ちゃーちゃん@中国

中国滞在10年以上の日本人女性から見える「生の中国」とは?



あなたの目には、中国はどのように映っていますか?

あなたが本当に知りたいことはなんですか?

影響力等は決してないですが、日本人と中国人の誤解が少しでも解ければと思って始めたブログです。



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東洋医学の観点から ~咳や鼻水を伴う時の注意点~

実母はとにかく子供に対する勘が鋭い人で、兄のバイク事故を前日に言い当て

大事に至らなかったり、私の病気を予測したりと、とにかく“スーパーマザー”だった。

好奇心から母親に尋ねると「毎日しっかり子供と向き合っていると、微妙の変化が

分かるようになるし、なんとなく子供に対する勘も鋭くなってくるものよ」との

解答だった。

 

先週金曜夕方、こども園にお迎えに行った際、いつものように走り回る我が子を見て、

「何かが違う」と感じ、なんとなく今晩あたり熱が出るのではと思っていた。

そして午後9時頃、赤い顔をし始めたと思うと一気に39度まで熱が上がってきた。

夜中は熱が下がっては上がり、上がっては下がりの繰り返し。

 

病院には土曜日朝5時頃、近くの総合病院に連れて行った。

その病院は小児科も急患で24時間体制。大事には至らず、泥遊びなどでしっかり手を洗わずに

指を口に入れたか、ご飯を食べたか、とにかく細菌性のものだとの判断だった。

 

そういえばこども園の農園で取った写真が、担任からWechatに送られていた。

こども園は年間2度の入園時期があり、3月がその1度。ここ数日新入園児の受け入れで

先生方はてんやわんや。以前のようにじっくり子供一人一人に向き合うのは難しい時期だ。

おそらく農園の授業で土いじりをした際、あるいは砂場で遊んだ時に、なんだかの形で

口に細菌が入ってしまったのだろう。子供にはよくある事だ。

 

土曜日午後、一旦熱は下がったものの夜になると38度台になったので、以前にもご紹介した

東洋医学の小儿推拿(=幼児マッサージ)に、日曜日の朝に訪れることにした。 

基本こちらには、二十四節気の当日を含む前後3日間、つまり1か月に6回訪れ、

皮膚を刺激したり、ツボを押さえてもらうことで免疫力を高めてもらっている。

 

まずいつものように舌診から始まり、触診、脈診、腹診を経て問診へ。

舌と喉を見た時「上火了」とのこと。この“上火”は日本語にそのまま訳ができる言葉がなく

表現が非常に難しいが、「<中医>のぼせる。便秘または鼻腔・口腔などの炎症をさす」言葉。

或いは怒った時、辛い物を食べた時、よく眠れなかった時、胃腸の具合が悪い時など

「体の中に熱気があり、口内炎ができたり、体調が悪い状態」を指す。

 

最近瀋陽は乾燥している。こういう時も「上火」の状態になりやすい。

また熱を出す前日、こども園の滑り台がお気に入りでなかなか帰らず、抱きかかえて

帰宅したは良いが、ずっと大泣きをして怒り続けていた。これも「上火」の原因だろう。

「上火」になり免疫力が落ちたところに汚い手で触り、ばい菌が口内に入ったという

診立てだった。

 

診察中何度か出た咳の音を聞き、お腹の辺りを触診したあと、唇の色が赤過ぎると指摘をし、

「消化器官が疲労しているけれど、何か甘いものを食べさせたりした?」との質問を受けた。

病院でもらった薬が苦いのか、一口も飲まないので、少しアイスクリームに溶かした

と主人が伝えると、お叱りを受けることになる。

咳や鼻水を伴う時の注意点
  • アイスクリーム、チョコレートなどお菓子類、菓子パン、清涼飲料水はもちろん、糖分の多い果物類なども厳禁。
  • 食事は白粥、あるいはうどんなど消化の良いものを。「栄養のあるものを」と肉や海鮮を食べさせるのは厳禁。消化器官の疲労を促進させるだけ
  • 味付けは薄ければ薄いほど良い
  • 鶏系(鶏肉、卵、アヒル肉、鴨肉、ピータン等)は、特に熱を体内に貯めやすいため、咳や鼻水が伴う時、「上火」の時は控える
  • リンゴを蒸して食べさせる
  • 1時間に最低3~5回は水分補給。最善は咳をするたびにお白湯を飲ませる
  • お白湯は必ずひと肌~ぬるま湯程度。常温、冷温、高温は厳禁
  • 咳が出るからとすぐに咳止めを飲ませるのではなく、とにかく水分補給をし、「熱気」を排出する。
  • 排泄することで、体内の「熱気」を放出させる
  • 夜中~明け方に咳が多く出るのは、肺機能を修復しようとしている証。快復の証でもあるため、それほど心配はいらない
  • 痰の排出を促すために咳が出た時、手根部で背中の真ん中より上の部分を押し上げるように、下から上へと軽く叩く

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医師の注意事項を聞きながら、頭と心の中で反省していた。

そういえば、卵粥を作って食べさせていた。

 

風邪などでも咳や鼻水を伴う場合は、消化器系が疲労していることが多く、まずは

その疲労を取り除いてやることが必要らしい。

しかし風邪などの場合、特に年配の方々は体力をつけさせなければとの考えから、

海老やミンチなどの肉、卵などを食べさせてしまう傾向がある。

咳や鼻水がある場合は、白粥あるいはうどん等の麺類に、白菜などを少し入れ、

いつもより軟らかめに煮たものを食べさせ、まずは消化器官を休ませる。

咳が収まったら肉や卵、海鮮類などを少しずつ摂取するのが良いらしい。

 

さすがに肉や海鮮は考えなかったが、鶏系が「上火」を促進するものとは知らず、

卵粥にしたのは、どうやらよくなかったようだ。

 

注意事項を話ながら、医師の手はひっきりなしに動いている。

皮膚などをマッサージしているからだ。



また今回は体内にこもった「熱気」を排出させるため、刮痧(かっさ)も行う。

通常は石や水牛の骨で作られたプレートを使って肌をこするのだが、幼児ということで

指でつまむ方法で行った。

刮痧(かっさ、Cassa)

 2,500年もの歴史を持つ中国の民間療法で、石や水牛の骨で作られたプレートを使って肌をこすり、血液の流れをよくする方法のことを言います。

 専用板を使用し、ツボをすったり皮膚をさすることで、血液中の毒や老廃物を押し出し、リンパや経路の流れを良くすることを目的としています。

 かっさを行う効果には、小顔作用やリフトアップ、身体のむくみやデトックス効果が期待できます。

 近年は、全身に使用する事が可能なため、かっさを利用したフェイシャルエステやリラクゼーションサロンなど、身近にサービスを受けられる店舗が増加中。血液だけでなく、水分や気の巡りが悪いと老廃物等が溜まりむくみやすくなったり、顔こりを起こしやすくなったりします。美容の一環として取り入れる方も増加しており、女性だけでなく男性にも広がりを見せています。

https://www.refle.info/dic/d0060/より

 

擦って赤くなるところが「痧(シャー)」と言われ毒素が貯まっている証拠である。

(※かっさ後の画像は、ビックリされる方もいらっしゃると思いますので省略します)

 

我が子も、特に肺の周りは「痧(シャー)」が出ていたが、かっさが効いたのか、

苦しそうな咳も少し収まってきた。

気管支のとおりをよくするため、気管分岐部のあたり遠赤外線で温めたりもしてもらい、

約1時間かけて施術が終了。

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医師のアドバイスである消化のよい食べ物を食べ、今日は5日目のマッサージ。

発熱はしなくなりほぼ咳も収まり、様子を見るためにこども園は休んでいるが、

家の中で元気に遊ぶ姿をみて、やれやれと少し安心している。

 

西洋医学は効果が早いが、体への負担も大きい。

それに比べ東洋医学は効果が見えづらい部分も多く、胡散臭いと信じない方も少なくない。

しかし東洋医学の神髄は病を未然に防ぐことである。

 

今回も日頃から二十四節気ごとにマッサージをしてもらい、免疫力を高めていたからこそ、

大事に至らずに済んだのではないか、と思ったりしている。

 

日常生活の中でも、東洋医学の考え方は多く用いられている。

中国の病院には「中西医結合科」と言って西洋医学東洋医学を融合した科があり、

このようにお互いの良いところを認め、受け入れ、足りないところは補う。

そんな生活を、私自身もしていきたいと思っている。

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