先日3月5日は啓蟄。
啓蟄(けいちつ)は、二十四節気の第3。二月節(旧暦1月後半から2月前半)。「啓」は「開く」、「蟄」は「虫などが土中に隠れ閉じこもる」意味で、「啓蟄」で「冬籠りの虫が這い出る」(広辞苑)という意を示す。春の季語でもある。
現在広まっている定気法では太陽黄経が345度のときで3月6日ごろ。暦ではそれが起こる日だが、天文学ではその瞬間とする。平気法では冬至から5/24年(約76.09日)後で3月8日ごろ。
期間としての意味もあり、この日から、次の節気の春分前日までである。
ちなみに中国語では「惊蛰」と書く。
この違いは何なのか気になって調べてみると、
どうやら前漢の第6代皇帝・景帝(けいてい)の忌み名を避けるために
変更されたとあった。
瀋陽も最近は北風から、南風が吹くことが多くなり、
風があってもどこかに少し、春に向かい確実に進んでいるように感じる。
そして本日、スーパーで見つけたこちらの野菜、「香椿」。
「春」の文字が入っていることからも、お分かりいただけるように
春の食べ物である。
義母が好きで、以前一緒に買い物に出かけたときに
「この野菜が出回ると、瀋陽にも春がくる」と教えていただいた。
よくご覧いただくと、香椿の下に氷が敷き詰められているように、傷みやすく
店頭に出回る期間も非常に短い。
本日は買い物の後野暮用があったため、今日は購入せずに帰宅した。
実際は下記のような食べ方があり、特に卵との相性が良いように個人的には思う。
また非常に香りがよく、食欲をそそる。
日本のサイトでも調べてみると、数は少ないがヒットした。
【みんなが作ってる】 香椿のレシピ 【クックパッド】 簡単おいしいみんなのレシピが348万品
東北の冬は厳しい。
だからこそ、春の訪れが日本で生活していた時よりも、さらに愛しく思う。