ちゃーちゃん@中国

中国滞在10年以上の日本人女性から見える「生の中国」とは?



あなたの目には、中国はどのように映っていますか?

あなたが本当に知りたいことはなんですか?

影響力等は決してないですが、日本人と中国人の誤解が少しでも解ければと思って始めたブログです。



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「打是亲骂是爱(=叩くのは可愛いから、叱るのは愛があるから)」 ~中国の幼児の躾を考える~

最近私のブログによく登場するミンミン。我が子より10か月幼い従兄妹である。

ミンミンの代名詞は、まさに「ワンパク」。

この国慶節の連休で北京から遊びに来ているのだが、正直毎日手を焼いている。

 

「打是亲骂是爱(=叩くのは可愛いから、叱るのは愛があるから)」というのが

中国の伝統的な教育方法であり、この数日間それを実感するようなことが続いている。

また「再不听话,就打你屁股了(=これ以上言う事聞かないなら、お尻叩くよ!)」

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それ以外にも、さらにより多く耳に届く「否定形」のフレーズ。

  • ダメ!
  • ~してはいけない!
  • 〇〇するような子は嫌い!
  • そんなことをするなら、あんたのことなんかいらない!

 

他にも中国の躾方法の一つと言ってしまえばそれまでなのだが、

悪いことをすると義両親がミンミンに対し、「『大娘(=ここでは私のこと)』は

そんなことするミンミンを大嫌いだ!」と言うのを聞き、全く思っていないことを、

勝手に言われるのは辛いことを伝え、今後は言わないで欲しいとお願いした。

 

私としては、それを言われた後のミンミンを、ただただ抱きしめ

「そんなこと思ってないよ、大丈夫だよ」と言ってあげる事しかできなかった。

 


 

ミンミンは「両親が稼ぎ、祖父母が子守り(孫守りと言うべきか)をする」という、

現在の中国社会の典型的な“子育て体制”で、毎日を過ごしている。

そのため普段忙しい両親に代わり子育ての軸である祖父母は、やはりミンミンに甘い。

 

もちろん祖父母に育てられるメリットも、論文などでもたくさん発表されているのは

知っているし、参考にといくつも目を通してきた。

しかしこれらは三世代同居などで、あくまでも親が基軸となってという話である。

 

さらに一番の問題は、休日は両親、その他の日は両家の祖父母が交代で子育てをする。

そのためダブルスタンダードならぬ、トリプルスタンダードが多く存在し、

ミンミン自身が戸惑っているように思える場面も、何度か遭遇した。

また子供の教育方法は、あくまでも「上⇒下」というスタンスのため、威圧的。

一方的でコミュニケーションというより、「服従」という言葉がしっくりくる。 

 

そういう私も、両親からは厳しく躾けられ、一方的な服従式、威圧式で育てられた。

時には「もうあんたのことなんか、知らない」と何度も言われきたため、

「上⇒下」というスタンスが当たり前で、躾けとはそういうものだと思っていたが、

20歳を過ぎた頃、たまたま親戚の家を訪問時、ある出来事に遭遇した事が転機となる。

 

A君5歳、3人兄弟の長男、活発で利発的だが、とにかく落ち着きがなく“ワンパク”。

 

椅子を倒し、物を投げ、ワガママ放題。間違いなく私が知るNo,1の悪がきだった。

部屋の中は泥棒が入ったかのような、見るも哀れな状態。誰もがお手上げ状態。

腕白度も最高潮に達したとき、帰宅し様子を伺っていたママがゆっくりと動いた。

「A、ママちょっとお話しがあるんだけれど」と手招きをし呼び寄せ、しっかりと

抱きしめた。

 

その後子供の目を見て、決して脅すでもなく、声を荒げるでもなく、いたって

平常心で、ゆっくりと子供のレベルに合わせ、諭すように一言一言子供に確認する

ように話しかけ、コミュニケーションをとった。

 

それまで、あれほどまでの暴れ具合が嘘のように、ママの話をしっかり聞き、

自分でおもちゃ、散らかした椅子を片付け始めた。

まさに「目から鱗」だった。

 


 

その経験を踏まえ、主人と子供の出生前から話し合い、決めた我が家の教育方針は、

下記の2点以外は子供自身が納得するまで、見守るスタンスである。

 

  1. 生命の危機、今後生活に困難が及ぶ可能性がある怪我に至ること
  2. 人に迷惑をかける、人の尊厳を侵す、人を傷つける 

 

もちろん、「見守る=隣で見ている」という話ではない。

子供だからと一方的に上から押さえつけるのではなく、怒鳴りつけるのではなく、

我が子にきちんとダメな理由を説明し、しないように話し合いをし、

お互いが納得する着地点を一緒に模索する。

 

時にイライラし、怒鳴ってしまいそうになるときもあるが、「試されている」と、

一呼吸置くように心がけている。(それでもうまくいかないことはあるが・・・)

 


 

ママ歴が片手の指でも余ってしまう私が、子育て、躾について語るのは、

時期尚早は覚悟、おこがましいのは承知の上で、ミンミンが些細な事で

一方的に叱られている姿を見て、疑問符が消えずにいる。

中国の今の子育てが「少し偏っている」ように思えるのは、私だけではないはずと

思う、この国慶節長期休暇である。 

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