到来し、やってみるとピンとくるものがあったのですね。
 「日中バイリンガル司会」は具体的に、どんなご依頼がありますか?

 結婚式の司会のほかに、秋から冬にかけてはイベント事の司会も多くなります。
 結婚式は日中国際カップルだけでなく、新郎新婦どちらも中華系の方からのご依頼もあります。日本でいらっしゃる方々は日本語がおできになる方がほとんどなのですが、ご両親やご親族が中国語のみという方が多く、「日中バイリンガル司会を」とご依頼をいただきます。また今まで1組だけ新郎新婦が日本人同士という司会を担当させていただきましたが、そのご夫婦の非常に重要なお客様が中国の方ということでした。
 イベント事は投資説明会や観光プロモーション、講演会など日本の方と中華系の方が参加されるような時にお呼びいただきます。経済の動向と関係が深く、日本で会社を設立した中国系企業のオープニングパーティなどもあります。

 

 私も中国で日系企業の移転パーティに参加したことがありますが、日本語だけの司会進行で違和感がありました。
 冠婚葬祭である結婚式、イベント事など、文化や習慣の違いが特に浮き彫りになる場面があると思うのですが、日本と中華圏で司会者として異なる点はありますか?

 まず司会者の位置づけが異なります。通常日本での式典は、司会者はあくまでもスタッフの一人に過ぎません。しかし中国では司会者も主役の一人と考える場合がほとんどで、イブニングドレスのようなキラキラした衣装を身に纏います。そのため中国の方が多い結婚式やイベントに、スーツで参加をすると地味だと言われてしまうことがあります。もちろん華やかな雰囲気がご要望とあれば、当日ドレスを着用します。実際過去に一度、200名規模で会場全体がほぼ中国の方という結婚式がありました。その時は、黒色のスーツはNG、派手にやって欲しいと言われました。
 今までの経験から日中国際結婚の新郎新婦、結婚式場のスタッフに方々に司会者の役割や服装についてお話しさせていただくと、ほとんどの方がご存じでなくビックリされます。そのためこの違いについては、新郎新婦やご両親、スタッフの方々にまで言葉にしてきちんとご紹介するようにしています。その上で、お客様にご要望をうかがいます。
 次に話し方についても異なる点があります。日本の場合は、特に式典等の場合、司会者があまり感情を込め過ぎてはいけない、自分を出し過ぎてはいけない傾向があります。言葉数は正式な場になるほど少なくなります。しかし中国の演出の方から司会指導を受けた際に、「もっと感情を入れなさい」というアドバイスを頂戴しました。セリフの量も日本よりずっと多いですね。やはりスタッフとしての裏方なのか、それとも出演者なのかという意識の違いがあると思います。

 

 そのような違いもご説明するとなると、事前準備や打ち合わせに、多くの時間と労力を費やされているのではないでしょうか?

 結婚式の司会で申し上げますと、通常の日本語司会者はある程度形式が決まっていることから1日3つの現場を掛け持ちするというようなこともあると聞きます。しかし私の場合、クライアント様と一つ一つ作り上げていくため、ひと月に承れる本数は2組までと感じています。
 まずは契約前に一度お会いいただき、日本語と中国語の言語力、声、雰囲気を含め、無料コンサルティングをしながら、「私」をご確認いただいています。ご希望をお伺いし、お見積もりをお出しした後、ご納得いただいてから正式契約という手順を取らせていただいております。
 契約後はホテル(結婚式会場)まで同行し、一緒に打ち合わせに参加します。その後地理的に問題がなければ平均2度程お会いし、もし直接お会いできない場合は、Wechat(微信)、Skype、LINEなどのオンラインを使い、さらに打ち合わせを重ねます。打ち合わせ以外にも契約から結婚式までの期間中、常にお二人とやり取りをし、詳細にわたるまで確認をし、作り上げていきます。
 以上が新郎新婦側との準備ですが、ホテル側との準備として許可が出れば会場の下見、台本作成などもあるため、「同時進行でさらにもう1組!」とは、簡単にはお受けできないと思っています。

 

 それだけ寄り添ってもらい、大切に作り上げてもらえると、お客様もきっとご満足なさっていらっしゃることでしょうね。
 ところで宇高さんのような日中バイリンガル司会者は、多くいらっしゃるのですか?

 以前は外国語対応が必要なイベントの司会は、日本語司会者に通訳をつける、と言うようなケースが主流でした。しかし最近は「バイリンガル司会」がそういった場にふさわしいと気づいた主催者、そして「バイリンガル司会」が仕事になると気付いた人が増えてきていますし、これからも増加傾向にあると思っています。
 少し言語は異なりますが、日英のバイリンガル司会はかなりの早さで増加しています。そのため以前は司会スキルに、英語の原稿が読めるというレベルでも「バイリンガル司会」と名乗れたようです。しかし今では祝辞スピーチなど原稿がなくとも、ある程度通訳ができるレベルの方だけが生き残っていける業界になりつつあるようです。
 一方日中バイリンガル司会は、まずそこまで人数の分母が大きくありません。私の知る限りでは、日本語と中国語が共に司会者レベルと言う方は片手で数えても十分足りる程です。その代表格として官琳さんという中国出身の方がいらっしゃいます。彼女は高校時代に日本語を専攻され、大学入学のため来日された後、SBC信越放送にアナウンサーとして入社、現在は国際会議を始め、プロモーションの司会などをつとめられています。
 私はもともと25歳から中国語を始めた遅咲きタイプの中国語学習者であり、また商談通訳者レベルからこの業界に入ったため、アナウンスや司会技術を専門的に学んだことはありませんでした。日中バイリンガル司会者については、いろいろな方に可能性があると思っています。そのため通訳者さんや、これから目指そうとされている方はもちろん、少しでも日中バイリンガル司会者にご興味をお持ちいただけた方は、ぜひお声掛けいただければと思っております。

 

(第2部につづく)

 

情熱中国(6-2)【宇高淑子さん・日本語中国語バイリンガル司会者】

 


 

 【これまでの『情熱中国』の記事はこちらから】

 今後も中国(あるいは中国関連)で奮闘される方を取材、あるいはインタビューをし、「人と人」「人と情報」をつなげたいという理念のもと、有益な情報を皆さんにも共有していただけるような、そんな企画になればと思っております。

 ある日突然、インタビュー依頼のご連絡が届いた方には、ぜひ今お持ちの専門性、独自性、影響力等の非常に価値のある情報やご経験、熱い思いを、存分にお伝えいただければと存じます。また逆に中国、あるいは中国語で「こんなことを知ってほしい、こんなことを伝えたい」という情報をお持ちの方がいらっしゃいましたら、ぜひご一報いただければ、取材やインタビューをさせていただきたいと思います。

 これからもこの企画をはじめ、ブログをご愛読いただければ幸いです。

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