新年も明け、今日で7日目。
日本では今日から“本格的”に仕事始めという方も、いらっしゃるのではないだろうか。
中国は、1年のうちで最大級のイベントである2月5日の春節(旧正月)に向け、
いわば今が“日本の師走”。日に日にバタバタ感が増してきているように思う。
ちなみに12月30日~1月1日の3日間、中国も「元旦節」というお正月休暇であった。
そしてこの後「春節」が控えており、今年は大晦日に当たる「除夕」の2月4日~10日までが休暇である。
(※春節は旧暦、つまり陰暦で計算するため毎年異なる。来年2020年の春節は1月25日。)
日本と中国で「年を越す」という概念が違うだけでなく、今年の干支も少し異なる。
日本では「亥」つまり「イノシシ」であるが、中国では「猪」。何かと言えば「豚」である。
もちろん中国からすればまだ「年越し」はしていないので、2月4日までは戌年となり、
その日までの出産は、戌年生まれである。
と、前置きが長くなった。本題に入るとしよう。
以前もご紹介したように、私はHSP(Highly Sensitivie Person。人の気持ちに敏感すぎる人)で
仕事や活動を起こす時、結果よりも相手の気持ちが気になり、本末転倒と言うことも多い。
自分の発した一言で、相手の顔色が変わると、そればかりが気になる。
同僚の昨日とは違うそっけない態度で、「何か知らないうちに悪いことをしたのでは」と
相手と接触するたびにビクビクする。
(相手ご本人は出勤前、ご主人とケンカをしたという全く私とは関係ない事で、イライラ)
そのため自己啓発や、コーチングなどを受講したり、フランクリン・コヴィー博士の
『7つの習慣』を読んだりして、自分を変えようと思う時期もあった。
しかし、思うようにいかない。なぜか暖簾を押したような気持ちになる。
なぜだろうと思っていたこの数年間。先週末、やっとその答えに出会えた。
それがてらっち (id:teratchi)さんのこちらの記事。
なるほど!
「主体性を発揮する」ということが、できていなかったのだ。
「主体性とは、どのような状況に置かれても、自分の価値観に基づいて反応を選択すること」
運良く(?)、今日からプロジェクトのメンバーが少し変わり、昨日までのメンバーの他に、
初めましての方と、お久しぶりの方が約3分の1ずつの割合になる。
これはチャンスではないか!
自分の価値観に基づいて、新メンバーとは接してみよう。
そう大きく決意をして、昨夜はベッドに潜り込んだ。
だが、やはり見るのは「それができない私」の夢。
いつものようにモジモジ、ハラハラ、ドキドキ。相変わらず必死で相手の姿を追いかけている私。
夢から覚めて大きく深呼吸していると、ふと左手のあたりに温もりが。
主人が「大丈夫」と言って、握ってくれていたのだ。
今朝、我が子をこども園まで送り、その足で最寄りの駅まで車で送ってくれた主人。
ラジオから流れるニュースが、ただの音にしか聞こえていないほど緊張していた。
主人が「このニュース、やばいね」という呼びかけにも、「そだね」と上の空。
主人はそれ以上何も言わなかったが、きっと心配していてくれたに違いない。
駅に着き、下車する瞬間。
「うまくやろうなんて思わなくていい。ただ目の前のプロジェクトに集中すればいい。」
と、主人が声掛けしてくれた。
そうだ! プロジェクト成功のために、ただただ必要なことを、上手でもなく下手でもなく、
そのままの自然体で取り組めばいい。
その気持ちのまま到着し、新プロジェクトメンバーとの挨拶をすませた後、
さっそく要望と要求を冷静な言葉で、(主体性を気にしつつ)、普通の態度で伝えた。
「はい、了解しました」という相手の反応。
あっ、なんだ。こんなことだったのかと、少々調子が抜けた。
とは言ってもこのHSPが明日、明後日で変わるわけでも、今日のように毎回ことが
すんなり運ぶわけではない。きっと要所要所でHSPの顔が見え隠れするだろう。
だからこそ、この40代は「少々面の皮を厚くすること」心がけたいと思う。
それが今日ある意味で「仕事始め」だった私に、新しく立てた小さな目標だった。