ちゃーちゃん@中国瀋陽

オンライン中国語講師|中国語ネイティブの発音と、より楽しく学べる方法を模索中|漫才や“脱口秀”など、面白い事(言葉遊び)が大好きな関西人

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テキストにはあまり載っていない、中国語発音のポイント

本日、初単独イベントである「ビデオを使って音読練習」の3日程が無事終了しました。

ご参加いただきました皆様、本当にどうもありがとうございました。

 

前回、ご参加いただいた方のお声をご紹介させていただきましたが、

新たにまた、ご感想を頂戴しました。

このようなお声をいただけること、心より感謝申し上げます。

 

全3回のイベントを通し、ヒントになったとおっしゃっていただけた

あまりテキストには載っていないけれど、中国語発音において大切なことの一部を、

共有したいと思います。

 

 発音練習で見落としていました。自分の発音を聞く大切さを!

 そうなんです。発音練習で「話す:聞く=2:3(時には1:3)」ぐらい、私は聞くことを大切にしています。

もちろん実際に声を口に出すことは大切ですが、

それ以上に、自分の発音とお手本となる発音を聞き比べ、

まずは間違いの音を探し出せること、自分の発音を分析できることが更に大切です。

どうしても話すことに重点を置きがちですが、

聞くことがおろそかになっているのは、要注意です。

 


 

 自分の発音の間違いに気づけません。気づけるようになりますか?

 私も「なりますよ」と言われる言葉を、なかなか信じられませんでしたが、続けることで聞き取れるようになってきました。

発音矯正を始めたころは、先生に「今の音が違う」とご指摘を受けても、

その間違いに気づくことができませんでした。

(もちろん今でも100%ではないですが、)お手本となる発音と自分の発音を

比べることを続けていれば、ブレイクスルーの時が到来し、かなり高い確率で

聞き分けができるようになってきます。

なおさらに継続していると、発音したときに「今の発音は間違った」と

気づけるようになってきます。

発音矯正のレッスンを受けられたとしても、発音の正誤を先生に丸投げであっては、

上達は正直あまり見込めません。

先程の繰り返しになってしまいますが、口の形や、息の出し方など

発音の基礎を学習した後は、「自分で間違いを聞き取れる力を養う」学習方法を、

取り入れていかれることをオススメします。

  


 

 听写(=ディクテーション)って、漢字を書くのではないんですね⁉

 ピンインで听写されると、自分が聞き取れない発音が可視化できます。更に言えば、聞き取れない=発音できていない可能性が非常に高いので、自分の苦手な音が浮き彫りになります。

今でもピンインでのディクテーションを続けており、

発音矯正をしてから、明らかに間違いが少なくなったと思います。

またピンインで听写を続けることで、発音のメンテナンスにもつながっていると思います。

 


 

 自分ではさっきの発音と今の発音は同じに発しているつもりでも、ネイティブからは違うと言われます。

 口の開きや形以外にも、「息遣い」が異なることも発音に大いに関わってきます。つまり息の量と出し方の違いを意識することも、正しい発音をするには必要です。

日本語は口先だけで発音できる言語です。

それに比べ中国語は喉や舌、口腔(=口の中の空所で、鼻腔や咽頭に連なる部分)を使い、

さらには深い息が必要な言語です。

そのため息の使い方、“ため”にも気を配らなければ、残念ながら

正しい音は(ほぼ)出ません。

私たち日本語スピーカーは、中国語発音の息のコントロール方法を知り、

実践することが欠かせません。

  


 

今回イベントを開き、みなさんのお悩みから

それらを解決するお手伝いができるよう、今作成している学習プログラムにも

取り入れていきたいと思います。

 

それでなくとも暑い夏真っ盛りですが、

(私の中国語に対する情熱の“暑苦しさ”は、どうか目をつぶっていただき・笑)

もう少し形が整いましたら、ぜひモニター募集の案内も

こちらのブログにて、ご案内させていただきたいと思います。

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