昨日、中国語の同志からWechatでメッセージをいただいた。
声調が安定しない方がいるのですが、
どうアドバイスをすればいいか分かりません。
私自身暗唱、暗唱で声調を整えてこられた経緯があって、
その方法をお伝えしているのですが・・・。
その通りにされてはいるんですが、はやり声調が安定されていません。
「やっているつもりだけれど、やっぱり全然ダメなんです」と言われ
糸口を探しているんです。
やはりたくさん聞いて、たくさん話していただくのがいいですよね
すでに練習をされている方に、「もっと!」と求めると
よほど心が強くなければ、オーバーヒートしてしまうことがあると思っている。
それよりは、ご自身の発音を客観的に判断し、間違いを見極められる能力を
高めていただいた方が、これからの中国語学習においても
とても有意義だと思う。
そのため、まずはご自身の音読を録音され、聞いていただくことを
私からのアドバイスとして、お伝えした。
録音は、シャドーイングでなく
単純な音源なしの音読が
いいでしょうか?
シャドーイングとは、音源を流しながらその音源を追いかけ
重ねるように自分も音読していく方法である。
発音も安定しており、ある程度のレベルがある方は、
シャドーイングは有意義な勉強方法の一つであると思う。
しかし発音が安定していないとき、強化をしたいときは、
私はシャドーイングはオススメしない。というより禁止派である。
どの言語でも会話の際は、ある程度のスピードが求められるのは確かだが、
「スピードがある=流暢である、上手である」ではないと思っている。
発音がガタガタであるのに、やたら早く話されるのは非常に聞き取りづらい。
とても厳しい言い方をすれば、長時間聞くのは苦痛である。
相手にストレスを与えないために、
また聞き取る事ばかりに神経を研ぎ澄まし、本当に話し合いたいことまで
意識が及ばないことを防ぐために、 ノンネイティブは常に発音練習をし
少しでも聞き取りやすい発音を目指すのが、エチケットだと思う。
という私も、こう思えるようになったのは
中国語を学習し始めて、かなり経ってからだった。
振り返ってみれば、かなり「イキっていた」。
つまり「自分最強!」とは言わないまでも、なぜか発音に自信があった。
それが去年の始めに、主人に60点という点数をつけられ
そこで初めて、発音矯正の重要性に気が付いた次第である。
今思えば、非常に恥ずかしく、情けない。
発音矯正を意識し始めて、約1年が過ぎたが、まだまだ初級者。
「スピードを上げて音読したい」という衝動を抑え、
一音一音を丁寧に、正確にを繰り返している。
まだまだ改善が必要な発音だが、それでもUPするのは
「こんなレベルでも“公開”するのね」と、反面教師として気付きや、
ご自身の発音や、矯正方法について、自信を持っていただきたいと思うからである。
またこの動画を通し、このぐらいゆっくり読んでもいいんだ、
恥ずかしくないんだと、何かのヒントを掴んでいただければと願っている。
私もこれからも、発音練習、発音矯正を継続し、
少しでもネイティブの発音に近づきたいと思っている。
発音矯正にご興味のある方、ぜひ一緒にがんばりましょう!