先日ふとしたことがきっかけで、こちらのオンラインレッスンに参加しました。
https://chugokugo.online/class/
私は台湾には、2009年に1度しか訪れたことがありません。
こちらのブログをご覧いただいていらっしゃる方は、すでにお気づきだと存じますが
今までずっと大陸と関わっており、お恥ずかしながら、同じ中国語であっても
台湾の文化、歴史、そして言語(繁体字や注音符号)でさえも、疎い私です。
そんな私が、このレッスンに参加をしようと思ったきっかけは、
担当される先生の、「台湾に関する知識」の次元が違うというお話を
友人から伺ったところから始まります。
C-POPを取り上げ、中国語を講義されている講座はよく目にしますが、
こちらのレッスンは、当時の歴史を織り交ぜて話してくださると聞き、
台湾のことも知りたいと思っていた私の心が、一気に燃え上がりました。
そして栄えある第1回目は、鄧麗君(テレサ・テン)の《路邊的野花不要採》 1973年
まずご準備いただいておりましたビデオを見て、鳥肌がたちました。
テレサ・テン氏の歌声は、なぜこんなにも心の奥深くまで届くのでしょうか?
その答えをひも解くかのように、
「今回のテレサ・テンをはじめ、台湾の創作歌曲から聞こえてくる
あの時代に翻弄された彼らの信念や魂の叫び」を、台湾の歴史を軸に、
お話しくださいました。
またこの歌が生み出された背景なども、丁寧に解説いただき
今までぼんやりしてた台湾が、我々日本人にとって、もっと理解すべき存在だったと
改めて考えさせられる、そんな素晴らしいレッスンでした。
テレサ・テン氏のことを思い浮かべると、あの成功や成熟度、大人の色気から
お亡くなりになったのは、60歳を過ぎてのことだと私は勝手に思っておりました。
それが今の私とそれほど変わらない年齢だったことに、この授業で初めて気づき、
声にならない驚きとともに、テレサ・テン氏の人には言うに言われぬ覚悟が、
あの妖艶さを醸し出していたのだと悟り、
私自身、まだまだひよっこだと思わずにはいられませんでした。
ちなみに今後のスケジュールおよび、課題曲は
・7月17日(明日)、《橄欖樹》齊豫 1979年
・7月31日(金)、《張三的歌》李壽全 1986年
を取り上げられるそうです。
歌詞や楽曲が生まれる歴史まで、しっかりと教えてくださるため、
台湾のことを知りたい、台湾を身近に知りたいという方はもちろんのこと、
これから台湾のことを知っていきたい、あるいは大陸派だけれど…、
という方も、参加をして絶対に損はないレッスンです。
・台湾の流行楽曲を読もう! 歌から学ぶ中国語表現講座(7月~9月クラス)
この授業のお陰で、コロナが収束したら、主人とわが子と3人で、
ぜひ台湾を訪れたいという、また一つ新しい目標ができるほど、
素敵な授業をありがとうございました。