国慶節休暇は、今日が折り返しの4日目。
1日目~3日目は、スーパーへ買い出しに行ったり、家でゆっくり過ごしたりしたので、
今日からは我が子のために動こうと、夫婦で話し合っていた。
ただ朝起きてみると、非常に寒い。
ちなみに一番気温が高い(であろう)午後1時過ぎでも、ひと桁台の6℃。
さらに風もかなりきつめの6級。思わずトレーナーとライトダウンを準備したほどだった。
そのため、もともと予定をしていた植物園を急きょ変更し、
瀋陽師範大学に隣接する、「遼寧古生物博物館」まで恐竜の化石を見に足を運んでみた。
- 住 所:辽宁省沈阳市沈北新区黄河北大街253号
- 電 話:+86 (0)24 8659 3017
- 開館日:9:30~16:00(最終入場15:30)
- 休館日:月曜、木曜
- 入館料:無料(身分証明書が必要、外国人はパスポート)
- Baidu:辽宁古生物博物馆_百度百科
今回はマイカーでだったが、もし公共機関を利用される方は
地下鉄2号線の瀋陽師範大学駅(沈阳师范大学站)にて下車、D出口すぐ。
全4階建て、建物面積15000㎡、8つの展示ホール、16つの展示ブースから
構成されているだけあって、非常に見ごたえがあった。
更にはどこにも「No Phote」の案内もなく、基本は全て撮影可能。
ということで、本日はこちらの遼寧古生物博物館を体験いただこうと思う。
まずは外観から。
そして建物に入ると、いきなりグッズ販売のショップ。
ミニチュアの恐竜などの他にも、化石なども販売しており、
「そういえば子供の時に両親と恐竜展に行き、虫の化石を買ってもらい、
毎日光にすかして眺めては、恐竜の世界への空想に浸っていたなぁ」と思い出し
一気にテンションが上がる。
ショップを抜けるとステゴサウルス、ティラノザウルス、
さらには大きな角を持つトリケラトプス、空を飛ぶプテラノドンなど
恐竜たちが一斉にお出迎え。
その奥には、ブラキオサウルスの巨大化石が3階まで首をのばしている。
ただ少し視線を右にずらせば、垂れ幕がかかっているところがなんとも中国らしい。
その他1階には「恐竜と一緒にプリクラコーナー」「3D体験コーナー」「恐竜映画」などの
有料コーナーが設置されていた。
2階は恐竜の歴史や、色々な化石を紹介。
こちら许氏创口海百合(Traumatocrinus hsui)は植物に見えるが、どうやら動物らしい。
他にもたくさんの化石が、所狭しと並んでいる。
3階は映像を使った紹介。
中国の考古学に偉大な功績をあげた、学者や教授などの紹介ブースもあった。
さらには恐竜の骨(脛骨)を触って体験するコーナーも
そして先程1階から見あげた、ブラキオサウルスの化石。ついにご対面~!
そして最上階の4階へ。
到着してビックリしたのは、この博物館一(大人たち)の人気をさらっていた一角。
その先に見えるものは…。
社会の教科書で習った人類学の、あの北京原人!
その隣には、マンモスの化石も。
これらの化石を見ながら、「あぁ、ロマンがある」と主人に伝えると
「だってさっきから、我が子より楽しんでるもんね」と言われる始末。
そして1階まで戻り、卵型の入り口をした「瀋陽恐竜ブース」に足を踏み入れる。
もうそこは、夢の世界だった。
博物館では約2時間程、滞在していた私達親子3人。
なかなかその場を離れない我が子と私に、主人は相当苦労をしたそうだ。
いやいやいや、1日中見学してもだって足らないぐらいである。