ちゃーちゃん@中国

中国滞在10年以上の日本人女性から見える「生の中国」とは?



あなたの目には、中国はどのように映っていますか?

あなたが本当に知りたいことはなんですか?

影響力等は決してないですが、日本人と中国人の誤解が少しでも解ければと思って始めたブログです。



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中医の「咳止め“薬”」と「便秘“薬”」教えます

先週木曜から、主人は北京に出張中。

週末は我が子を独り占めし、一緒に滑り台で遊んだり、団地の広場を走り回ったり…。

日曜日。気温はそれほど低くはなかったが、風が強く、体感温度はかなり肌寒い感じだった。

外で遊ぶこと約2時間、我が子が鼻水が出始めたため帰宅した。

 

いつもに比べ食欲がないことから、今夜熱が出なければいいがと思っていたが、

夜中2時頃、気になって我が子に触れるとかなり熱い。

体温計で熱を測ると、38.8度。「やっぱり」という思いだった。

一旦解熱を含んだ風邪薬を飲ませ様子を見ることに。

幸い薬が効いたのか30分ほどしたところで、スヤスヤと眠り始めてくれた。

 

明け方、午前中は、熱が一旦落ち着いた。しかしお昼ご飯を食べたあたりからまた38度台に。

そこでいつもお世話になっている、あの中医の幼児マッサージの先生に連絡をする。

(関連記事はこちら。その(1)その(2)

 

実はこの王医師とは年間契約を結んでおり、通常の二十四節気前後3日間のマッサージの他に、

我が子の体に異常を感じた場合に連絡し、24時間体制で連絡が取れるようにしている。

(Wechatにメッセージを残しておけば、すぐに「指示」の返信してくれる)

今回もオンラインで折り返しの連絡をくれ、昼寝から起きたら連れてくるようにとの

メッセージをもらった。

 

診療所に到着。いつものように舌診から始まり、触診、脈診、腹診を経て、問診へと至る。

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舌診をした時点で「ふん、ふん。なるほどね」と、おおよそ病状が分かったようだった。

ただご自身の診立てに過信をせず、触診、脈診、腹診をし、確認と言った感じで問診へと移る。

 

「大便はおそらく水っぽく、黄色がかってると思うんだけど、どうかな?」

「そうです。」

「昨夜熱がでて、一旦下がって、今また38度ぐらいだよね?」

「はい。一旦収まって、午前中は落ち着いていただんですが、またちょっと熱が出てきました。」

「おそらくこども園で風邪の菌をもらって来てて、昨日寒さにあたって抵抗力が低く

なったところで、菌に負けちゃったかな。この程度なら明日、明後日には熱は収まるはず。

心配には至らないので、お白湯をたくさん飲ませて、ゆっくり休ませてあげてください。」

 

そう言って、いつも通りマッサージをし始める。

普段はボディーローションを使って、肌のすべりをよくするのだが、この日は医療用の

低いアルコールを使っていた。

アルコールが蒸発する作用を利用し、皮膚から熱も一緒に蒸発させようという技法である。

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マッサージをしてもらうこと約30分。王医師は相変わらずマッサージをしながら、

「うん、(熱が)下がってきたね」とのこと。

確かに額の熱さが、少し引いたように感じ、実際体温計で測ってみると37度前半になっていた。

 

毎回のことだが、我が子を私の膝の上に座らせマッサージを受けている間、

中医の知識も色々伝授してくれる。

  • 大便が水っぽいのは、体内に「冷気」があるということ。簡単に言うと体が冷えているということ。その時水分摂取のためにと、常温以下の水を飲むことは、更に体を冷やしてしまうから、必ずぬるま湯を摂取するように。できれば1時間ごとに3度以上の割合で。排尿で「冷気」を排出させる手助けをすること。
  • 鼻水も体内に「冷気」がある証拠。足湯をして体を温めること。足湯に生姜を擦って入れることにより、温もりが伝わりやすく、足湯が終わった後も温かさを保ちやすい。
  • 発熱と言うと体を冷やさなければという思考になりやすいが、その原因になっている風邪は「冷気」。熱が出たからと言って、冷たいものを食べさせないこと。体が火照っているので気持ちよく感じるが、医学的にはお勧めしない。
  • 夏のもの、例えばスイカ、きゅうり、茄子、トマト、それにバナナ、キウイなどは摂取しないこと。これも体を冷やしてしまう。逆に冬のもの、とくにカブやニンジンなどの土の中にできる根菜類がよい。
  • 風邪を引いた時は、栄養をつけようと思ったりせず、とにかく消化の良いものを。消化の負担になる、弱っている体に余計に付加をかけるので、お粥、麺類ぐらいでよい。肉類、タマゴ類、海鮮類は避ける事。特に鶏系(チキン、鴨、アヒルなどのお肉や卵)は厳禁。咳を誘発させる。味付けも極力薄口で。
  • 熱が下がって咳が出るのは、一種の浄化作用。また夜の睡眠時、明け方に咳がひどくなるのは、自然現象なので心配はいらない。睡眠によって体力が回復し、肺機能を正常に戻そうとしている証拠である。

 

そしてぬるま湯の摂取よりもさらに良いとして、今回教えてくれた「大根生姜湯」。

咳を静め、弱った胃を保護し体も温めてくれることから、1時間に最低3回、

咳をするごとに一口飲むと更に良いとのことだった。

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※水300ml、大根5切れ、生姜3切れ。(お好みでどうぞ!)

 

火にかけること、約5分。

沸騰してきたところで火を止め、ひと肌になるまで冷まして飲む。

この際あまり煮立ててしまうと、生姜の辛さが出てしまうため、子供が飲む場合は

煮立てずに大根と生姜をマグカップに入れ、湯をかけても良いとの事。

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ただ先に白状すると、お味は結構癖があり、我が子は一口飲んでNO!

(王医師曰く「子供が理性で飲める年齢になったから、今回伝えた」との意味がここで分かる)

私も実のところ、飲まなくて良いならば飲みたくない(笑)

まさに「良薬口に苦し」である。

 

これは医食同源の考え方にも通じるところがある。

基本臓器と同じ色の食材を食べると、その部分を保護する機能があると考えられている。

そのため肺(白色)=大根、心臓(赤色)=トマト、という具合である。

 

また排泄することで、体内の「冷気」も排出するのだが、食欲がなくあまり食べないこと

そして胃腸の働きが弱くなることから、排泄が滞る場合もよくある。

その場合は、「火龙果(=ドラゴンフルーツ)」が良い、ただこちらも体を冷やす

作用もあるので、たくさんは食べないようにとのこと。

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日本ではドラゴンフルーツは手に入りにくい、という話をすると

「それじゃあ、蒸苹果(=蒸しリンゴ)」と教えてくれた。

この蒸しリンゴは消化を助けてくれるだけでなく、咳止め効果もあり、風邪を引いた時に

オススメである。

作り方は至ってシンプル。一口大に切っても良いし、皮をむいてそのまま丸ごと蒸しても良い。

 

いつも色んなお話をしてくれるのだが、今回王医師がマッサージの手を動かしながら、

つぶやいた話が心に残った。

 

「今の親は人間本来が持つ治癒力を、なかなか信じられず待てない。

もちろん自分も子を持つ親として、子供が苦しんでいる姿は見たくない。

けれど忘れてはいけないのは効き目が早いということは、副作用も強いと言うこと。

西洋医学を私は否定をしないし、中医では手に負えないこともある。」

 

(実際に以前、我が子が施術を受けている時、診療所に飛び込んできた親子がいた。

王医師はすぐに駆け寄り、脈拍と舌診、目の下の方を見て「すぐに病院へ」と指示を

したことがあった。)

 

「私は西洋医学中医は、対立ではなく、補い合う関係だと思っている。

ただ今は、すぐに効果がみられる西洋医学が重視される傾向にあるが、薬も飲み続ければ

だんだん効きづらくなってくる。

『ここ一番』という時に、その薬の効力を最も引き出せるのは、日頃から体調管理に気を配り、

薬とは程遠い生活をすること。現代人は薬を『安心薬』として使いすぎている。

これを繰り返していると、いずれ人類の敵は薬となる日が来るのではと、密かに思っている。

もちろん杞憂であればいいのだが。」

 

この話を聞いた時、ふと以前読んだ本を思い出した。 

異国での子育て、特に子供が乳児の時、一番心配だったのは「病気」だったからである。

日本一忙しい小児科医が教える 病気にならない子育て術

日本一忙しい小児科医が教える 病気にならない子育て術

 

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この本のお陰もあって、我が子はほとんど病気をせずにここまで来てくれた。

また病気をしても、大事には至らずすぐに回復し、笑顔を見せてくれた。

私達親も、我が子が健康ですくすく育ってくれていることで、多くの心配と気苦労を

感じることなく、生活をさせてもらえたと感謝している。

 


 

月曜日に王医師の診療所に通い始めて、本日で3日目。

風邪の症状もかなり落ち着いてきた。

今日もいつも通りマッサージをしてもらいながら、中医の話を聞いた。

 

「『人は自然の摂理と共に生きること』が、体に一番負担をかけない。そのためには…」

 

このお話はまた次回、ゆっくりお伝えしたいと思う。

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