昨年年末、瀋陽はコロナ患者が発見され「中リスク地域」が数十か所になり
大晦日から第1回の全市民一斉PCR検査が、そして先日第2回が実施された。
大連では合計3回実施されたとのニュースを聞き、
瀋陽もおそらく行われるだろうと心の準備をしていたものの、
どこかでもう勘弁してもらえるのでは、という気持ちもあった。
そして1月10日の夜。
(実際Wechatなどのニュースで取り上げられたのは11日朝)
やはり見逃してはくれないようだ。
1月11日より3日間で、鉄西区・皇姑区・于洪区の3区は第3度目のPCR検査実施とある。
しかも第1回目、第2回目の教訓を生かし、団地内の棟ごとに時間も決められ
各棟の出入り口に張り出されていた。
とはいえ勤務中であったり、都合が悪かったりもするため、
指定時刻に行かなければ検査をしてもらえないということはなく、
並んでいる列の長さに応じて、臨機応変に対応するといった感じである。
過去2回から、午前10時ごろと午後4時ごろがねらい目であることから、
今回もその時間帯を狙い、PCR検査を受けるようにした。
ただ1点気になっていたことが、下記の要綱。
アプリなどからの表示であれば、外国人である私は面倒なのではないかという心配。
つまり、名前がローマ字表記なのか、漢字表記なのかによって、
表記が異なるといって認めてもらえないことがあったり
ローマ字表記でも、苗字と名前の間にスペースを入れる入れないで、
データを探し出せないことがあったり、
さらにはIDの種類が、中国人民の身分証だけの対応の場合があるためだ。
そんなことを思いながら、検査会場まで足を運ぶと
今回は列が前に進んでいくのが、えらく早い。
検査されるときになって気づいたことだが、
第1回と第2回は、1人の分を綿棒を1つの試験管に入れていた。
しかし今回は3回目とあり、さらにこの辺りはコロナ患者が出ていないことも重なり、
5人分を1つの試験管に入れているため、試験管番号の記載や個人番号の照合など
時間を大幅に削減できたのである。
そして気になっていた「核酸采样证明卡(=PCRサンプリング証明カード)」とは、
検査会場の出口で手渡された、下記のカード。
ん? 手書き??
おそらくこれははじめ数日は厳しく提出を求められるものの、
そのうち遠くからでも、(他人にものでも)見せると、
通してもらえるようになる予感…。
今回は春節も控えていることから、そこまで緩くはならないことを願いつつ
しばらくは念のため、パスポート携帯の日々が続くであろうことが、
(万が一落としたりしないだろうかと)少し気が重い…。
春節を控え、「勤務地で春節を過ごすように」と国家衛生健康委員会が
呼びかけている。
また中・高リスク地域からの移動は、集団隔離措置が適応されてしまうため、
自らの行程から隔離が必要かどうかが確認できる、ミニプログラムも用意されている。
中国ではワクチン接種も始まっているが、会社のボスも話していたように、
「今のワクチンは新型コロナAに向けて開発されたもの。
それが今や変異で、BとCを一気に通り越し、Dレベルにもなっているものに
果たして効果があるのだろうか…。もしや副作用だけではなかろうか。」
という心配も、非常によくわかる。
中国の方にとって、春節の一家団欒は非常に大きな意味を持つが、
2021年の春節は、”留まる”ようにして欲しいものである。