ちゃーちゃん@中国瀋陽

オンライン中国語講師|中国語ネイティブの発音と、より楽しく学べる方法を模索中|漫才や“脱口秀”など、面白い事(言葉遊び)が大好きな関西人

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『我が子、先生になる』の数日前…

先日、『我が子、先生になる』という記事をアップしました。

中にはご丁寧にコメントやメールで、励ましのお言葉なども頂戴し

多くの方のご反響に、心より感謝申し上げます。

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実はこちらの記事を発表する約2週間ほど前から、 我が子がよく

「老师(=先生)」という言葉を口にし始めました。

それについて、まだ未発表の記事があるため、本日お話したいと思います。

 


 

我が子が最近、“我是××老师!”(=私、××先生。)とよく口にするようになりました。

きっと幼稚園でその手の”遊び”が流行っているか、あるいは

前に立っていろいろ教えてくれる幼稚園の先生に、憧れているんだろうと思っていました。

 

先日、主人にその話をしたところ

「憧れているのは、老婆(=妻、つまり私)のことじゃないのかな。

僕はそう思って聞いてるけど」。

 

意味が分からず尋ねてみると、私が中国語講師として授業の用意や練習をしたりする姿。

そして実際に授業をしている姿を、自分に重ねているのでは、とのこと。

 

営業職の主人は、接待でお酒の匂いをしながら帰ってくることもあり、

また一日中携帯電話とメールに追いかけられ、パソコンに向かう姿を近くで見ており、

「先日、僕の仕事はしたくないってはっきり言われたよ」と苦笑いしていました。

 

我が子からの一番の賛美に、胸が熱くなった今日この頃です。

 

実際、先日授業中に、ふとZoomの画面に映る自分の姿を見て、

自分でもビックリするほどの、楽しい顔で授業をしていました。

生徒さんに、授業をさせていただけること。

本当に感謝の気持ちでいっぱいです。

 

もしかすればすんなりこの道を、歩いてきたかのように見えるかも知れませんが、

実は講師の道をと志したのは、大学3年生まで遡ります。

 

就職大氷河期だったため、これからは資格がものをいうと言われ、

資格取得スクールに通ったところ、ワープロにハマり、

(これで大体の年齢がお分かりいただけると思います(苦笑))

無事資格取得を果たしたところで、専任講師として同スクールから

お声がけいただきました。

 

この経験が”仕事”とはなにかを知るきっかけになり、

人に何かを伝えることに難しさ、そして楽しさ、自分自身の未熟さなどを知りました。

また匠のように、深く進んでいけるこの職業に心底魅了されました。

 

ただ、その時はまだまだ人前で話すことが苦手で、すぐに赤くなるような私でしたし

人としてもひよっこで(今もですが…)、知識を右から左に伝えるだけの講師には

なんの魅力も感じでもらえないと思い、遠回りになったとしても、

まずは人間力から鍛えようと、否応なしでも人前に立ち、売り込んでいかなければならない

販売職を選びました。

 

時は流れ、食事を忘れるほど熱中できる中国語に出会い、不惑を迎え、

さらにはコロナ禍で、自分の想像をはるかに超える出来事が起こり

後悔しない生き方を考えた際、講師と中国語という点が線で結ばれたのでした。

 

そんな長い期間温めていた情熱、思いもあり、

また我が子の「先生」という憧れを傷つけないためにも、

これからも真摯に中国語講師に向き合いたいと思っています。

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