ちゃーちゃん@中国瀋陽

オンライン中国語講師|中国語ネイティブの発音と、より楽しく学べる方法を模索中|漫才や“脱口秀”など、面白い事(言葉遊び)が大好きな関西人

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情熱中国(10-1)【Monさん・トリリンガルヨガインストラクター】

中国にゆかりのある「人と人」「人と情報」をつなげたいという熱い思いから

始まった企画。その名も「情熱中国」

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(※決してパクリなどはしておりません。もとが良いので敬意を表し、少々拝借しているだけです。)

 

 今回でインタビュー人数が2桁に達し、今まではまた違った嬉しさがあった。

また改めて今までご参加くださった方、並びに記事をご覧いただけた方に

 心よりお礼を申し上げたい。

これまでの『情熱中国』の記事はこちらをクリック

 


 

今回は、日本や中国にとらわれることなく、「国際人」として

日・英・中トリリンガルヨガインストラクターとして、ご活躍のMonさん。

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Hello everyone! My name is Wen.
A sVYASA and RYT200-certified yoga instructor and avid yoga practitioner of 7 years, it’s my passion to inspire physical and emotional wellness through yoga techniques. Born in China, brought up in Japan and now married to a Singaporean, I bring my unique cross-cultural mindset into my yoga instruction.
Besides being fluent in Mandarin, Japanese and English, I am keenly aware of various cultures’ learning characteristics. The cross-cultural exchanges and interactions after class is also an added bonus for my students and I. :) 

 

はじめまして、Wen(日本語のニックネームはMon)です!
インド中央政府公認ヨガ講師認定証、全米ヨガアライアンスRYT200認定証保有のヨガインストラクターです。
私は日本育ちの中国人で、結婚を機にシンガポールに移住してきました。異なる文化のマインドセットを持ち合わせ、日英中の3 カ国語が話せますので、参加者のニーズによって多言語対応致します。ヨガセッションの後は、参加者の皆様同士が異文化交流を通して仲良くなって頂けたらと思います。この美しいシンガポールで、皆さんと気持ちのよいヨガのひと時を一緒に過ごせることを楽しみにしています。

 

大家好!
我学习瑜伽已有7年了, 现已获得印度瑜伽研究生大学认证的瑜伽教练资格书(印度中央政府公认), 并且同时获得美国瑜伽联盟认证的瑜伽教练资格证书。
我可以用日,英,汉三种语言提供私人瑜伽课。我是在日本长大的华侨, 结婚后移居新加坡。我有多国的文化背景,会说日,英,汉语。瑜伽课结束后,希望大家能够通过国际文化交流结识更多的新朋友。

https://5e6f286bbbe27.site123.me/

 

Monさんは、素晴らしいヨガインストラクターでいらっしゃるが、

私が知り合うきっかけは、中国語コミュニティからであった。

周りの方への気配りが大変細やかで、やり取りする文面からも、

相手へのリスペクトと謙虚なお姿が感じられ、

どうすればMonさんのような接し方ができるのだろうと、憧れがあった。

 

Monさんのブログである記事を拝見した際、この『情熱中国』に

ぜひご参加いただきたいと、心から願った。

その記事とは、ご自身の英語学習について書かれたものだった。

ameblo.jp

 

記事の中で英語発音への取り組み方が、私の中国語発音への思いと重なった。

また語学学習には近道がないこと、非ネイティブであったとしても甘えることなく

絶えず発音に対する向上心とメンテナンスを、心掛けることなどを言及されており、

国語学習の沼にはまりかけていた私に、スッと光が差し込んだ気がした。

 

Monさんは幼いころから、生活空間に2言語が存在し、

多くの方は「羨ましい」という表現を使いがちである。

しかしその裏にはご自身のアイデンティティやルーツを求め、

ご苦労されることもあったと感じる。

 

何より、日本語と中国語だけに甘んじることなく、

中学1年生で、英語を話す同年代に感じた衝撃と歯がゆさを胸に、

コミュニケーションのツールとしてのEnglishに対し、

絶えず情熱を燃やし続けている。

 

自らアメリカへの交換留学生として、チャンスをつかみお仕事へとつなげられた。

それに甘んじることなく、海外出張や同僚とのやり取りで、

ご自身の言語となるまで、磨きをかけられた。

 

ご結婚を機にシンガポールに移住され、

インド・バンガロールにある伝統的なヨガ研究大学 

『Swami Vivekananda Yoga Anusandhana Samsthana (S-VYASA)』 の

シンガポール分校であるVyasa Singaporeにて、200時間の本格的な

ティーチャートレーニングを受け、インストラクターの資格を取得。

現在は、トリリンガルヨガインストラクターとしてもご活躍されている。

 

そんなMonさんの、ヨガに対する愛と情熱、

そしてご自身が描かれる、これからのヨガとの関わりについてのインタビューを

早速ご覧いただきたいと思う。

  


 

 本日は『情熱中国』のインタビューをお受けいただき、誠にありがとうございます。

 こちらこそ今日のインタビューのために、私のブログも隅々までお読みくださって、ありがとうございます。

 

 ブログ1記事1記事に、本当に引き込まれました。リンクをご用意されていた大学時の交換留学生としての記事も拝見しました。

 ありがとうございます。でも本当に稚拙でしょう(笑)お恥ずかしい限りです。

 

 この8年間のご成長といいますか、さまざまなご経験、学生から社会人というステージを経て、大人の女性へと階段を駆け登られたんだなというのが、読み終わった後の第一感想でした。

 そう言っていただけると、とても嬉しいです。

 

 もちろん今のブログは洗練されていて素敵です。一方で交換留学の記事は、その時のMonさんが画面から語り掛けてくれているようで、その素直な文体が伝えたいというパワーを秘めていると感じました。言葉はあくまでも「自分の気持ちを伝えるツール」であり、その言葉にどれだけのパワーを注ぎ込めるか。そしていかに相手の心に届けられるかだと、日頃から思っています。本当に心をわしづかみにされました。

 褒め上手ですね、ちゃーちゃんさん。

 

 いえいえ、私は正直なことしか言えない人間ですから…。
 今回ヨガのことを中心にお伺いしようと思うのですが、「ヨガに興味があります!」といいつつ、すでに「やるやる詐欺」です。無知で本日お伺いすることは、当て外れなことも多々あると思うのですが、ぜひご教示いただければと思います。どうぞよろしくお願いいたします。

 こちらこそ、どうぞよろしくお願いいたします。

 

 まずMonさんのブログを拝見し、いつも思うことは「ヨガ愛がすごい!」ということです。

 そうですね。もともとは失恋をした時、ホットヨガから始めました。その後マニーシュさんに「ホットヨガは余計な負担がかかっているから」と常温のヨガをすすめられたんです。

 

 ご自身では、ヨガの道は紆余曲折があり「スロースターター」とおっしゃっていますが、ブログなどからお見受けするMonさんは、目的があればすぐにつかみに行こうとするタイプではないでしょうか?

 周りを見ていると、ヨガを始めたばかりですぐにインストラクターの資格を取りに行かれる人や、始めて数年で難易度の高いポーズができる人がいらっしゃるんです。そういう方々と比べると、私は本当のヨガの良さに気づくまでは、時間がかかったと思います。

 

 現在ヨガ歴は7年ぐらいですか?

 そうですね、もう7、8年ぐらいです。

 

 ブログを拝見し、ヨガは本当に面白いと思われ始めたのは、シンガポールに滞在されるようになってからですか?

 おっしゃる通りです。ただ、このきっかけをくれたのが日本で出会ったマニーシュ先生の存在なんです。それまでは「ヨガ=汗をかいてストレス解消。スポーツ」というような感覚でしたが、その後マニーシュ先生のクラスで、本格派のインドのヨガを知ることができました。

 

 本格派のインドヨガとはどのようなものですか?

 例えばレッスンで、『マントラ』というお祈りの歌を歌ってくださるんですが、その歌はマニーシュ先生に出会うまでは聞いたことがなかったんです。また先生が紳士で誠実で、それでいて堅苦しくなく、ユーモアーや愛嬌もお持ちです。さらに男性でありながら女性のような母性もあり、生徒みんなを包みこんでくれるような、とても素晴らしい先生でした。

 

 素敵ですね。

 そうなんです。マニーシュ先生に付いて学習していたあの2年間で、「ヨガをきちんと学ぶならインドのオーセンティックなところで学びたい」と強く思うようになりました。それでシンガポールに来たときに、インドの方がやっているヨガスクールに通うことにしました。

 

 4か月で200時間学ばれたというスクールですか?

 そうです。

 

 シンガポールはどのような経緯でお越しになったのですか?

 経緯を少し詳しくお話すると、2017年に前職の短期派遣でシンガポールにやってきました。その時、主人とも知り合いました。ただ任期は半年間だけでしたので、いったん帰国をしました。その後、本社と再度シンガポールへの駐在希望を申請するものの、再派遣の道は難しく、会社を辞める決意をしました。

 

 ご決断されたんですね。

 決意をしてから退社までに、一度シンガポールに渡り、婚姻手続きをしました。それによりシンガポール配偶者ビザを取得できたため日本の会社を退職し、今度はシンガポールを生活拠点とするためやってきました。

 

 スーツケース2つだけをお持ちになってですよね。

 そうです。
 先ほどのシンガポールのヨガスクールを選ぶ話の続きになりますが、半年間のシンガポールでの任期中に、同じようにシンガポールで駐在されていた先輩も本社に戻っており、退社のご挨拶をさせていただきました。その際に、奥様がシンガポールでヨガインストラクターの資格を取得されていたことをお話しくださるとともに、奥様をご紹介いただけることになりました。

 

 ご縁ですね。

 はい。その後、奥様にご推薦いただいたシンガポールのヨガスクールが、伝統的なヨガが包括的に学べるインド系のスクールということ、そしてちょうど自宅付近ということもあり、そのスクールに通うことにしました。本当に面白いご縁ですよね。

 

 Monさんの生き方は流れに身を任せるというか、とても自然体にお見受けします。そちらはヨガの哲学なんでしょうか?

 流れに身を任せているように見えます?(笑)

 

 自分のできる力の中で、最大限のことができれば良しと思われているように感じます。

 本当ですか?嬉しいです!

 

 完璧を目指し努力はするけれど、人は得手不得手もありますし、全てにおいて完璧にすることは不可能です。またないものねだりは、ご自身が苦しくなると思うんです。そのため「自分の最大の努力を尽くせば良し」というスタンスを、お持ちなのではと感じています。
 と言いながら、学生時代や大手企業でお勤めのときは、「上」を目指されていて、自分はHappyでないと、気持ちがギスギスされたこともあるのではないでしょうか?

 そうですね。いつも頑張り屋なところはずっと変わってないんですが、以前の企業で8年程勤め、短期派遣としてシンガポールにも来ることができました。
 海外駐在は、入社当時からの夢でしたが、自分自身を振り返ると、女性であるがゆえに結婚、特に出産にはリミットがある。けれどやはりキャリアも欲しい、駐在もしたい。とは言え、駐在の見通しは立たないし、自分の都合では何ともならないというジレンマに不安だらけでした。そんな先の見えない中で、長期的なゴールが不明確なまま必死に前を進もうとしていたんだと、今振り返ると分かります。

 

 現実問題として、女性ならではのリミットは、言うに言えない不安が押し寄せてきますよね。

 私の場合、長期の駐在ではなく、短期ではあったものの非常にありがたいチャンスを頂戴しました。またその派遣先のシンガポールで、主人にも巡り合えました。
 駐在を機会に少し立ち止まって考えたとき、私が一番求めていたものは「家族」だったと気がつき、結婚し、大切な人のそばにいて、生活をしたいんだということでした。一つの会社でキャリアを積み、終身雇用の中で忖度をし続ける、それよりは主人とともに生きる道を選ぼうと思い、結婚を決めました。ある意味それまでの価値観から抜け出すという意味で、退職をするというのは私にとって大変大きな決断でした。

 

 内定をもらったとき、海外派遣が決まったとき、それぞれの瞬間において、それまでの努力が認められたという気持ちがあったと思います。ただ海外派遣が無事終わり本社に戻ると、次の目標が見えてこなかった。そこで「この道ではないのでは…?」と、一度立ち止まれた強さに、心から敬服いたします。なぜなら流されてしまった方が、絶対に楽だからです。

 そうなんですよね、きっと。

 

 Monさんはキャリアで海外生活もご経験され、言語は堪能。欲しいものを手に入れられ、多くの方が憧れる存在だと思います。それでもご自身の心の声に耳を澄ませ、そのレールから踏み出せる勇気は、いったいどこからくるのでしょうか?

 主人がよっぽど魅力的だったのかな(笑)

 

 確かに良い出会いは新しい扉を開くことを後押ししてくれますよね。ちなみにご主人もヨガをされるのですか?

 いえいえ、全く。私としては主人こそ長身なのに猫背なので、絶対にトライして欲しいのですが…。体が硬く、痛すぎると避けられていました。しかしこの数週間前から、興味を持ち始めてくれたので、主人のため一生懸命メニューを考えたんです。「それを一緒にしようよ」と誘うと、「一番効果があるシンプルなポーズ2、3個でいいんだけど」と言われ、その2、3種類をひたすら二人で取り組んでます。

 

 夫婦で。素敵ですね! そんなご主人とだから、立ち止まる勇気を手に入れられたんですね。

 そうですね、あと、おそらくシンガポールという場所も、大いに関係があると思います。

 

(第2部につづく)

 

情熱中国(10-2)【Monさん・トリリンガルヨガインストラクター】

情熱中国(10-3)【Monさん・トリリンガルヨガインストラクター】

情熱中国(10-4)【Monさん・トリリンガルヨガインストラクター】

 


 

これまでの『情熱中国』の記事はこちらをクリック

 今後も中国(あるいは中国関連)で奮闘される方を取材、あるいはインタビューをし、「人と人」「人と情報」をつなげたいという理念のもと、有益な情報を皆さんにも共有していただけるような、そんな企画になればと思っております。

 ある日突然、インタビュー依頼のご連絡が届いた方には、ぜひ今お持ちの専門性、独自性、影響力等の非常に価値のある情報やご経験、熱い思いを、存分にお伝えいただければと存じます。また逆に中国、あるいは中国語で「こんなことを知ってほしい、こんなことを伝えたい」という情報をお持ちの方がいらっしゃいましたら、ぜひご一報いただければ、取材やインタビューをさせていただきたいと思います。

 これからもこの企画をはじめ、ブログをご愛読いただければ幸いです。