みなさんは、単語や表現方法のアップデートはどうされていますか?
先日、日本語を学習している方の教科書を拝見し、思わず
「えぇ? 今はこんなこと言わないよ」というものがありました。
やはりどの言語であっても、時代とともに変化していきますよね。
今日ご紹介する動画は、そんなお悩みも解決に導いてくれると思います。
Youtubeの中国語(中国人)チャンネルでは、
梅梅(ムイムイ)さん、ヤンチャン/杨小溪さん、李姉妹のチャンネルが好きで、
よく拝見します。
今回は梅梅さんとヤンチャンさんのコラボということで、早速拝見しました。
【中国語講座】教科書で学ぶけど普段使わない中国語!知っておくと自然な中国語になる!
まず動画の内容に入る前に、梅梅さんはもはや「中国語が非常に上手な日本人」。
しかし驚くべきことは、その語彙力と例え力!
例える力は、どちらの語彙も熟知していなければ、なかなか難しく
下手な例は、余計に相手を混乱させてしまいます。
的確に言葉(単語)をとらえる力は、高い母語レベルの基礎があり、
その上に外国語である日本語レベルが、積み重ねられたものであると思います。
さて、本題の中国語ですが、
彼女たちが例に出している単語は、普段は本当に一度も聞いたことがありません。
ただワンフレーズだけ、主人の口から聞いたことがあります。
それは…
”您贵姓?”
“免贵姓××。”
どこかのコールセンター(おそらく「中国移動(China Mobile)」)に連絡し
本人確認の際、名前を聞かれ“免贵姓××。”と答えていました。
また動画でも紹介されていましたが、最近は”您贵姓?“よりも、
”您怎么称呼?“と使うほうが多いです。
日本語から翻訳され定着されたであろう“初次见面,请多关照。”というフレーズ。
私自身日本人であることを(あえて伝えたいときには)使います。
例えば…
主人の取引先や友人で、主人の配偶者(私のこと)が
日本人であることを知っていらっしゃる方、
あるいは中国の日系企業に勤務されている方、
日本語を勉強している、日本のことが好きなことを分かっている相手などです。
逆に(ばれるまで)日本人であることを、伝えたくないときは
“你好!你好!”や、“幸会,幸会”“と言って、会話を始めていきます。
「カラオケ」については、私が年齢を重ねたからか、
あるいは中国社会でもブームが去ったからか、KTVにあまり行かなくなりました。
義両親は“卡拉OK”と言いますが、私たちの世代は基本、KTVと言いますし、
お店の入り口や看板などにも、大きくKTVと書かれています。
本編とは全く関係のないお話ですが、梅梅さんが
KTVを日本語読みの「ケーティーブイ」と発音されているところに、
日本語力の高さが垣間見えると思います。
ちなみに中国の方が発音するときは、「ケーティーヴィ」です。
(こんなところでも、発音が気になる私です・笑)
今では“友唱(M-bar)”と呼ばれるような『一人カラオケボックス』があり、
電話ボックスより少し大きい"箱”で、1曲単位で選曲し楽しむことができます。
もし本日のブログ内容に、一言付け加えられるのであれば、
今回の動画のように、単語や表現方法のアップデートなら素晴らしいのですが、
書き言葉や丁寧語を押さえず、直接ネット用語やスラングに走ってしまう傾向は、
あまりオススメしません。
中国の方は教養があるかないかで、その後の付き合い方が変わってきますし
きちんとした言葉使いを心かけると、きちんとした態度で接してくれます。
それがあってこその「フランクな付き合い」があるのではと、私は思っています。
もちろん、この考えもある意味、老婆心で“不时髦”かもしれませんが…。