ちゃーちゃん@中国

中国滞在10年以上の日本人女性から見える「生の中国」とは?



あなたの目には、中国はどのように映っていますか?

あなたが本当に知りたいことはなんですか?

影響力等は決してないですが、日本人と中国人の誤解が少しでも解ければと思って始めたブログです。



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大型連休国慶節にむけ、決戦の火ぶたが、まずは“夫婦間”で切って落とされる

仏教の世界では、この世には「修行」に来ているらしい。

修業ーー苦悩や怒り、煩い、悲しみ、苦痛を経験し、それらに耐えること。

そして修業が無事終了すれば、天に召されるそうだ。

 

そういう意味では、まだまだ私は長生きできそうである。

というのも、先日「怒りに満ちた時間」を過ごしたからだ。

 


 

国際結婚だからか、夫婦仲を聞かれることが結構ある。

もちろんたまにはケンカもするけれど、私たち夫婦はとても仲が良い。

しかし私たち夫婦にも、「地雷トピック」があることを以前のブログで紹介した。

 

中国はまもなく大型連休がやってくる。

10月1日~7日の国慶節を控え、今から計画を立てる人も少なくない。

我も今月3日の夜、「7連休どうしよう、家族3人で何をしよう」とにやにやしながら

考えていると、Wechatの着信音が立て続けに鳴り響くのが耳に入る。

 

何事かと思って見てみると、新着メッセージ22件

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「この短期間に何が起こった!?」と思い、急いで開いてみると

義両親 + 義弟夫婦 + 義父の姉(伯母) + 義父の姉の子(潔姉さん) + 私たち夫婦の

合計8人のグループができあがっており、

そのグループ名は、なんと「2018国慶節一家団欒 in 瀋陽

 

えぇ!? 全く知りませんけど・・・

 

早速主人に聞いてみると、9月28日に动车(=中国の新幹線)で

義両親と義弟夫婦の子供(ミンミン1歳6か月)、伯母の4人が先に瀋陽入り。

その後、9月30日に義弟夫婦と潔姉さんの3人が、自家用車で瀋陽入り。

さらに瀋陽在住の義母の弟夫婦も呼び、合計12人で国慶節を過ごすとのこと。

 

晕!(=気絶しそう!)

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いつもの事、と言ってしまえばそれまでだが、不意のカウンターパンチ。

「普通さ、先に私に一言相談、とかない?」と尋ねると、

「楽しい事なのに、なんで相談が必要?」との返事。

イラッと指数:★☆☆☆☆☆☆☆☆☆

 

思わず質問が機関銃のように出てしまう。

「ミンミンが来るってことは、離乳食私が作るってことだよね?」

「そうだね。嫌ならお母さんに作ってもらえばいいよ~」

イラッと指数:★★☆☆☆☆☆☆☆☆

 

「うん?義弟夫婦が後で来るってことは、私がミンミンの面倒みるってことだよね?」

「そうだね。よろしく~。まぁ、でもみんないるからさっ!」

イラッと指数:★★★★★☆☆☆☆☆

 

「まさかこの2DKの部屋で、大人5人子供2人寝るわけじゃないよね?」

「そうだよ。トイレが問題だよね。きっと朝は混んで大変だわ~」

イラッと指数:★★★★★★★☆☆☆

 

「12人来るってことは、外食するってことだよね?」

「外食もするけど、せっかくだから、日本料理でも作ってあげてよ。

あっ、朝はここで食べるように、チャチャって簡単なもの作って~」

イラッと指数:★★★★★★★★☆☆

 

会話中も引っ切り無しに「チロリンチロリン」と鳴り響くWechatの着信音。

主人は、普段はこういう返答は絶対にしないのだが、

嬉して、興奮し、感情のコントロールとロジカル思考がうまくできていないようだ。

 

さらにダメ押しの一言。

「せっかくみんな集まるから、親戚をみんな呼んで35人で大宴会するよ。

しかも大娘(=義父の兄の奥さん、最年長)も来るから、エレベータがあるか、1階。

さらに「35人1卓」で座れる個室があるレストランを予約しなきゃなんないから

レストランの下見と値段チェックのために、一緒に何軒か行くよ。

さぁ、忙しくなるぞ~!!! 」

イラッと指数:★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★、測定不可能!

 

「ふ~」と一息ついて

そこからの夫婦のやり取りは、みなさんのご想像にお任せする。

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実は、私は休日はインドア派。またせっかくの大型連休は家族3人で過ごしたい。

しかし主人にとってはこの12人は当然のごとく「家族」なのである。

 

そのため、「我が子をこども園に預けて、なぜよその子を見なきゃいけないの?」

と言いそうになって、早々と口をつぐんだ。

「よその子」なんて表現を口に出したものなら、一発KO、即退場。

きっと土下座をして平謝りしても、主人は私のことを許してくれないだろう。

 

さらにもう一つ言えば、私のパーソナルスペースは非常に広く、一気に

ヅカヅカ、ドンドンと来られると恐怖、不安を感じて、逃げ出してしまいたくなる。

(※仕事だと割り切れば全く問題なく、飛び込み営業、テレアポ、プレゼン、スピーチ飲み会なんでも来いだが、プライベートは極力ひっそり過ごしたい)

 

中国の多くの方は他人との距離は遠く、淡白な関係だが、友人、さらに家族になれば

一気に縮まる。時としてその距離は、0と化してしまうこともある。

「親子間の0距離」は、日本人から見れば「いつまで親離れ、子離れできないんだ!」

と思う程、“(あくまでも日本人から見た)子供扱い”は一生続いていく。

 

お互いの距離が少し縮まると、

「寒いから今日は服をたくさん着なさい」「ご飯は食べたか?」

「お水をたくさん飲みなさい」「早く寝なさい」「明日は何時に起きる?」など

いろいろ(あくまでも日本人からすれば、口うるさく)言ってくる。

 

これらは中国の方の思いやり、いたわり、相手を大事に思う気持ちの伝え方なのだが、

この伝え方は日本人にとっては、少々(いや、かなり)窮屈でしつこく感じてしまう。

そのため「そんなに子供扱いしないでくれ!」と思ってしまう日本の方にとっては、

辛く感じたり、鬱陶しかったり、イライラしてしまうことも多くあるだろう。

 

日本人の「適度な距離は美」「つかず離れず」「遠くから見守る」という考えではなく

距離が近ければ近いほど親しさの表れ、つまり大切に思っているということになる。

 

そのため中国の方からすれば、良かれと思ってやっていることなので、

日本の方がなぜ不快に感じているのか、もしかすれば不快に感じていることすら

気づかず、お互いの間に、誤解や摩擦、距離が生じてしまうこともある。

 

もちろん家族だけでなく、日本人が言う“親戚”や親しい友人も

とても近い距離感での接してくるので、その文化を理解し、慣れてきたと言っても

春節や大型連休の全親戚の団欒などで、距離が近い日々が重なると、

こんなに長く中国でいる私も、お恥ずかしながら、受け入れられなくなってきて

悩んでしまったり、困ってしまったり、時には苛立つこともある。

 

また距離感とは別に、もう一つなかなか越えられない大きな隔たりがある。

何とか受け入れようと努力中だが、ハードルが高く、「これぞ異文化!」と思うこと。

それが「中国家族の热闹(ワイワイ、ガヤガヤ、にぎやかに騒ぐ事)である。

 

つまり、人数が多い方が“热闹”で良い、大きな声の方が“热闹”で良い、

一つのことをワイワイ、ガヤガヤしながら決めるのが良い・・・。

 

中国の多くの方が、一旦大型連休になると、里帰りをし団欒をするのは、

この「热闹」が目的だったりもする。「热闹こそ幸せの証」と考える人も少なくない。

日本人には考えられないことかもしれないが、春節に休みが取れず里帰りできなければ

会社を辞める人も少なくない。そのぐらいこの热闹を重視し、団欒に重きを置く。

特に我が家は「热闹万歳!」「热闹最高!」「热闹 is No,1!」なのである。

 

私は中国の家族一人一人は好きなのだが、みんなで束になって来られ、热闹されると

リオのカーニバル + スペインのトマト祭り + 岸和田だんじり祭り

一度に来たみたいに、ワイワイ、ガヤガヤ、ペチャクチャ、ガハハハハハ!

もうしっちゃか、めっちゃかで、対応不可となってしまう。

 

さらに当たり前だが、言語が全て中国語。頭の中はフル回転で、もう異様な興奮状態。

热闹期間中は、いつもうまく眠れず、心身ともに疲れ切ってしまうのだ。

 

なんとか馴染もうと毎回努力をするのだが、約35年間で作り上げてきた性格と環境を

この数年で一気に逆方向に舵を切るのは難しく、「まだまだ改善の余地あり」

というところである。

 


 

話しをケンカが終わったところにまで戻そう。

1時間ほど言いたいことを言い合えば、それで終わりの私たち夫婦。 

怒りを引きずって、次の日は迎えないため、朝はいつものように仲のいい夫婦。

お互い昨夜の騒動を反省し、今回の「2018国慶節一家団欒 in 瀋陽」に向け

目標を立てることにした。

 

主人は「热闹」を外に向かわせるべく、外食の回数を増やすことを提案し

私はせっかく家族が集まるので、全家福(=家族写真)を取るのはどうかと提案した。

 

早速主人は「12人の団体御一行様」のためのレストランを、いくつか探し始め

私は家族写真が取れる何軒かのスタジオに電話し、詳細を確認。 

さらに、温泉好きの家族のため大江戸温泉グルーポンを確認し、

12人分の入場券の手配を済ませた。

 

また二人で「親戚35人の大宴会個室」を探し出し、一緒に下見に行き予約を完了した。

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大型連休で、家族が一緒に団欒するために、みんなが大移動をする。

その事前準備の度に、夫婦間の空気が一夜(に限り)、気まずくなる。

郷に入れば郷に従えで、今回こそはと思うが、

毎回、次から次へと「えぇ?」「マジで?」「どうしてそうなるの?」が出てきて、

自分のキャパシティーがオーバーしてしまう。

 

だから今回からは1つ、たった1つでいいから「自分が心から楽しい」と

思えることを探そうと思う。

そして次の大型連休である春節の時は、1つプラスした、2つを探そうと思う。

その1つ1つを積み重ねていけば、まずは気持ちが楽になり、

大家族団欒の度に、きっともっと楽しくなっていくはずである。

 

中国に嫁いだということは、言葉の壁以上に、この人との距離感の違い「热闹」

克服、いやそんなオドロオドロしいことではなく、

その文化を知り、理解し、自分のペースで消化しなければならないと改めて思う。

 

でも、少しずつでもその違いを受け入れ、自分の一部にしていくことができたならば、

きっと新しい自分にも出会え、成熟した素敵な女性になれるかも知れない。

「大型連休が来るたびに一歩一歩成長している」、そう胸が張れる自分をめざし

また中国にどっぷりとつかっていこうと思う。

  

追記:

主人がローストチキンを買ってきてくれた記事を、昨日発表した。


ローストチキンが届いたわけは、どうやらあの夜のケンカに対する

主人からのお詫びのようだ。 その心遣いが、なんとも嬉しい。

そんなことは何も言わずに買ってきたが、すまなさそうなモジモジ君

「気づいてくれ~」という念力から、察しないのは妻失格のレッテルもの。

 

ありがとう! またまた惚れてしまうやん!(笑) 

今日は土曜日、主人の好きなあのおかずでも作ろうっと。

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