ステイホーム週間とあり、昨日は天津方言をご紹介した。
多くの方にご覧いただき、感謝の気持ちでいっぱいである。
本日も、何か楽しんでいただけるものはないかなと、動画を見直していた。
すると以前の撮影ではあるが、きっとご家族で楽しんでいただける動画が
あったため、ぜひご紹介したいと思う。
中国は男性も積極的に、家事をしてくれる(方が非常に多い)。
義父も例に違わず、料理をされたり、掃除をされたりする。
義母と私、一緒に料理をする時間があれば、決まって「餃子を作ろう」と提案される。
私が餃子が好きなのを、知ってくださっているからだ。
そうなると義母と私が野菜とお肉を買いに行き、義父は我が子とお留守番。
ただこの日は小麦粉がなくなっていたので、義父と我が子の3人で、
近くのスーパーまで小麦粉を買いに行った。
なぜなら小麦粉は10キロタイプのものを購入するため、ある意味力仕事なのだ。
(2キロのタイプもありますが、5キロ、10キロタイプが主流)
義父と順番に10キロの袋を持ちながら、3人で帰り道を歩いた。
中国では餃子専用の小麦粉も販売しているが、我が家は普通タイプを購入。
ただこちらの「普通タイプ」は、おそらく強力粉ベースである。
生地を作るために、義母は小麦粉と水を目分量であわせ、捏ねていくが
一般的には、下記のような分量がオススメ。
【生地】40個分
- 強力粉 200g
- 水 110ml
【餡】
- 豚ミンチ 250g
- 白菜 500g
- ニラ 50g
- 塩 小さじ3分の1
- 胡椒 少々
- 生姜汁 大さじ2分の1
- お酒 大さじ1
- 醤油 大さじ2
- サラダ油 大さじ1
- ごま油 大さじ2分の1
(一例として餡の分量を書きましたが、特売品、冷蔵庫の残り物などお好みで!)
【手順】
- ボールに分量の強力粉を入れ、水を少し入れ箸で混ぜる
- 1の動作を数回繰り返す。
- ボールに強力粉がつかなくなってくると、麺台に移し、しっかり捏ねる
- 生地が丸くまとめ、ボールに入れる
- 硬く絞った濡れ布巾を書け、室温で30分ほどねかせる
- 30分経ち、生地が落ち着いたら麺台に取り出す
- 包丁で4分割し、1本ずつ転がしながら両手で左右に伸ばし、直径2センチぐらいの棒状にする
- 棒を10等分する(好みの大きさ)
- 8でできたものを、親指の付け根のふくらみを使い、平らにする
- 綿棒で伸ばし、皮を作る
- 皮に餡を包む
それでは、その手さばきをどうぞ!
(以前の動画のため、まだ幼かった子供の声が入っています。義父があやしながら、皮を作ってくれています。)
途中の義両親の会話は、皮の形が整わないことに対し
文句を言う義父に対し、「大袈裟な!」と、“いつも”のやりとり…(笑)
実は主人が、義両親のために「高級伸ばし棒」を購入したのだが、
これが使いにくと拗ねた義父。
結局は、従来のものに交換することで解決。
義父は実子は息子二人のため、こういう時は私の出番である(笑)
マンション下の売店まで、一緒にアイスキャンディーを買いに行き、
機嫌を直してもらった。いつものことである(笑)
そして完成した餃子が、こちら。
義母はキュッと一握りするだけで、みるみる餃子が完成していく。
おそらく私が1つ作るうちに、3つ4つと数を重ねる。
忙しい時のために冷凍用も作り、結局300個程が完成した。
ちなみに「ひだ」が多いのは、私の作品(?)である。
義母曰く「こういうところにも、性格が出るわね」と、私のやり方も
きちんと評価してくださるのが、非常にありがたく、嬉しい。
現在、スーパーの棚から小麦粉が消える、という事態も起こっているようだが
是非一度、餃子を皮からつくられるのも、家での過ごし方の一つとして
チャレンジいただければと思う。
そして姉妹品「中華まん」も、ぜひレパートリーのおひとつに!