ちゃーちゃん@中国瀋陽

オンライン中国語講師|中国語ネイティブの発音と、より楽しく学べる方法を模索中|漫才や“脱口秀”など、面白い事(言葉遊び)が大好きな関西人

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SC神戸中国語スクール 森川寛先生による「中国語発音クリニック・上級編(No,3)」

今日は旧暦の七月七。中国は今日が七夕なんです。

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さて、先日そして昨日と、SC神戸中国語スクールの森川寛先生による

発音クリニックの授業が公開されています。

 ・SC神戸中国語スクール 森川寛先生による「中国語発音クリニック・上級編(No,1)」

 ・SC神戸中国語スクール 森川寛先生による「中国語発音クリニック・上級編(No,2)」

 

本日はその第3弾。

「力強さの秘密」として、中国語の音には「ため」が必ず必要と言うこと。

そして、単母音「a」の出し方について説明してくださっています。

(画面をクリックいただけると、YouTubeの画面に移ります。中国からの方は

VPNでの接続をお願いします。)

 

ところで「ため」自体が何なのか?

そう思われた方も、いらっしゃるのではないでしょうか?

私も長年中国語に関わってきましたが、「ため」が必要と知ったのは最近のことです。

 

少し私の中国語学習歴に触れると、ほとんど0の状態で、中国に飛び込み

発音や文法を含む“学習”は、全て中国語で教わりました。

そのため発音に関しては、ひたすら先生の真似をするという方法で身に着け、

今となって多くの間違いに気付くありさまです。

 

「ため」の話に戻りましょう。

日本語を話すとき、意識的、無意識に関わらず、アナウンサーや司会業など、

特別声の出し方に注意する職業でなければ、息のコントロールはされないというのが

一般的だと思います。

その感覚で中国語を話すため、何となく切れのない、抑揚に乏しい中国語になります。

逆に中国の方が話をすると、怒っているように聞こえるのも、この「ため」が

原因の一つでもあると思います。

 

日本人らしい中国語を卒業するには…、その解決策の一つが「ため」です。

発音前に「クッ」とほんのわずかの時間ですが、音がない状態を作ることにより、

息を少し貯めることができます。

(音を出すための口の形をした後、わずかの時間差があり、音が出てくる感じです)

その貯めた息を一気に吐き出すことにより、中国語らしい発音をすることができるという訳です。

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(私の「ため」のイメージは、こんな感じです)

 

そして中国語短母音の「a」。

「あ」の音は、日本語にも存在するため特に干渉を受けやすい音の一つです。

音声学の用語を使い解説するよりも、実践レベルでお話しするとすれば、

日本語の「あ」よりも、中国語短母音の「a」は、

もっと喉の奥で、喉を締めつけられるような感覚で発音します。

これは私も森川先生のレッスンを受けるまでは、知りませんでした。

 

発声の仕方や音の作り方は、森川先生の動画解説をご覧いただければと思います。

 

さて、明日はとうとう最終日。

どんなお話をお伺いできるでしょうか? どうぞお楽しみに!

 

SC神戸中国語スクール 森川寛先生による「中国語発音クリニック・上級編(No,1)」 

SC神戸中国語スクール 森川寛先生による「中国語発音クリニック・上級編(No,2)」

SC神戸中国語スクール 森川寛先生による「中国語発音クリニック・上級編(No,4)」 

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