ちゃーちゃん@中国瀋陽

オンライン中国語講師|中国語ネイティブの発音と、より楽しく学べる方法を模索中|漫才や“脱口秀”など、面白い事(言葉遊び)が大好きな関西人

◆スポンサーリンク◆


主人との馴れ初め

「主人は中国人、だから国際結婚アルヨ!」

 

実際に、こんな言い方をしたことは一度もないが、

この話題となると、絶対と言っていいほど質問される主人との「馴れ初め」。

この手の話には非常にシャイな私。もう耳まで真っ赤。

f:id:chachan-china:20180809001647j:plain

 

でもこんなにリクエストが多いなら、お答えするしかない!

ということで、勇気をもって話してみることにする。

 

と勢いづいて言ったものの、そんな大した話でもない。

結論から言えば、友人の紹介で出会った私たち。

 

詳細を伝える前に、まずはキューピットの友人を紹介しよう。

中国留学から帰国した私が就職した会社に、アルバイトとして採用されたのが、当時日本留学中だった彼女だった。

当時中国語を話せる日本人は少なく、国は違えど「留学」という共通項もあり

彼女とすぐに意気投合。お互いの家を行き来するほど仲良くなる。

 

そんな彼女も日本の大学院を卒業し、故郷の中国瀋陽へ帰国。

それを追うように私も中国での就職が決まった。

都市は違えど同じ中国。

国慶節や春節の長期休暇になると、決まって実家にお呼ばれした。

 

そんな彼女も結婚が決まり、結婚式でブライドメイドを依頼される。

といっても、サブのサブのサブぐらいのポジションで、

「いずれ中国人に嫁ぐかもしれないから、参考のためによく見ておくのよ」と

友人の母に冗談を言われながら、友人が嫁ぐための儀式を

一番近くで見られるようにという計らいでの、ブライドメイドであった。

 

その日一番の任務は、彼女の勤務先の日本人上司の祝辞スピーチ通訳と、

上司のほかに3名の日本人社員も同席していたため、その方々のお世話係。

任務を遂行すべく周りの中国人とゆっくり話すこともできず、こっちでイソイソ、あっちでバタバタ。

 

そんなてんやわんやの会場で、実は主人とはニアミス!

なんと背中と背中が向き合う席という、超至近距離で出会っていたのだ

f:id:chachan-china:20180809003925j:plain

 

だが残念ながら、本人たちは全く相手には気付いておらず、声掛けすらなく

式も無事に終了し、会場を後にする。

あー、ロマンスの神様はまだ微笑まず。

 

ここに来て、勘の良い方は思ったはず。

なぜ主人が、私の友人の結婚式に参加していたのか?

 

キューピット彼女の元彼氏?

NO、NO、NO!

それは、いくらなんでもないでしょう。

元彼は式には呼びません!

 

ヒント?。

まずは「ノーヒント」で行きましょう。

 

だとすれば、彼女のご両親と主人のご両親が「古き良き友人」?

と言うことは、彼女と主人は幼馴染?

残念、これまたハズレ。年齢が8つも違います!

 

となると、残りは・・・

 

もうお気づきでしょう!

そう、主人は新郎の同級生であり、親友

f:id:chachan-china:20180811071225j:plain

つまり主人も新郎側のヘルプ要因として結婚式に参加していたのだ。

 

 

ヘルプ要員の『お疲れ様食事会』。

そこで、ついに二人は「本当の意味での」ご対面~

f:id:chachan-china:20180811071738j:plain

とはいかず、人数が多かったため新婦側は昼の部、新郎側は夜の部に分けられる。

ロマンスはまだまだお預け状態。

 

さらに当時は私にも、主人にも彼氏、彼女がおり、私たちの赤い糸は平行線。

 

翌年誕生日を迎えるころ、私の一つの恋が終わり、

年齢的にも、もうおひとり様かなと思っていた。

「それも人生か」とさえも考えていた。

 

後になって分かったことだが、

ちょうど同じころ、主人の恋も終焉を迎えていたそうだ。

 

ただ、私たちの赤い糸は交わることなく月日が流れた。

 

結婚式にお互い参加して3回度目の冬がやったきたころ

赤い糸が動き始める。

あのキューピットの友人から、連絡が来たのだ。

 

「とってもいい人がいるんだけれど、連絡取ってみる気ある?

恋愛に発展しなくても、異国で“友達”が多いことは悪いことではないし。

無理にとは言わないけれど、でも、逃がすと惜しいと思うの。

とりあえず連絡してみたら。携帯番号教えてもいいよね。

大丈夫、私がついてるし」

 

と、一気にまくしたてられ、決してNOとは言えない状況に追い込まれる。

普段はおとなしい彼女が、ここまで言う姿に

「やっぱり彼女も中国人」なんて、携帯電話口で思っていた。

 

「いいよ。」と言ってからが、超特急。

彼女の隣でいたのではと思うほどすぐに、主人からの連絡が携帯のショートメッセージに届く。

そこから主人のアプローチともいえるもうプッシュがすごかった。

一言でいうと、とにかくまめ!

 

 

さて、まず馴れ初めはここまで。

なんせショートケーキの苺は最後に食べる派なので。

出会いから、どう恋人になっていったかは、またの機会にでも。

もしかしたら胸キュン話が、アルカモヨ。