これまでにも、我が子(ん? もしかしたら私自身???)の中国語学習のため
いろんな教材が活躍してきた。
我が家のように多言語に接している子供は、“言葉が遅い”と言われている。
理由の1つは、一般的な家庭で子供が聴く言葉数が10だとすれば、
二言語であれば平均5ずつ、三言語であれば平均3.3ずつになるため、
一言語に接している子供に比べると、圧倒的に耳に入ってくる言葉数が少ないからである。
もう1つは、上記のようにそれぞれの言語システムを構築するのに時間がかかる上、
例えば「リンゴ」「Apple」「苹果」が同じ物を指しているという、
横のつながりができ、頭の中で整理でき始めた時に、一気に言葉数が増えだすということが
起こるらしい。
我が子も例に違わずで、クラスメイトはすでに大人と会話のキャッチボールができたり、
比較構文を駆使して、物事の度合いを表現できていた頃でも、
我が子の口から出てくる言葉は、「いいよ」「分かった」というような“ひと単語”だった。
そんな我が子に変化が出てきた。
最近朝から夜までずっとしゃべり続け、私や父親ととにかく話したがる。
話さない時は、絵本を見て物語を繰り返しているか、積み木やレゴで家を作りながら、
独り言を唱えている。
聞き耳を立てて独り言の内容を聞いてみると、
「ロボットと恐竜がロケットで月に到着し、ままごとと保育所に通う」話が多い。
(本人は真剣そのものだが、話の内容はぶっ飛んでいて、非常におもしろい)
言葉が出てきて非常に嬉しいのだが、中国語も日本語も発音がやや弱い。
日本語は私が何度も繰り返して話して、少しずつ矯正をしていけばいいが、
中国語の発音については、少し気が引ける。
主人も出張や接待が多いため、いつも我が子の傍で発音矯正をすることはできない。
そのためまずは、遊びながらでも「音」に触れて欲しいと、
主人が中国語発音学習のために、こんなアイテムを購入してきた。
それは、「音声付ピンイン表」
しかも右下のスピーカーのマイクを押せば、その「音」を読み上げてくれる。
更に「学习(=学習)」「测试(=テスト)」「跟读(=シャドーイング)」
そして「复读(=リピート)」と、4つの方法で学習ができる機能が備わっている。
その様子がこちら。
(主人に協力をしてもらいました。故意なのか(いや、私には本気に見えた…)、回答を間違える姿に私が動揺を隠せず、画面が少しぶれてしまいました。そちらも併せて楽しんでいただけると幸いです)
さらにこちらは、数字編と英語編もセットになっていた。
ちなみに数字編は英語と中国語の二言語で発音し、ボタンで切り替えることができる。
我が子と一緒になって楽しく学習をしていたとき、
後ろから見守る主人の姿が、何となく気になっていた。
「日本のじいじとばあばに、お正月会いに行きたいね」と我が子と話していると、
「中国語と英語と日本語で1~100まで数えられたら、日本に連れて行ってあげる」と
我が子に伝える、主人の一言が耳に届く。
我が子よ、がんばってくれたまえ。
日本でお正月を過ごせるかどうかは、全て君の肩にかかっている!
2020年1月1日まで、あと79日。となると1日1カウントでも間に合わず、かぁ…。