ちゃーちゃん@中国瀋陽

オンライン中国語講師|中国語ネイティブの発音と、より楽しく学べる方法を模索中|漫才や“脱口秀”など、面白い事(言葉遊び)が大好きな関西人

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「中国語発音について語る」イベント開催報告(&少しばかり発音練習のヒント)

先週、【号外】としてお知らせいたしました「中国語発音について語る」のイベント。

 

昨日無事開催され、10名もの方がお忙しい中ご参加くださいました。

皆様、本当にありがとうございました。心より御礼申し上げます。

 

企画者である山岡義則さんが司会を担当され、私は冒頭でレッスンを受けた感想について

お話しさせていただく機会を頂戴しました。

発音矯正レッスン後、気づきはたくさんあったのですが、

今回は森川寛先生や、山岡さんそして特別ゲストとしてご参加くださった、

司法通訳をされていらっしゃる、ゆかりん姐こと後藤ゆかりさんのお話しを

お聞きいただくお時間をたくさんご用意できればと思い、

私はその中でも特にお伝えしたいトップ3を、お伝えさせていただきました。

 

 

1.中国語発音は「息の使い方」「息の量」がポイント!

 

私自身の中国語の発音を聞くと、どうも音に「厚み」がありません。

これは息の量が少ないことが原因の一つだと思います。

息の量とは日本語は口先でボソボソと話すのに比べ、中国語は腹の底からという表現が

合うように、“圧”がある声を出します。

私の実母が、「あなたが中国語を話していても、ちっとも“圧”を感じないのに、

娘婿が話すと、どうしてあんなに大きな声で、さらに“圧”を感じちゃうのかしら」

というのが、大きなヒントになっていると思います。

また中国語は子音を発生する前に少し溜めを作ることで、より広大な大地でも

相手に届きやすい、大きく“圧”のある音が出ます。

これらを踏まえると、日本語と比べると約4倍ほどの息の量が必要になるそうです。

 

また中国語では「开嗓子」と言いますが、喉を開けることでさらに届きやすく

厚みのある声がでます。ちなみに喉が開くというのは歌手が歌う時のイメージです。

私はこの喉を開くことがなかなかできず、厚みのある音が出せずにいたのです。

そのため、イベント内ではこれらの説明と共に、喉の開き方や口の筋肉の鍛え方などの

練習方法の一つずつをご紹介させていただきました。

 

山岡さんも発音のための舌や口の筋肉の鍛え方、息のコントロール方法として、

「英語の発音練習のための書籍ではあるけれど、中国語に応用できる部分も載っています」と

こちらの書籍をご紹介くださいました。

DVD&CD付 日本人のための英語発音完全教本

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2.中国語の発音は「子音」も大事、でも「母音」はさらに大事!

 

日本人が苦手な有気音、そして無気音。

(特に「音の溜め方」は無気音の方が難しいと思います)

さらにはそり舌音と呼ばれるzh、ch、sh、r。

そこに注目をしがちで、もちろんこれらの子音も非常に大切ですが、

案外日本人の発音から抜け出せない原因は「母音」にあったりします。

 

なぜなら、中国語の「a」と日本語の「あ」、「u」と「う」、「o」と「お」。

似ているような音ですが、音は決して同じではありません。

音が同じでないということは、口の形、開け方、舌の位置などが異なります。

しかし実際は、日本語にも近い音がある故に、日本語の音で発音してしまっている場合が

往々にしてあります。実は私もその一人でした。

そのため今まで日本語の母音で代用していることに気付かず、今回の森川先生の

レッスンで初めて母音の違いを見つめ直す機会を得たため、

陥りやすい間違いの一つとしてご紹介させていただきました。

 

 

3.切磋琢磨できる仲間を見つけよう!

 

発音練習とはあくまでも筋トレ。

つまり舌を上下左右に動かしたり、口を大きく開いたり、すぼめたり…。

筋肉は3日トレーニングをしなければ、元の状態に戻ってしまうそうです。

となれば、発音練習、音読練習は毎日するに越したことはありません。

でも時に意味乾燥である発音練習を、一人で続けていくのは辛い時があります。

そんな時、助けてくれるのが同志であり、仲間です。

 

以前私のブログでもご紹介させていただいた初志さんと、あめちゃんさんが

「#毎日音読」というサークルを作っていらっしゃいます。

 (※2019年8月25日 20時現在、メンバーは30名。

twitterをお持ちでなくとも、Wechat IDがあればご参加いただけます。)

 

現在ピンインレベルから発音を見直しているため、この2か月程

長文は音読していませんでしたが、私もメンバーの皆さんに刺激を受け、

久方ぶりに音読に挑戦しました。

 

  一群顽皮可爱、聪明伶俐的猴子为了捞出掉入井中的月亮,不辞辛苦的倒挂在空中一遍又一遍地捞着,这表现了它们对生活环境的关心和热爱,我们人类也应该像猴子那样保护环境,热爱自然。

 

※中国語学習者の皆さま、講師の皆さま、中国語ネイティブの皆さま

コメント欄やメールに、率直なご感想や改善点、アドバイスをお伝えいただければ幸いです。どうかご遠慮なさらず、ちゃーちゃんの中国語向上に一役かってやろうと、ご協力いただけますよう、よろしくお願い申し上げます。

 


 

 イベントは約1時間、その後自由参加の座談会として約1時間行われ、

山岡さんの豊富な知識、森川先生の的確なアドバイスと中国語発音の心得、

ゆかりん姐の通訳としての中国語との向き合い方等、お話しくださいました。

またご参加くださった方からのご質問にも、色々な立場や経験からお答えくださり、

私自身も非常に学びの多い機会を頂戴しました。

 

森川先生が発音を極めていく気持ちがあるなら、

「音読をする時、ネット上の音源やCDを真似るだけではなく、なぜその音を強く読んだのか?

(例えば「発明家」と読むとき「発」ではなく「家」を強く読む)

その疑問にきちんと答えられ、それが(CDなどの)音源と同じ強弱のつけ方であれば、

その音読の仕方を続ければよい。そのぐらい1文字1文字を大切に分析してほしい」というお言葉。

私も考えながら音読はしていたつもりですが、「なんとなく」で流して読んでいる部分もあり

非常に耳の痛い、ありがたいお話でした。

 

その際、森川先生から「呉志剛先生の強弱のつけ方が非常に参考になる」

とのアドバイスがあり、『中国語解体新書』をオススメくださいました。

中国語解体新書 語彙、文法、読解、リスニング強化が1冊でできる!

中国語解体新書 語彙、文法、読解、リスニング強化が1冊でできる!

 

( CD音源には呉志剛先生の他に、著者でもありNHK国際局アナウンサーの李軼倫先生、

さらにNHK国際局アナウンサーの李茜先生など、音読のプロ中のプロが集結しています)

 

森川先生のアドバイスを元に、どこに強弱を置くかを自分で考え、また音源を

徹底的に真似、研究し、最終目標はきちんとした中国語の音とリズム感が出るように

精進したいと思います。

 

 

追記:

山岡さん、森川先生、ゆかりん姐、そして私の4人で、これからもこのような

中国語に関連するイベントを企画していきたいと考えております。

お知らせはブログを通し発表させていただきますので、

引き続きご注目いただければ幸いです。どうぞよろしくお願いいたします。

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