やっと、と言うべきであろうか。
ついにGoogle AdSenseの申請が承認された。
申請はこのはてなブログをProに変更した時に行ったので、待つこと約1か月余り。
しかしここまで時間がかかったのは、 「見えない力」が動いたように思える。
そのキーワードとは…。ズバリ「中国」!
あくまでも“想像”、空想? 妄想?? という範囲を逸脱しない話だと思っていただきながら、
この約1か月の模様を振り返ってみたいと思う。
まず内容に入る前に簡単に触れておくが、中国は「発言の自由」が許されていない国である。
以前留学時代、日本人留学生向けの無料月刊誌の作成に、1年半ほど携わっていた。
某記事の「世界の工場である中国」という表現が検閲で改正指導を受け、言い方を変更するか、
しなければ出版を禁止するという通告を、中国政府から受け取ったことがあった。
中国ではインターネット閲覧も制限され、「当局により許可されたサイトしか閲覧できない」。
さらに「閲覧内容も検閲されている」という問題もある。
以前聞いた話だが、検閲のために何百万人もの人員が配置され、365日24時間の人海戦術で、
ネット上のサイト、あるいは表現をチェックしているということだ。
「制限」を具体的言うと、Googleをはじめ、YouTube、Facebook、Messenger、Twitter、LINE、
Instagram等、日本人のネットユーザーであれば、ほぼ使っているであろう身近なサイトに、
中国国内からはアクセスができないのである。
こういった状況に対し、VPN(Virtual Private Network)を使うことにより、これらの制限を
回避できる(=閲覧できる)というわけである。
余談だが、出張や旅行で中国にお越しの際は、ぜひVPNの申請をされることをお勧めしたい。
色んなネット会社がこのVPN市場に参入しており、1か月の料金は1000円前後というところである。
もちろん無料のものもあるが、つながりにくさは覚悟の上でということになる。
また日や時間帯によってつながり方にむらがある。最悪の場合は申し込んでいてもつながらない。
あるいはつながってもすぐに回線が切れてしまうことがある。
先日安倍晋三首相が中国を訪問した日、今まで経験したことがないほどスムーズにVPNに接続できた。
こういった外的要因もつながり方に影響するのだ。
さらにVPN会社によっては、中国国内に入国してしまうと申し込みできないこともあるので、
日本国内で手続きを済まされてから渡中された方が、安心である。
話を戻そう。
私が中国でGoogle AdSenseに申請するにあたり、大きな問題が生じる。
勘の鋭い方は、もうすでにお分かりであろう。
そう! まずGoogleへのアクセスに、VPNから接続する必要があるのだ。
幸い私はVPNは契約してあるため、VPNをつなぎGoogle AdSenseには申請ができた。
しかし、この1か月間で下記の通知を頂戴すること3回。
理由はいずれも「サイトへのアクセスが停止されています」というような内容だった。
ブログURLは間違っていないし、ポリシー違反に触れるような記事、写真の掲載もない。
審査期間が早い方なら1日程であるが、初回申請を除き私の場合は申請の結果通知受け取りに、
平均10日以上もかかっていた。
(初回はおそらくはてなブログProへの移行をし、ドメイン名の入力からGoogle AdSenseへの
申請が早すぎたため、承認不可だったように思う。承認不可の通知も3時間足らずで届いた)
まもなく日本一時帰国の10月29日に、承認不可の通知を受け取ったため、
今度は日本から再度申請をしてみようと考えた。もちろん申請のための設定は何も変更していない。
そして昨日、あっけないほど簡単に申請が承認されたのである。
記事の初めにも記載したが、あくまでも“想像”という範囲を逸脱しないという前提だが、(笑)
Google AdSenseを申請した後、VPNを数日にわたり24時間つなぎっぱなしにしておくことは
不可能であるし(干渉が入り自然に回線が切れてしまうこともあるため)、今回の私の場合は
たまたま日本一時帰国というチャンスがあり、中国国外からアクセスができる環境が整ったが、
中国国内からしかネットに接続できない場合は、おそらくGoogle AdSenseの承認は
あきらめなければならない、かも知れない。
Google側はVPNを通しての接続、というところまでは考慮してくれないだろうし、
中国当局は当然のごとく、この問題については解答しないだろう。
もしかすれば、私の思い過ごしで、ただただ偶然が重なっただけなのかもしれないが、
この偶然はなかなか遭遇できることではないため、この機会に記事にしておこうと思った。
最後に中国でGoogle AdSense申請をされている方が、何の問題もなく承認されることを
心から願いながら、今日はページを閉じたいと思う。