コロナウイルスの影響を受け、経済も大きなダメージを受けています。
通訳翻訳業界も然り、中国関連業務も然り…。
中国では生活自体が、春節休暇以降約50日間程ストップしてしまったところもあり
“春”の訪れを、いつも以上に首を長くして待っています。
しかしながら、「こんな時だからこそ!」と立ち上がる方もいらっしゃいます。
そう! 中国語業界では超有名な天天中国語世界さん。
彼女の働きかけで、オンラインでの原書会が実現されました。
今までは、多い時には3か月に1度のペースで、カフェなどに集まり、
対面式の原書会は開催されていたそうです。
毎回、距離的に参加することができず、悔しい思いをしていたのですが、
今回はZOOMを使ったオンラインを、初めて試みられるとあり、
ご案内の初日に申込みました。
原書会の詳しい内容は、すでに天天中国語世界さんがブログで取り上げられており、
臨場感あふれるご紹介で、お楽しみいただけます。
ブログ内で、ご紹介いただいている通り、今回私は
『人一生要読的60編散文(人生で読むべき散文60作品)』を選びました。
こちらは購入して、早12年ほど。
留学生だった当時、(おそらく)北京王府井の本屋さんで購入。
当時、ホームステイ先で小学生の娘さんが、朱自清著『春』のを朗読しており、
朱自清が1作品目に掲載されていたため、思わず手に取った書籍でした。
・中国の家族に「おしん」と呼ばれたあの頃 ~ホームステイの良き思い出~
中身は、誰もが知る作品が並びます。
- 匆匆……朱自清
- 背影……朱自清
- 故乡的野菜……周作人
- 秋夜……鲁迅
- 海上的日出……巴金
- 我的母亲……胡适
- 阳关雪……余秋雨
- 论求知……弗兰西斯培根
さらには外国作品の翻訳版も21作品、収録されています。
購入の決め手になったのが、文章だけでなく、
多くの解説がセットになっており、作者の代表作や背景、
さらには鑑賞ポイントなどもまとめてあり、まだまだネットも遅かったあの時代には
非常に役立ちました。
『人一生要読的60編散文』より
今回ご参加された5名が、それぞれに中国語との関わり方、学習方法があり
「そういう方法があるのか!」と、非常に勉強になりました。
エッセイや随筆が好きなので、日本語でも、あまり小説を読まない私にとって
ご紹介いただいた作品や、作品紹介ブログ、小説閲覧サイトなど
非常に参考になりました。
また私と同じように、「中国語」という言語にご興味があるという方にも出会え
思わずニヤニヤと嬉しくなり、参加をして本当に良かったと思います。
会自体は約2時間あり、始め1時間は本の紹介。
そして後の1時間は、中国語にまつわる話題で盛り上がり、
最後は「コロナウイルスの影響が出ている、今だからこそ!」というテーマで
実行している(実行した)、中国語について語り合いました。
動画を作成されたり、オンラインイベントに初参加されたり
まずは今できることを一つずつ、そして今まで遠慮していたものにも
思い切って飛び込んでいらっしゃるお姿に、刺激をいただきながら
会は無事、お開きとなりました。
興奮冷めやらぬまま、Zoomの画面を閉じると同時に行ったことは、
みひゃんさんがご紹介されたNetflixの検索。
世の中に中国語学習で、こんなに便利でためになる、おまけに月額800円で
ドラマ&映画、他もろもろ視聴できるサイトがあってもいいのだろうか!!
と思う程でした。
早速申し込もうと思いつつ、中国での状況をチェック。
「やっぱり…」
どうやら中国では、サービスの提供は行われていないらしいのです。
さらにVPNからの接続は、チェックがかかり基本ブロックされているため、
つながらない会社も多いとの事…。
(2020年最新!中国で「NETFLIX」を見る方法!対応VPNはどれ? | 中国VPN比較探求サイト〜VPN LABO〜 参照)
現在はかべネコVPNを契約しているため、他社に変更しようかしら…
とまで思う程、このNetflixに一気に心が引かれてしまいました。
このような情報を惜しみもなく、共有していただける原書会。
書籍の事だけでなく、中国や中国語のこと、それにまつわる悩みに至るまで
本当に有意義な時間でした。
コロナウイルスで暗いニュースが続く中、天天中国語世界さんが
「できるだけこのようなオンラインイベントを、開催しようと思います」との
お言葉をかけてくださり、次回もぜひ参加させていただくため、
また原書を読み始めようと、新しい本に手を伸ばし始めました。
さて、次回は何をご紹介しようかな…。