先週頭から、主人は重慶に長期出張。
仕事をしながら我が子と過ごすのは、なかなかハードだが
日本ほど“きっちり”しなくて良いのが、精神的にも随分楽である。
まず食事面。こども園で、朝・間食・昼・おやつ・夜の5食を用意してくれる。
そして送り迎えの時間。起床後7時20分にこども園に送り届け、お迎えは16時40分。
月曜、火曜日は補習があるため、17時半まで延長される。
少し遅れるようなことがあっても、事前連絡をしておけば18時までは問題ない。
日本の幼稚園と違い、こんなに長い時間こども園で何をしているのかと言えば
もちろん外で遊ぶ時間もあるようだが、多くの時間は“授業”である。
週末になれば、教科書がロッカーに入れられており復習として宿題が出される。
少し前に終えた教科書の内容が、こちら。
『幼儿文明行为规范 礼仪教育②』延边大学出版社 より
先生方が音読を繰り返し覚えさせているようで、私が発音練習になるかなと音読し始めると
それについて暗唱した文章を言い始めたので、正直こちらがビックリした。
音読をしていただくとお分かりのように、韻を踏みリズムが良く、非常に読みやすい。
このような短い文章で、「不随地吐痰(=好き勝手に痰を吐かない)」を教えている。
この教科書は全40ページあり、20種類もの規律や行事を見開きで説明している。
さらに「母ちゃん、読んで」と持ってきた、『不许摸(=触っちゃダメ)』という絵本。
ちなみに私は言霊を信じているため、中国語の絵本であっても、
その内容を日本語で伝えている。
(子猫のミミちゃんは、ママに買ってもらった新しい花柄のスカートを着て、公園でお散歩をしています。歩いていくと、どんどん人が少なくなってきました。)
読み進めていくと…。
ページをめくり一瞬たじろいだ。
我が子に先生がなんと説明していたか聞いてみると、
「大切なところだから、触っちゃダメ!」とのこと。
性教育という訳ではないが、この歳から自分をきちんと守る事、
そして異性に対してしてはいけないことを、しっかりと説明していることに
正直「スゴイ!」と思わずにはいられなかった。
小学校に上がる前後に、我が子からの性的な質問も増えてくるだろうと考え
きちんと説明できるように、以前から少しずつ話し方や話す内容を考えていた私だが
きっともっと早くその日を迎える、そんな気がする。
自分と大切な人を守るために、きちんとした知識を身に着けることが大事。
絵本から改めて知らされたことは、言うまでもない。