ちゃーちゃん@中国瀋陽

オンライン中国語講師|中国語ネイティブの発音と、より楽しく学べる方法を模索中|漫才や“脱口秀”など、面白い事(言葉遊び)が大好きな関西人

◆スポンサーリンク◆


単語や表現方法のアップデートはしていますか?

みなさんは、単語や表現方法のアップデートはどうされていますか?

 

先日、日本語を学習している方の教科書を拝見し、思わず

「えぇ? 今はこんなこと言わないよ」というものがありました。

やはりどの言語であっても、時代とともに変化していきますよね。

 

今日ご紹介する動画は、そんなお悩みも解決に導いてくれると思います。

 

Youtubeの中国語(中国人)チャンネルでは、

梅梅(ムイムイ)さん、ヤンチャン/杨小溪さん、李姉妹のチャンネルが好きで、

よく拝見します。

今回は梅梅さんとヤンチャンさんのコラボということで、早速拝見しました。


【中国語講座】教科書で学ぶけど普段使わない中国語!知っておくと自然な中国語になる!

 

まず動画の内容に入る前に、梅梅さんはもはや「中国語が非常に上手な日本人」。

しかし驚くべきことは、その語彙力と例え力!

例える力は、どちらの語彙も熟知していなければ、なかなか難しく

下手な例は、余計に相手を混乱させてしまいます。

的確に言葉(単語)をとらえる力は、高い母語レベルの基礎があり、

その上に外国語である日本語レベルが、積み重ねられたものであると思います。

 

さて、本題の中国語ですが、

彼女たちが例に出している単語は、普段は本当に一度も聞いたことがありません。

 

ただワンフレーズだけ、主人の口から聞いたことがあります。

それは…

 ”您贵姓?”

 “免贵姓××。”

どこかのコールセンター(おそらく「中国移動(China Mobile)」)に連絡し

本人確認の際、名前を聞かれ“免贵姓××。”と答えていました。

 

また動画でも紹介されていましたが、最近は”您贵姓?“よりも、

”您怎么称呼?“と使うほうが多いです。

 

日本語から翻訳され定着されたであろう“初次见面,请多关照。”というフレーズ。

私自身日本人であることを(あえて伝えたいときには)使います。

 

例えば…

主人の取引先や友人で、主人の配偶者(私のこと)が

日本人であることを知っていらっしゃる方、

あるいは中国の日系企業に勤務されている方、

日本語を勉強している、日本のことが好きなことを分かっている相手などです。

 

逆に(ばれるまで)日本人であることを、伝えたくないときは

“你好!你好!”や、“幸会,幸会”“と言って、会話を始めていきます。

 

「カラオケ」については、私が年齢を重ねたからか、

あるいは中国社会でもブームが去ったからか、KTVにあまり行かなくなりました。

義両親は“卡拉OK”と言いますが、私たちの世代は基本、KTVと言いますし、

お店の入り口や看板などにも、大きくKTVと書かれています。

 

本編とは全く関係のないお話ですが、梅梅さんが

KTVを日本語読みの「ケーティーブイ」と発音されているところに、

日本語力の高さが垣間見えると思います。

ちなみに中国の方が発音するときは、「ケーティーヴィ」です。

(こんなところでも、発音が気になる私です・笑)

 

今では“友唱(M-bar)”と呼ばれるような『一人カラオケボックス』があり、

電話ボックスより少し大きい"箱”で、1曲単位で選曲し楽しむことができます。

f:id:chachan-china:20200821151302p:plain

 

もし本日のブログ内容に、一言付け加えられるのであれば、

今回の動画のように、単語や表現方法のアップデートなら素晴らしいのですが、

書き言葉や丁寧語を押さえず、直接ネット用語やスラングに走ってしまう傾向は、

あまりオススメしません。

 

中国の方は教養があるかないかで、その後の付き合い方が変わってきますし

きちんとした言葉使いを心かけると、きちんとした態度で接してくれます。

それがあってこその「フランクな付き合い」があるのではと、私は思っています。

 

もちろん、この考えもある意味、老婆心で“不时髦”かもしれませんが…。