ちゃーちゃん@中国瀋陽

オンライン中国語講師|中国語ネイティブの発音と、より楽しく学べる方法を模索中|漫才や“脱口秀”など、面白い事(言葉遊び)が大好きな関西人

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中国にて、我が子は只今トイトレ中!

「トイトレ」つまりトイレトレーニングのことで、オムツからパンツに移行中である。

 

中国のトイレトレーニングの時期は結構速い。

おそらく1歳にならないうちから、オムツを外す家庭が多いと思われる。

そのため今年の春節で家族と親戚が団欒で集まった時、2歳にならない我が子が

まだオムツをしているのを見て、親戚中からお叱りをうけた。

 

中国と言えば「开裆裤」と呼ばれる、股割れズボンが存在する。

パンツも穿かずそのまま直に穿くため、男の子はおち〇〇んがお目見えしている。f:id:chachan-china:20180925120545j:plain

最近は衛生上や、マナーの問題で公共の場では禁止されてきているところもあり、

完全紙オムツ派や、外出時はオムツ・家の中では「开裆裤」を穿かせる家族が増えた。

さらに瀋陽のように寒さが厳しい地域では、凍傷になる危険性もあるため、

あまり見かけなくなった。とはいえ中国の文化の一つと言えるであろう。

 

我が子は私が抵抗があったのと、私の母が「絶対反対!」を唱えたため、

「开裆裤」に一度もお世話になることはなかった。

 

またオムツつながりで、こちらの幼稚園への入学条件に下記の2つがある。

 ・トイレトレーニングが済んでいる(少なくとも自分で「行きたい」と言える)

 ・ご飯を自分で食べられる

 

実際我が子のように私立のこども園であれば、これらの条件を満たしていなくても

入学を許可してくれることが大半だが、公立ともなれば3歳から「幼稚園」としての

受け入れしかなく、年齢的にもこの2つは必須条件である。

 


 

我が子はパパとは完全中国語で、私とは完全日本語でコミュニケーションをとり、

普段から二言語に接しているため、両言語の聞き取りは問題ないが、

言葉を発言する方は少し遅め。

この現象は論文などでも多く発表されており、3歳ぐらいまで続くとのことだ。

 

そのためベビーサインを6か月頃から、積極的に取り入れ、

意思疎通ができないことで、ストレスをためないようにしてきた。

 

さらに日本語の「食べる」は、中国語では「吃」となり、同じものが違う言葉になる。

口に手を当てるベビーサインをしながら、「食べる(または“吃”)」と言うことで、

この異なる言葉は同じ意味であることを伝え、教えた。

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そのためか「言っていることを分かってくれない」という理由で、

癇癪を起すことは今までほぼなく、父と母は違う言葉を話しているというのも、

分かっているようだ。

その証拠に私には日本語で「抱っこ」、パパには中国語で「抱抱」と言いながら、

手を広げるベビーサインをしながら、抱っこをおねだりをしてくる。

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 そんな我が子も、この夏から本格的にトイレトレーニングを開始した。

「おしっこの“しー”(または“小”)」「うんちの“うーん”(または“大”)」と

言いながら、お股やお尻をポンポンと叩いて教えてくれたりする。

最近では自分でおまるに座り、用を足せることが多くなってきた。

 

しかし遊びに夢中になっていて、間に合わずにお漏らししてしまうことも…。

 

昨夜も遊びに夢中になり、おしっこがないかと尋ねても「ない」を連発し、

布団を敷いている私をよそに、最後はお漏らしをしてしまった。

しかし普段と違う行動パターンが読み取れた。つまり自分で片付けようとしていた。

中国の家庭ではほぼどの家庭にもあるであろう、床掃除用モップ。

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そのモップを使い、自分のおしっこをふき取っていた。

床を掃除することは、普段の私の行動を見て理解しているが、正直ビックリした。

最後はモップを洗いたかったのだろう。私のズボンを引っ張り、

洗い場まで連れて行かれた。

毎日一歩また一歩と、少しずつ、少しずつ成長しているようだ。

 


 

短い秋が終わり、まもなく瀋陽は長く厳しい冬に突入する。

母親としては「寒くなる前に、トイレトレーニングが完了すればいいのに」と

思いながらも、こればかりは私が焦ったところで何も変わらず、あくまでも本人次第。

気長に我が子の成長を信じ、あくまでも「親は子供の応援団長」という立ち位置で、

子供のすることを見守り、励まし、時には喝を入れ、共に成長していと思う。

 

いつか訪れるトイレトレーニング完了日。

その前に、一度ぐらい「开裆裤」の体験をするのは、親子にとっても

とても良い思い出になる、かも知れない(笑)と思う、今日この頃である。