昨日、北京留学時代の友人4名が、東京から、奈良から、大阪からわざわざ来てくれた。
私の8歳下という彼ら。弟や妹のように感じるところもある。
彼らと会うのは約10年ぶり。別れは北京オリンピックが今年の夏に開催されるという頃であった。
10年ひと昔と言われるが、彼らは体型体重も維持。見た目は10年前そのもの。
でも話をすれば、この10年間社会にもまれ、さまざまな困難を克服し、一回りも二回りも大きくなり
家庭をもち、キャリアを重ね・・・、成長した彼らを見るのは頼もしかった。
そんな中、「もう結婚祝いか、出産祝いか、何を祝ってるかも分かりませんが(笑)、これどうぞ!」
と言われて差し出されたプレゼント。
BluetoothでiPhoneやiPadと接続ができる、折り畳み式キーボード。
いろいろ書き留めておきたい私には、iPadの画面キーボードでも、じれったい気持ちになる。
そんな私を知っての贈り物。
キーボードの充電はUSBケーブルから。さらには、iPhoneなどを立てかけておける部品も同梱。
角度も微調整できるため、非常に使いやすい。
私は以前販売職だったこともあり、取扱説明書や仕様書を見るのが結構好きだ。
そこで今回も、例外なくチェックしてみる。
微妙な表現はあるものの、これらは許容範囲ではないだろうか。
早速キータッチの感触などを確かめてみると、ペラペラした感じでなく、しっかりと打ち込め
入力がしやすい。
またインストールなどなしで、スッと繋がるのもありがたい。
言語の選択もOSによってキーは異なるが、スムーズに行える。
我が子が寝静まってから、このキーボードをいただいたことが嬉しくて、意味もなく主人と
今日来てくれた友人たちにメッセージを送ってみたりした。
北京で過ごしたあの濃い数年間。
思い出を分かち合える彼ら。もちろん私の好みも、知ってくれている彼ら。
話をしているときも、10年ぶりに会ったにもかかわらず、本当に穏やかな時間が流れた。
「何か」をともに目指し、努力し、助け合った仲間。
何年たっても、ひとたび再会すればあの時の時間が流れるのだろう。
それはまるでいつも心の隅にある、「折りたたんであった思い出」のようだ。