1か月に及んだ日本滞在も、一旦終了。今日のフライトで瀋陽に戻る。
今回の滞在期間中、一番のビッグイベントと言えば、やはり中国語検定である。
この数日、体調を整えるために少し休んでいるが、12月からまた学習を始めることにする。
さて、数ある中国語検定対策サイトの中から、このHPを選択し訪問くださった方に、
第96回の中国語検定1級に参加した経験から、私なりの試験対策をお伝えしたいと思う。
これから目指される方の、何かのお役に立てればと心から願う。
まず、おそらく今回多くの受験者を苦しめたと思われる中国語訳。
特に(3)は、四字熟語(赤線)を知らなければ、チンプンカンプンな訳になってしまう。
- 阳春白雪(=高尚な文学作品)
- 下里巴人(=通俗的な文学)
ここからもお分かりのように、四字熟語や慣用句をどれだけ知っているかが、1級合格の鍵である。
覚えれば覚えるだけ合格が近くなるが、記憶力と時間には限界があり、
成語辞典をただただやみくもに、片っ端から覚えてもきりがなく、現実的ではない。
そこでわれらの強い味方を紹介したいと思う。
まず始めは、『合格奪取! 中国語検定準1級・1級トレーニングブック 一次筆記問題編』Amazon CAPTCHA
今回のキーワードであった「阳春白雪」と「下里巴人」がどちらも、このテキストの59ページに、
さらには(1)の訳文にある「纷至沓来(=次々にやってくる)」も、71ページに掲載されいる。
※この情報はわれら「やる気を育てる通訳学校」のリーダー小島温子さんより
そして高電社の「中国語検定過去問WEB」。
直前試験対策として過去問を解いているときに、過去に出てきた四字熟語、単語が
繰り返し出題されていることに気づいた。
例えば(2)の訳文にある「寥寥无几(=数えられるほどしかない、ほんのいくらもない)」。
これも実は過去に2,3度出題されていた。
これは検定用に原文を一部改正して、四字熟語をはめ込んだり、書面語に変更したりするため
やはり使われる用語に、偏りがでてくるのであろう。
つまりこの『合格奪取!1級トレーニングブック 一次筆記問題編』と
過去問を徹底的に繰り返すことで、ある程度、敵のしっぽをつかめるのではないかと思う。

合格奪取! 中国語検定準1級・1級トレーニングブック 一次筆記問題編
- 作者: 戴暁旬
- 出版社/メーカー: アスク
- 発売日: 2014/02/07
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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とは言っても、一人で「合格」を目指しても、その目標は大きすぎて、くじけそうになる時もある。
また1年間モチベーションを維持するのも大変だ。
そこで少し考えた。
この見知らぬ“誰か”と知り合えるネット環境をうまく使えないかと…。
また「見られている」と意識することも、きっと気持ちを後押ししてくれるだろう。
そこでTwitterを使い、(何級であっても)一緒に合格を目指す同志を増やせたら! と思う。
合言葉は「#中検伴走学習」。
また、毎月私がどんな学習目標を立て、実行していくかもご紹介していこうと思う。
スレッドは「#中検伴走学習」としたが、中国語検定を目指される方はもちろんのこと、
他言語の方、何かの試験を目指す方など、伴走学習者が欲しいと思っていらっしゃる方、
ぜひ、ご一緒にいかがですか? あなたのご参加、お待ちしております。
さて、来年2019年11月24日まで、あと360日。
さぁ、また始めよう。