ちゃーちゃん@中国

中国滞在10年以上の日本人女性から見える「生の中国」とは?

あなたの目には、中国はどのように映っていますか?

あなたが本当に知りたいことはなんですか?

影響力等は決してないですが、日本人と中国人の誤解が少しでも解ければと思って始めたブログです。



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情熱中国(10-4)【Monさん・トリリンガルヨガインストラクター】

中国にゆかりのある「人と人」「人と情報」をつなげたいという熱い思いから

始まった企画。その名も「情熱中国」

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(※決してパクリなどはしておりません。もとが良いので敬意を表し、少々拝借しているだけです。)

 

第10回目のゲストは、トリリンガルヨガインストラクターのMonさん。

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はじめまして、Wen(日本語のニックネームはMon)です!
インド中央政府公認ヨガ講師認定証、全米ヨガアライアンスRYT200認定証保有のヨガインストラクターです。
私は日本育ちの中国人で、結婚を機にシンガポールに移住してきました。異なる文化のマインドセットを持ち合わせ、日英中の3 カ国語が話せますので、参加者のニーズによって多言語対応致します。ヨガセッションの後は、参加者の皆様同士が異文化交流を通して仲良くなって頂けたらと思います。この美しいシンガポールで、皆さんと気持ちのよいヨガのひと時を一緒に過ごせることを楽しみにしています。

https://5e6f286bbbe27.site123.me/

 

情熱中国(10-1)【Monさん・トリリンガルヨガインストラクター】

情熱中国(10-2)【Monさん・トリリンガルヨガインストラクター】 

情熱中国(10-3)【Monさん・トリリンガルヨガインストラクター】

 

ヨガを胡散臭いと思った時期があったことも、正直にお話しくださいました。

ご自身の体験や学びから、どのように変わっていったか…。

そしてMonさんにとって、ヨガの次に見える景色とは…。

  


 

 Monさんにとってそのように心震える瞬間は、やはりヨガをされているときでしょうか? 

 私はまだまだその境地には達することができていないです。

 

 心震えるとは、先ほどのMonさんのお話にあったように、ご自身を浄化し、真っ白になれたときに起こるもののような気がします。自分のカラーを一旦捨て真っ白になることで、他の人のことも受け入れられる。なぜなら真っ白なキャンバスが、他の色を一番きれい映すことができるからです
 Monさんは他の方の色を映えさせられる、きれいな白い色をお持ちだなと思っています。

 ありがとうございます。感動して、今ウルっときました。

 

 そうおっしゃっていただけ、私も嬉しいです。これらの感覚を即座に感じ取れるのは、Monさんはエンパス(empathy)が強いのではないでしょうか?

 はい、とても強い方だと思います。20代のころは、本当によく泣いていました。感動しても悔しくても、悲しくても、底なしに涙が流れ、他人によくも悪くも感情移入していました。

 

 今ではヨガを通し、浄化の仕方やご自身を“白”に保つ方法を身に着けていらっしゃるのでしょうね。

 先ほども少しアタッチメント(執着)について、お話をさせていただきましたが、本当にアタッチメントの塊のような人でした。今でも喜怒哀楽ははっきりしているとは思いますが、ヨガを通じて、手放すことや受け入れること、執着しないということを学び、そのコントロールが、以前よりは上手にできるようになった気がします。
 ヨガは知れば知るほど、周りへの感謝に気づかされ、謙虚な気持ちになります。そういう意味で、リセットの仕方や白紙に戻す方法を身に着けたのだと思います。

 

 おそらくエンパスが強いがゆえに、入ってくる情報が多くて疲れやすかったのではないでしょうか?

 そうですね。以前なら周りが発する負の感情に振り回され、一緒に悲しくなったり、イライラしたりと、いろいろな感情が湧き出ていました。今では「あの人は今、こんな感情だな」とか、「この人は、こんな風に見方を変えると良いんだろうけれど、きっとそれさえも気づけないほど目の前のことに、精いっぱいなのだろうな」と、その負のエネルギーに引きずられることなく、一歩引いて客観的にみられるようになった気がします。

 

 ヨガは本当に奥深いですね。日本は冒頭におっしゃったように、「ヨガ=ダイエット」という考えが主流なところがあり、今日のお話をお伺いし、うわべだけだなと思いました。

 そうなんです!友人や同僚にヨガを始めたことを話すと、「なるほど、キレイになったね」など外見だけについて言われがちです。しかし本当は内面から浄化し、それがもとで外面にも影響を及ぼし、結果キレイになってくるのです。

 

 私も今日のお話で、ヨガの真髄を知らなかったことを反省しました。
 一方で、心のどこかでまだ「胡散臭い」と思われている方には、ご自身のご経験も併せ、どのようなことを伝えられますか?

 ヨガの科学的な効果を研究している学校が、インドや欧米にも存在します。それらの研究結果に基づいて、先生が教えてくださった内容も織り込み、私のレッスンでお話ししています。私たちの体の構造は、ゆっくり呼吸をすることで副交感神経に作用し、リラックス効果を得られます。さらにはストレスホルモンも軽減できます。

 

 科学的にも証明されているのですね。

 ヨガは本当にいろいろな側面があります。スピリチュアルな面では、サンスクリット語でprāṇaと呼ばれる「気」もその一つです。しかしこの「気」は目に見えないこともあり、どうしても胡散臭さが漂いがちです。そういう私も、昔はそう思っていました。ヨガの練習を続けていくと、目には見えませんが、自分の体の中にある「気」が、体内を巡るという概念は、なんとなく感じていただけるのではないでしょうか? それらは陰と陽があり、体内にある小さな宇宙につながっています。

 

 確かに「気を静める」「気を失う」などがありますね。

 その「気」はマットの上で身体を動かして汗をかくということだけでなく、哲学的なことに基づく日々の行いやあり方などを、謙虚に受け止め生活をしていくと、心身ともに本当に楽に、楽しくなってきます。
 慣れない方からすれば、何のことだかよく分からないというお気持も、十分理解できますが、気持ちも体も解き放たれる感覚は、私の実体験からも言えることですので、ぜひ一度試していただきたいと思います。

 

 「ヨガは準備が整った方に扉が開く」とありますが、このインタビュー記事をご覧になった方は、少し扉が開きかけたのかもしれませんね。

 そうですね。
 レッスンの最後、マットに寝転んで「シャバーサナ」という屍、おやすみのポーズをするのですが、すごくリラックスをしていびきをかいている生徒さんもいらっしゃいます。よく体を動かした後の無の状態、真っ白な状態が一番気持ち良いとおっしゃる生徒さんも多いですね。そして、日々の生活でも「アーサナ」の練習により、体の変化に敏感になります。

 

 変化に敏感になれれば、自分をさらに大切にできますね。

 そうなんです。だからこそ自分の体をいたわろうとし、口に入れるものにも、どんどん気を付けるようになります。その結果、体が引き締まり、無駄がなくなっていきます。このような経験を積み重ねていただければ、生活のいたるところでヨガの良さを感じていただけると思います。

 

 何千年も前から淘汰されず続いてきたというその意味は、きっと私たちに必要だからでしょうね。

 そうだと思います。5000年ぐらい前から存在し、私たちがなぜ生まれてきて、どこに行くのかという疑問に寄り添ってくれていると思います。またそれらを考えることは、どのように死をとらえ、向かうのかという、誰もがいずれ来る現実への準備にもなると思います。

 

 死の準備をするということは、しっかり生きるということですものね。

 そうなんです。死にしっかりと向き合うことは、結局はきちんと生命を全うすること言うことです。

 

 今までお話しをお伺いしてきて、Monさんのお声は素敵な声ですね。それは先ほどおっしゃっていたヨガの呼吸法や、自分の体をいたわることにも通じるのですか?

 う~ん、どうなんでしょう!? 言えることは、この声は母親のお陰だと思います。
 幼いころ、母がエレクトーンを奏で、一緒に中国の童謡を歌ううちに、私もだんだん歌が好きになっていきました。さらには中学、高校時代はバレー部で、声を張って運動していたこともあり、大きな声も無理なく出せます。大学時代は高級料亭でアルバイトをしたため、上品な声が必要でした。このような経験から、いろんな声を出せるようになったと思います。さらにヨガは肺活量が必要なこともあり、肺や気管を始め呼吸法も鍛えられ、張りのある響く声を出せるようになったと思います。

 

 本当にとても心地がよく、リラックスできます。

 ヨガで最後で、「シャバーサナ」のポーズをしながら、「肩の筋肉を緩めて、お顔の筋肉も緩めて…」と囁き、みなさんをリラックスできるように導いていきます。本当にリラックスできるかどうか、ある意味声が大切な要素の一つだと思います。そのため、そんな風におっしゃっていただけて、とても嬉しいです。

 

 では、Monさんにとって「ウパニシャッド」、つまりヨガのその次の扉は何でしょうか?

 「ヨガ×言語」です。自分ができることは何だろう、ユニークポイントとは?と考えたとき、私にとってそれは言語です。それを生かし、次の扉を開けるとすれば、例えばヨガを英語で教えたい日本人の方向けの講座を作ったり、ボディーパーツや動作を中国語非ネイティブが、中国語で言えるようになるような講座を作ったりすることです。
 あとは、英語スピーカーのFacebookヨガグループで、「ヨガ×言語」として、中国語や日本語でヨガを学びたいかどうか聞いてみると、大きな反応がありました。そのため、母語とは違う言語でヨガを学べる、そんな取り組みも併せてやっていきたいと思います。

 

 それでは、大変名残惜しくはありますが、最後にみなさんに一言お願いします。

 私はヨガを学び始めたおかげで、改めて言語と向き合おうという気持ちになりました。やはり私が頑張ってきたこと、触れてきたこと、続けてきたことは言語で、そのいろいろな言語を使って好きなヨガを広めていければと思います。
 ヨガは仏教、さらには儒教の考え方にはつながっているものの、私自身それらをあまり学んでこなかったことに気づきました。そのため中国の歴史を含め儒教の考え方を見つめなおし、中国語でヨガに携わるとはどういうことかを、これから考えていきたいです。一方でヨガに関する英語の動画や文献が、世の中にはたくさんあり、それらを大量にインプットし、自分の中で消化をして、自分の言葉で伝えていきたいと思います。私は日本語で伝えるのが一番深く伝えられますが、より多くの方に伝えられるため、英語も中国語もさらに磨いていこうと思っています。
 ヨガの練習を継続していれば、ヨガが単なるエクササイズではないことにだんだん気がついていかれると思います。ヨガは非常に奥が深く、学習と実践の繰り返しです。実践はヨガマットの上だけでなく、日常生活で取り入れていくと、良い方向にさらに進んでいけます。
 ヨガはスピリットの入れ物である身体を整え、さらに内側のスピリット自体も高めていくためのもので、それらは自分のために、自分を見つめ直し、内省し成長するための教えです。このヨガの良さは実践でのみ感じられるものです。一人でも多くの方に、より楽に、happyに、そして自分のことを好きになって欲しいと思っていますので、よかったらぜひ一緒にヨガをしましょう!

 本日はお忙しい中、本当にありがとうございました。ヨガについてはもちろんのこと、Monさんの語学に対する情熱を感じ、私も今日から気持ち新たに取り組んでまいりたいと思います。これからも、どうぞよろしくお願いいたします。本当に有意義なお時間をありがとうございました。

 


 

Monさんと初めてお会いしたのは、中国語のコミュニティで、

お会いする前に自己紹介文をいただいていたため、先に私なりのMonさん像が

(勝手に)できあがっていた。

その像とはビジネスで洗練され、非常に効率的なキャリア女性という気がしていたが、

実際画面の向こう側でお会いしたMonさんの印象は、少し違うものだった。

もちろんキャリアとして戦ってきたからこその、理路整然とした説明などはお手の物。

ただ私が最も惹かれたのは、女性らしい柔らかさと細やかさ、

そして弾けるような笑顔が溢れ、なによりこちらを気遣ってくださる空気感が、

まとまりつくような重い感じではなく、春風のような心地よさで、

第一印象ですぐに「この方の雰囲気、とても好きだな」と感じた。

 

今回のインタビューでも、ヨガに対して無知な私の質問に対しても

一つ一つ本当に丁寧にお答えくださった。

専門的であるのに、頭にスッと入ってくるその内容は、

ご自身が探求心を持ち続け、日々ヨガに真摯に向き合った結果濾過された

いわば「上澄み液」の部分を、ご説明くださっているからだと気づいた。

 

超大手企業で、短期派遣としてシンガポールに駐在され、

キャリアを積み重ねられはするものの、「何かが違う」という心の声に

そっと耳を傾け、行動できるその強さ、そしてしなやかさ。

それはMonさんご自身が、幼いころから向かい合い「自分らしさ」を求める内省と

大いに関係があるのでは、と思わざるを得なかった。

 

国際化を図ると言いながらも、本当の意味で違う文化をなかなか受け入れられない日本。

そんな環境下で、自らのアイデンティティやルーツについて、

幼いころから人知れず、苦悩や自問は尽きなかったことだろう。

私なんかが、簡単に申し上げるのは非常に憚れるものの、

時に心のモヤモヤを打ち消すかの如く、とにかく前を向き、目的地を目指し

がむしゃらに走り続けたことも、想像に容易い。

 

そんな努力を重ねた上でのキャリア。しかし心の声に従い、立ち止まれる勇気。

これは生半可な覚悟では当然得られないもので、日々内省を繰り返し、

柔軟な考え方で臨まなければ、きっと導き出せなかったと思う。

 

今回のインタビューは、約2時間ほどのお時間を頂戴した。

Monさんの語り口調は、決して急がず、どちらかと言えばゆっくりと

1語ずつを噛みしめるように、語ってくださるタイプである。

インタビュー後、いつものように音源を書き起こしていくのだが、

ふと文字数を見てみると、なんと過去最高記録を突破していた。

その理由は、重複する内容は全くなく、

さらには、「あー、えー」と言ったフィラーがほとんど発せられないため、

2時間のどこを切り取っても“会話”がある状態だった。

 

これらはご自身がトリリンガルとして、言葉はあくまでもコミュニケーションの

ツールの1つであり、内容をきちんと伝えるためには、

そのツールを、いつも最高の状態に磨き続ける必要があること。

そして言葉の習得に近道などはなく登山のようだが、目標それぞれの"頂上”があり、

その頂を制覇すれば、また次の高い山頂を目指す必要があることを、

何よりもご自身の体験からご存じだからだと思った。

 

私がこの『情熱中国』への出演依頼をさせていただくきっかけになった、あの記事。

バイリンガルマルチリンガル同士の会話で、よく起こりうるチャンポントーク

(※その言語で分からない単語に遭遇するとすぐ、簡単に分かる方の言語に切り替えて

その場を切り抜ける会話方法) 

ついついチャンポントークをしてしまう自分に対し、戒めをされているところなど、

それぞれの言語に対するリルペクトが非常に強い。

それは「生かし生かされている」という、ヨガ哲学とも通じるところがあり、

ご自身が今生きている意味、そして支えられて生活されている意味を

ヨガと得意な語学とを以って、実践されていると感じた。 

 

その根底にはヨガを通し自らが開放されたように、

以前自分が“与えてもらったもの”を、一度自らに落とし込み、

そして還元しようとするお姿に、尊敬せずにはいられなかった。

 

きっとMonさんははにかみながら、「そんなにすごい人ではないですよ」と

謙遜されるであろう。しかしその青の炎のような情熱はキレイで、

なおかつ人の心にも、静かで安定した光をともし続けるだろう。

その静かな明るさがMonさんの強さであり、惹きつけられてやまない魅力であろう。

 

今週末もシンガポールの青空の下、笑顔があふれるMonさんがマットの上で

ヨガの魅力を伝えてくれるに違いない。その青の炎から発せられる光を見に、

コロナが収束すれば、ぜひ会いに行きたい。そんなことを願うインタビューであった。

 

情熱中国(10-1)【Monさん・トリリンガルヨガインストラクター】

情熱中国(10-2)【Monさん・トリリンガルヨガインストラクター】

情熱中国(10-3)【Monさん・トリリンガルヨガインストラクター】

 


 

これまでの『情熱中国』の記事はこちらをクリック

 今後も中国(あるいは中国関連)で奮闘される方を取材、あるいはインタビューをし、「人と人」「人と情報」をつなげたいという理念のもと、有益な情報を皆さんにも共有していただけるような、そんな企画になればと思っております。

 ある日突然、インタビュー依頼のご連絡が届いた方には、ぜひ今お持ちの専門性、独自性、影響力等の非常に価値のある情報やご経験、熱い思いを、存分にお伝えいただければと存じます。また逆に中国、あるいは中国語で「こんなことを知ってほしい、こんなことを伝えたい」という情報をお持ちの方がいらっしゃいましたら、ぜひご一報いただければ、取材やインタビューをさせていただきたいと思います。

 これからもこの企画をはじめ、ブログをご愛読いただければ幸いです。

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