ちゃーちゃん@中国瀋陽

オンライン中国語講師|中国語ネイティブの発音と、より楽しく学べる方法を模索中|漫才や“脱口秀”など、面白い事(言葉遊び)が大好きな関西人

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幼稚園がやっと再開、これからやりたい事

7日間あった春節休暇も今日で終わり。

今回は「就地过年(今いる場所で春節を迎える)」が推奨され、我が家も瀋陽で過ごした。

 

2月13日発表された、「瀋陽市幼稚園開園時間の通告(第2号)」。

条件を満たしている幼稚園は、2月18日から再開してよいとのこと。

 

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通知!沈阳市幼儿园要开园了! (qq.com)

 

幸い我が子の幼稚園は、条件を満たしているそうで

準備に1日費やし、2月19日から正式に再開するというご連絡をいただいた。

これでやっと仕事に向かえると、胸が躍った。

 

実はこの2か月近く、我が子にとっても試練だった。

というのは、私が家でいて姿が見えるにも関わらず、仕事でパソコンに向かい

遊んでくれないことにストレスを感じていた。

そのため「ちゃーちゃん、家にいるのに遊んでくれないなら、会社に行って

姿が見えない方が良い!」とまで言われ、何とも言えない苦しさがあった。

 

我が子は基本、仕事をしている私が好きなようで

テレワークやマスク生活になったため、リップ(口紅)をあまり塗らなくなった私に

「ちゃーちゃん、お口に赤いの塗ってよ!」と訴えるときもあったぐらいである。

 

そんな我が子であっても、見えているのに一緒に遊んでもらえないというのは

やはりかなりつらかったのだろう。

 

仕事とはいえ、子供を家に残し家を空けてしまうことを悔いている友人がいたが

今回の件があって、子供にとってはどちらも辛い事には変わりないと気づき、

時間が空くときは、できるだけ好きな絵本を読んで過ごすことにした。

とはいえ、そういう時間がどうしても作れない時もあり、周りの協力が得られない中、

改めてキャリアと子育ての両立は、なかなか厳しいものだと感じてしまった。

 

同時にこの経験があったことも、非常にプラスに働いた。

 

今になってやっとお話できるが、一昨年からある教育機関でプロジェクトに

参加していたのだが、仕事量と賃金が見合わず、自分を枯渇させてしまった。

生活もあり、また中国語に携われている気持ちもあり、決心を約半年も引っ張った。

なにより「嫌われること」を恐れ、自分では良い人のつもりが、

周りからは「都合のいい人」になっているにも関わらず、認証欲求を満たすためだけに

がむしゃらになって働いていることに、なかなか気づけなかった。

 

退職にはスズメの涙ほどの金額ではあるが、それでも収入があるという安心感。

それを埋めなければという大きな不安が付きまとい、覚悟が必要だったが、

これ以上自分をすり減らしてしまうと、中国語自体にも興味が失せてしまうようで

思い切って舵を切り、仕切り直しすることした。

 

そんな昨年を経て退職したと思ったら、今度は幼稚園の休園。

時間をやりくりする中で、少しずつ自分が目指す講師像が

クリアになってきたとともに、中国語の中でもどんなことを得意とし、

どんなことを苦手とするかを、冷静に分析できたと思う。

また何が足らず、それをどういう風にすれば補えるかも、

ぼんやりと見えてきたようにも思う。

 

この約2か月間は、我が子と一緒に過ごしながら

いわば「断捨離」も兼ねた時間だったと、今感じている。

 

これからはテキスト作りや授業の準備を今まで通り進めながら、

一度中国語検定の過去問を全問解いて分析してみよう、という「やる気」も

むくむくと湧いてきた。枯渇していた心から、やっと抜け出せたようだ。

 

もともと文法は好きだったとはいえ、HSKや中検2.3.4級からは遠ざかっていたため、

もう一度中国語をきちんと積み重ねるためにも、やり遂げたいと思う。

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 幼稚園が再開したら、子供がいない間は、また中国語修行僧になろう。

そのことに心底ワクワクしていると同時に、お迎えの時間がきたら、

そこからは修行僧の殻を脱ぎ、できるだけ一緒に

時間を過ごしてあげようと、春節の最後の日に改めて思う。