2019年10月12日。
大型で非常に強い台風19号の様子は、こちら瀋陽にも伝わってきており、
ローカルニュースでも取り上げられる程です。
こちらが、日本政府が発表した中国語版のフリーwifiの案内。
为了保障生命安全。日本政府启动免费wifi,00000JAPAN。
图上最后一句是说如果周围有上不了网的外国人,一定要告诉来旅游的小伙伴们这个免费Wi-fi
この情報が必要な方に、ぜひ届いてほしいと思ってなりません。
(転送用:https://mp.weixin.qq.com/s/EgRZ1ck44zH3oRwrC7NgXw)
遠くからではございますが、皆様のご無事を心より祈念いたしております。
海外滞在中、一番「困る時」「誰かの助けが必要な時」はどんな時でしょうか?
おそらく多くの方が、「怪我・病気」とお答えになるのではないでしょうか。
私のような“健康優良児”であっても、この10年間の中国滞在を振り返ると
何度か体調を崩したり、怪我で病院に駆け込んだりしています。
この緊急時に、自分の母語である日本語で解説してもらえることは
何にも代えがたい安堵と、感謝の気持ちでいっぱいになります。
その経験を踏まえ、このブログで何かお役に立てないかと考えていたところ
またまた新しい企画を思いつきました。
その名も「中国の家庭用医薬品」(そのままですね(笑))
もちろん細心の注意を払い、ご紹介をいたしますが
飲み合わせやアレルギー体質、思い込みの症状違いなどもありますので、
購入の際は、必ず医師、薬局の薬剤師等にご相談いただけるようにお願いします。
中国の料理は辛い物も多く、食べなれていない日本人はお腹かを下すことも。
出張で風邪薬や胃薬などの“常備薬”をご準備してくる方も、さすがにこちらまではないでしょう。
“こちら”とは「痔」のお薬のこと。
接待で避けられない度数の高いお酒や、唐辛子や山椒で覆われているお料理が原因。
それだけでなく、妊娠・出産に伴いあの辛い経験をされた方が多いのも、
産婦人科ではよくあるお話。
なんと日本人の3人に1人は、痔に悩んだことがあるというデータがあります。
でも中国の病院はなんとなく恐いし、薬局にだって中国語と言うだけで、
何となく足取りが重い、と言うこともあるのではないでしょうか?
まず中国語で「痔」は「痔疮(zhìchuāng)」と言います。
薬局に行って聞いてみると、痔専用の薬を発売している製薬会社「马应龙」が
発売している塗り薬を、オススメされました。
その塗り薬の口コミなどもこっそり調べると…。「悪くない!」
また炎症を起こす前に、飲み薬を飲んでおいた方が良いとのアドバイスもいただきました。
まずこちらが塗り薬。
注意書きには、妊婦は慎重に使用する、あるいは医師に相談。
また児童や授乳期、お年寄り、虚弱体質の方は、医師の指導に従うこと。
3日使用後、症状が軽くならない場合は病院での検査をすることとあり、
薬品は薄いグレーイエロー色あるいは紅クリーム色の軟膏で、香りが少しあり、
清涼感(スッとした)感じのようです。
ちなみに「注入軟膏」の役割もできます。
そして飲み薬は2種類。
こちらが炎症を抑え、止血、鎮痛を抑える薬剤。
妊婦と3歳以下の児童、出血過多、虚弱体質の方は使用を控え
1日3回、1回3-6錠を服用し、アルコール、辛い物、脂っこい物、刺激物などは
摂取しないようにとのこと。
もう1種類が 急性の痔に関連する症状に効く薬剤。
通常1日2回、1回1錠。
急性の場合は4日目まで1日2回、1回3錠。その後3日間(5~7日目)は1日2回、1回2錠。
昼食と夕食時に服用とのこと。
(左側、ピンク色)地奥司明片、(右側、緑色)痔炎消片
何を隠そう、私も妊娠中に“デビュー”をし、出産よりも痛い思いをしました。
今回はこのところ、急に寒くなった瀋陽の気候などが重なり、久しぶりに痛い思いをしました。
幸いこちらのお薬のお陰で、今はもうすっかり良くなり
副作用のような眠気や胃痛などもなかったこと、そして海外で病気にかかった時の
不安な気持ちなどを考えた時に、この企画を思いつきました。
もちろん使用する際は、アレルギーや飲み合わせなどの問題もあるため、
医師や薬剤師の方にご相談いただく前提のお話にはなりますが、
塗り薬などは、まだお使いいただけ安いのではないかと思います。
中国や、中国語関連で困ったことがあれば、
「とりあえず『ちゃーちゃん@中国』のブログを覗いてみるか…」と
思っていただけるような、そんなブログにしていきたいと思います。
これからもどうぞよろしくお願いいたします。