先日、11月8日からの搭乗には『ダブル陰性証明』の提出が必要になると、
中国人民共和国駐日本国大使館から発表された。
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日本から中国へ行く乗客へお知らせ 搭乗に「PCR検査及び抗体検査」の陰性証明が必要になります 2020/11/02
新型コロナウィルスの感染拡大リスクを低減させるため、2020年11月8日より、日本から中国へ渡航する中国籍及び外国籍の旅客は、搭乗の2日前以内(検体採取日から起算)発行の新型コロナウィルスPCR検査陰性証明及び血清IgM抗体検査(以下、IgM抗体検査)陰性証明(以下、ダブル陰性証明)を提示することで搭乗可能となります。
1、中国籍・外国籍の乗客が直行便で中国に行く場合
搭乗の2日前以内に中国駐日本大使館・総領事館指定の検査機関(添付のリスト参照)にてPCR検査及びIgM抗体検査を1回ずつ受け、それぞれ検体採取・検査を行い大使館・総領事館指定フォーマットのダブル陰性証明(紙媒体)を取得し、チェックイン時にその原本とコピーを提示し搭乗し、コピーは航空会社が控えとして保存します。“HS”マークのグリーン健康コードや健康状況証明書の申請は不要です。
「ダブル」とは、今までのPCR陰性検査に加え、血液検査による抗体検査である。
またPCR検査については、今までの搭乗3日前以内から、2日前以内と短縮された。
抗体検査までは処理能力ないと、大使館・領事館指定の検査機関リストから
削除を申請した医療機関もあり、 出国前にてんやわんやの方も
きっと多くいらっしゃったと思われる。
検査機関リスト内のある医師から聞いた話だが、
「大使館・領事館指定の『PCR陰性証明書』で、不正なく陰性結果を提出したのに、
中国東方航空のカウンターに提出した際、却下されたらしいという情報を
同業者から聞いています。
選択の余地があるならば航空会社を選ぶのも、リスク回避の一つかもしれません」
と、お話くださった。
上記の案内と同じ日、「ビザの受理範囲と条件の部分的な調整」が発表された。
1、既に渡航先の省人民政府外事弁公室或いは商務庁等より発行された招聘状を取得済みで、経済・貿易・科学技術関連事業に従事する申請者
2、既に《外国人工作許可通知》及び赴任先の省人民政府外事弁公室或いは商務庁等より発行された招聘状を取得済みで、渡航先で就労する申請者。
3、重体や重病の直系親族の看病(父母、配偶者、子女、祖父母、孫)或いは直系親族のお葬式参加の場合、病院の入院証明書或いは死亡証明書、親族関係書類(出生証明書、結婚証明書、戸籍謄本、公安局の親族証明書、親族関係公証書など)のコピー及び、国内の親族からの招聘状と招聘者の身分証明書コピーを提出する必要があります。
4、C乗務査証の申請者。
つまり現在、ビジネスビザ(Zビザ)は“これから”の手続きでは受理してくれない。
また親族ビザ(Qビザ)は、配偶者・親子関係があるだけでは受理してくれなくなった。
(下記は、以前家族ビザが申請可能な頃の記事)
気になるニュースとして、感染者が急激に増加している
イギリス、フランス、インド、ベルギー、ロシア、フィリピン、バングラデシュ等
数か国に対し、外国人の中国入国禁止措置を再開した。
https://baijiahao.baidu.com/s?id=1682517839954905721&wfr=spider&for=pc
日本はまだ対象国には含まれていないが、
情勢によっては日本も対象国になる可能性が、十分考えられる。
そのためすでにビザを取得されていらっしゃる方は、
日程を前倒しされたほうが良いかもしれない。
一日も早く新型コロナウイルスが終息し、
会いたい人に、会いたいときに、気兼ねなく会える日々が
戻ってくることを願うばかりである。