我が子は、少し早食いのところがあり、幼稚園の見送りのとき、いつも父親に言われている一言がある。
“你要细嚼慢咽,别狼吞虎咽!”
「ゆっくり噛んで、急いで食べちゃいけないよ!」
中検1級の問題集で出てきた時は、少し鳥肌が立ったことを今でも覚えている。
留学中の食堂で、中国人学生同士が話していた。
“这次考得怎么样?”
“Méixì!”
“没事?”なんて思いながら、昼食もさながら辞書を引くと...。
おぉ~おそらくこれだと思ったのが、“没戏!”「望みがない!」
つまり、全然ダメと言う意味。
ちなみに反対語は“有戏”「見込みがある」
色の表現は、特に注意が必要!
中国語ネイティブは、グリーンを見て“蓝色”、茶髪を見て“咖啡色”と表現することも。(※個人差あり)
山を指さして“蓝色”、金髪を“黄色”と…。
言語学習は、あくまでも「言葉+文化」がセット。思いもしない誤解を、極力防ぐために欠かせません。
“孙子”の本来の意味は「内孫の男の子」
でも、“装孙子”となると、少しばかり違う意味に…
会社勤めの時、部下に向かって部門長が
“你别装孙子!” 「従順なふりをするな!」
部門長は、うまく流しながら締めるところは締めるという本当によくできる方でした。
よく一緒に飲んだなぁ...
日本語は名詞が強い言語であるため、
「妻、女房、嫁」 と 「奥様」
と、言い方によって自分か相手、どちらの配偶者であるか分かります。それに引き換え中国語は“妻子”だけでは誰の配偶者か分からないため、
“我妻子” “您妻子”
と、「誰の」と付ける必要があります。
これはもともと「脂っこい、しつこい」の意味。
そこから派生し「飽き飽きする、嫌になる」という意味も。
“吃腻了” 食べ飽きた
“听腻了” 聞き飽きた
“看腻了” 見飽きた
“去腻了” 行き飽きた
“他那些话我都听腻了。”
「彼のあれらの話は聞き飽きた」
ぐっとネイティブらしい表現になりますよ
方向補語の派生義
この感覚をつかむまで、用法が点のように散らばるので、難しく感じます。
継続を表す“-下来”と”-下去“
近づいてくる“来” 過去から現在へ
遠ざかる“去” 現在から未来へ
“好的传承传下来了,也要传下去。”
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