ちゃーちゃん@中国

中国滞在10年以上の日本人女性から見える「生の中国」とは?

あなたの目には、中国はどのように映っていますか?

あなたが本当に知りたいことはなんですか?

影響力等は決してないですが、日本人と中国人の誤解が少しでも解ければと思って始めたブログです。



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情熱中国(10-2)【Monさん・トリリンガルヨガインストラクター】

中国にゆかりのある「人と人」「人と情報」をつなげたいという熱い思いから

始まった企画。その名も「情熱中国」

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(※決してパクリなどはしておりません。もとが良いので敬意を表し、少々拝借しているだけです。)

 

第10回目のゲストは、トリリンガルヨガインストラクターのMonさん。

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はじめまして、Wen(日本語のニックネームはMon)です!
インド中央政府公認ヨガ講師認定証、全米ヨガアライアンスRYT200認定証保有のヨガインストラクターです。
私は日本育ちの中国人で、結婚を機にシンガポールに移住してきました。異なる文化のマインドセットを持ち合わせ、日英中の3 カ国語が話せますので、参加者のニーズによって多言語対応致します。ヨガセッションの後は、参加者の皆様同士が異文化交流を通して仲良くなって頂けたらと思います。この美しいシンガポールで、皆さんと気持ちのよいヨガのひと時を一緒に過ごせることを楽しみにしています。

https://5e6f286bbbe27.site123.me/

 

情熱中国(10-1)【Monさん・トリリンガルヨガインストラクター】 

 

それでは昨日の第1部に引き続き、Monさんのヨガに対する情熱、

そしてご自身のアイデンティティについても、語ってくださった。

それらの思いを、ぜひ感じ取っていただきたい。

  


 

 ちなみにブログの「S G」は、シンガポールという意味ですか?

 おっしゃる通りです。シンガポールで朝ヨガをしていること強調したくて、SG朝ヨガと使い始めました。

 

 なるほど。やはりそうでしたか。
 失礼を承知でお伺いしますが、Monさんは3歳までハルビンで過ごされ、その後日本。アメリカにも留学されたご経験もお持ちです。そんな中で、ご自身の核となる部分はどこにあると思われますか?

 私自身は中国人だと思っています。

 

 そうなんですね。

 3歳から日本で過ごしはしたものの、家庭環境はずっと中国でした。例えば餃子も中国の家庭がするように母が手作りしています。餃子は日本ではおかずとして2、3個添えられるだけなのに、中国ではそれが主食でたくさん食べますよね。そのため家では大量に作っていました。子供の頃は餃子が苦手でした。
 でも今はそうしてくれた両親に感謝をしていますし、餃子も大好きになりました。また、毎年夏休みには中国に戻り親戚と会ったりすることで、幼いながらも両親からルーツを植え付けてもらったと思っています。

 

 幼いころから、ルーツがしっかりとMonさんの心にあったのですね。
 またご両親への感謝、素敵ですね。ご両親もMonさんのために、ルーツをしっかりご用意されるのは、本当に素晴らしいです。我が子も日本と中国と、ルーツが定まらない時があるのでないか、そんな時はどう我が子を導いていけるのか、主人とも話し合っています。

 私は日本語がネイティブですし、全て日本の教育を受けてはいますが、両親との関わりや両親や私のルーツを考えると中国人です。また日本のパスポートを所持することを想像したとき、便利ではありますが少し違うかなと思います。

 

 お話させていただく中で、日本、中国どちらの生活も、何かが違うというような気持ちを、シンガポールが包み込んでくれたように感じました。

 そうですね。シンガポールは本当にいろんな人種が、ともに生活をしています。インド系、マレー系、中華系、日系、もちろんヨーロッパ系やアメリカ系…。その「一体感」という感じが私はとても好きです。

 

 アメリカも「サラダボウル」と言われますが、それとは少し違いますか?

 もっと密に混じり合っている感じです。例えば隣近所さんが全て違うルーツや人種だったりします。そうは言いつつ、中華系の方が人口の7割程占めており、家族を大切にされているところが良いなと思います。例えば日本だと仕事や飲み会で帰りが遅くなることは日常茶飯事ですが、シンガポール人は定時には退社し、家族との時間を大事にするところに惹かれます。

 

 そんなプライベートも充実させられるシンガポールに、魅せられたのですね。
 では、その「好き」のトピックに不可欠なヨガのお話伺いたいと思います。以前ご主人との会話で、「TEDに参加するとなると、何を話したい?」の答えとして、ヨガの魅力について語りたいとのことでした。では、ヨガの魅力とはズバリなんでしょうか?

 その質問を待っていました(笑) 万人がそのベネフィットを享受できるところだと思います。
 日本ではヨガはダイエットや「おなかの引き締め」などの謳い文句が多いですが、ヨガはどんな人にでも開かれている道でなんです。そしていつスタートをされてもいいですし、ライフステージによっては、少し休憩してまた再開しても全く問題ないんです。

 

 お子様もですか?

 そうなんです! 子供にとっては筋力を鍛えるだけでなく精神的にも集中力を養うことができます。瞑想や体のある部分に神経を集中させる訓練などを通し、今の自分を引き戻す力をつけることで、勉強やテストの際にも集中力を発揮させ易くなります。

 

 もちろん大人もですよね。

 はい。職場での仕事や家事で疲れた大人にとっても、肩こり腰痛など、体のあちこちの痛みを改善してくれる、身体的な効果もあります。さらには精神的なストレスや不安、プレッシャーを抱えている人も、深呼吸を繰り返し、呼吸をコントロールすることでポジティブな気持ちになりますし、不眠症の人はリラックスして、眠れるようになります。

 

 Monさんも何か改善されましたか?

 私もヨガのおかげで偏頭痛が治りました。身体が硬い人やマッチョで筋肉質な人は柔軟性を高められます。身体が柔らかすぎる人は、筋力強化が期待できます。お年寄りにとっても、ヨガは骨や筋肉を丈夫にしてくれますし、免疫力も高まります。母と同い年の女性が毎週クラスに通ってくださって、健康寿命を伸ばしたいとおっしゃっていたのが印象的です。

 

 無知でお恥ずかしいのですが、鼻から塩水を吸うことも呼吸法の一つなんでしょうか?

 「ネティ」と言って、それは洗浄法の一つです。ぬるま湯にお塩を混ぜて、片方の鼻の穴からぬるま湯を入れ、反対の穴から出すんです。

 

 バカな質問だと思うのですが、痛くないですか?

 自分の体温と同じぐらいのお湯の温度と、塩濃度をきちんと調整すれば大丈夫ですよ。本当に鼻腔がスッキリして、風邪予防にもなります。

 

 なるほど。少し呼吸法の話に戻りますが、呼吸は必要なものを入れて、不必要なものを手放すことだとブログでお書きになっていました。人は欲があるがゆえに、あれもこれも欲しいと、インプットが多いと思うのですが、ヨガの哲学やその呼吸法を身に着けていけば、きちんと整理していけると思いますか?

 そう思います。

 

 実は私自身たくさん吸うには、先にたくさん吐かなければならないと感じています。でも私も含め現代人は吸う(求める)ばかりで、吐くことを忘れがちです。そのため、Monさんはヨガを通して、「吐くこと」の大事さを伝えられている気がします。

 おっしゃる通りです。ある生徒さんは、まさにインプットばかりで思考が忙しく、不眠症だったそうです。しかしヨガを始め、呼吸法からリラックスすることを身に着け、結果ぐっすり眠られるようになったそうです。やはり手放すことは、とても大事だと思います。

 

  Monさんは、一番何に執着していたと思いますか?

 周りと比較して、長期的なゴールのないまま、なんとなく周りから良いとされる理想を追いかけていました。
 具体的に言うと、いろんな経験を積みたい。早く出世したい。お給料を上げてもう少し広い家に住みたい。同時に女性として結婚して、いい妻になって、子供を産んで、親を喜ばせたい…。手帳はいつも誰かとの予定で埋まっていて、その時々を一生懸命に生きていましたが、特に自分自身のライフゴールが見えていませんでした。

 

 今はそれらを、うまくコントロールできるようになられましたか?

 そうですね。例えば子供を産むことは一人ではできないように、きっと全てのことが、なるべきように進んでいくのだと思えるようになりました。

 

 では、ヨガは一日のうちでも、ベストタイムというのがありますか?

 基本は食後2~3時間を除けばいつでも大丈夫です。やはり朝、特に朝食をとる前の空腹のときが一番効果を見込めます。そのため私のレッスンも週末の朝に行っています。
 ただ今はコロナ禍になり、また生徒さんのご要望もあり、オンラインで夜ヨガも開催しています。

 

 つまり朝がきて、起床、着替え、そしてそのまま公園に向かい、ヨガをするのがベストなんですね。それは「体を起こす」という意味ですか?

 そうです。太陽が昇るときに、ご自身の体もしっかりと伸ばし、呼吸をするのがベストです。するとその日一日を、とてもスッキリして過ごしていただけると思います。

 

 ちなみに一回のレッスンは、どのぐらいですか?

 平均的なヨガレッスンは1回60分ぐらいですが、私のレッスンは75分間です。途中、みなさんに疲れが見え始めると、休憩しながらヨガの小話を入れたり、私自身の最近の学びをシェアしたりします。また体を動かすだけでなく、呼吸法の練習をしたりもします。最後は瞑想をし、しっかりリラックスをしていただきます。これらを全て行うとなると、私の場合75分ぐらいがちょうどいいと思っています。

 

 瞑想のとき、Monさんはいつも無の状態ですか? 

 私も瞑想が気持ちよくできる日があれば、そうではない時もあります。もちろん、経験値の高い先生であれば、無の状態なのかもしれませんが、私は修行僧でもないため、うまくいかない時もたくさんあります。

 

 私は邪念があるのか、いろいろ考え込んでしまいます(笑)。何も考えない、というのも逆にダメなんでしょうか?その時気になることを考えてしまっても、大丈夫でしょうか?

  例えば呼吸に集中しなきゃ、と考えていると「呼吸をする」ということに頭が巡ってしまい、それはそれで無になっていない状態です。
 「今日はあれを早く終わらせなきゃ」など、日常的なことが浮かんでは消える状態、それはそれで良いんです。その浮かんでくる考えを、客観的に見つめ、「こんな考えが出てきたな」と受け入れたうえで、もう一度呼吸に集中することを繰り返していると、ゆっくりしたペースで寝る直前のようなリラックスしたような感覚を感じていただけると思います。

 

  なるほど、あるがままを受け入れていけばいいんですね。
 それでは少し哲学的で、大きなテーマになってしまうかもしれませんが、Monさんにとって、ヨガとは何ですか?

 自分と社会とそして世界とつながりを感じて生きていくこと。周りに感謝をして、みんなの心が少しでも豊かになること。自分から発するのが、できるだけポジティブなエネルギーであるよう、自分を整えながら生活を送ること。いつまでも、学び、感動し、周りをより良くしていこうとすること。それらを教えてくれるものです。

 

 すごく深いですね。

 そうなんですよ。ヨガの哲学自体がとても深いです。私も最初にヨガの哲学の本を読んだとき、「ヨガとは自分と宇宙が一体となること」と書かれているのですが、正直ぽか~んという感じでした。しかし少しずつ学習をしていくと、「なるほど、そういうことなんだ!」とわかってきます。

 

  それでは、ヨガの第一段階はなんでしょうか?

 ヨガの基本は、自分に優しく、自分のスピリットが入っている体を観察しケアすることです。そして正しく食べ、正しいマインドを培い、やるべきことを懸命に取り組むことです。また一方で見返りは求めず、主人や会社の上司や同僚、友人となど、今ある関係、そして周りにある木々や海、小鳥のさえずりなどの環境にも感謝をしていくと、つながりを感じていけます。

 

 なるほど。

 そのつながりを感じることができれば、普段買い物に行ったとき、自然と環境に少しでも良いものをと考えられたり、自分の体に少しでも良いものを取り入れようと、少しずつ取り組み方が変わってくると思います。
 その段階を得て、さまざまな問題に「自分はどうしよう」と考えることができるようになってきます。例えば、この人が苦しんでいるからどうしよう。彼らに私はどんなことを提供し貢献できるかと、常に学習しながら実践していくことが、生きていくことそのものだなと思います。

 

 おそらく日本ではお仕事もお忙しく、食事は空腹さえ満たされればという生活もご経験されたのではないでしょうか。それがヨガを始めることで、せっかく食べるなら自分の体が喜ぶものを!となり、野菜を中心とした、旬をいただくというような生活に変わってきたのではないでしょうか?

 おっしゃる通りです。今ではあまりお肉も食べなくなりました。

 

 そのような食事は、お辛いですか?

 もともとあまりお肉は好きではなく、母親に無理やり食べさせられていたような子供でした。それが大学に入り、だんだん周りの方と外食をするようになり、お肉やお酒も摂取するようになってきました。本来自分はそれほどそれらを必要としていたわけではなかったのですが、周りに合わせていたのだと今から振り返れば分かります。
 今ではスーパーに買い物に行くと、ほとんど手に取ることはなく、大豆製品などを摂取しています。

 

(第3部につづく)

 

情熱中国(10-1)【Monさん・トリリンガルヨガインストラクター】

情熱中国(10-3)【Monさん・トリリンガルヨガインストラクター】

情熱中国(10-4)【Monさん・トリリンガルヨガインストラクター】

 


 

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 ある日突然、インタビュー依頼のご連絡が届いた方には、ぜひ今お持ちの専門性、独自性、影響力等の非常に価値のある情報やご経験、熱い思いを、存分にお伝えいただければと存じます。また逆に中国、あるいは中国語で「こんなことを知ってほしい、こんなことを伝えたい」という情報をお持ちの方がいらっしゃいましたら、ぜひご一報いただければ、取材やインタビューをさせていただきたいと思います。

 これからもこの企画をはじめ、ブログをご愛読いただければ幸いです。

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