私が嫁ぐとき、母が「ご飯はしっかり作ってあげなさい」と、包丁を贈ってくれたように
母も食事に気を遣い、しっかりと食事を作ってくれる人で
私もその血を受け継ぎ、料理を作るのが非常に好きで、苦にならないタイプです。
そこで、日本人にはあまりなじみのない野菜や果物、お肉の紹介、できればその調理法なども併せ
ご紹介できるコーナーがあっても、おもしろいのでは…。
しかしながら本場や家庭料理の味付けをご紹介できる場合もあるが、あくまでも日本人の私。
さらに素材の味を生かした薄口が好きとあり、日本人でも食べやすい調理方法、
日本でも手に入れやすい食材をできるだけ考慮して、手軽にできる料理をご紹介できれば
と思いながら、過ごしていました。
そこで早速、新企画。題して「中国食材でご飯を作ろう!」
今日の主役のご登場! その名は豇豆(jiāngdòu、=ササゲ)。
食べごろサイズに手でカット。その際スジが出るようなら、それもこまめに取り除きます。
ボウルに入れ、洗います。
そのまま一気に炒めてもよいのですが、生のままや加熱不足でササゲを摂取すると、
数時間(1~3時間)以内にひどい吐き気、嘔吐を呈した後下痢、腹痛等の症状を
起こすことがあるとのことで、下ゆでをしておきます。
その間に、もう一つの材料であるジャガイモの準備。
同じ形状の方が食べやすく、口当たりが良いため拍子木切りにし、水に浸してあく抜き。
このひと手間が料理の味を左右しますので、ここは怠けないでおきましょう。
ジャガイモも茹でておいた方が調理がしやすいため、先ほどのフライパンへ。
好みの硬さに茹であがったところで(この後炒めるため、心持ち硬めがオススメ)、
笊に上げ水切り。左側に見える穴あきお玉は、水餃子も一度に大量にすくえる便利物。
フライパンに油をひき、豚肉ミンチを炒めます。
フライパンを高温に熱し、サッと炒めるのがおいしさの秘訣。
もちろん豚肉ミンチは好みですが、味に深みを出すため、使うとベター!
ちなみにフライパンは親戚一同が勢ぞろいしてもいいように、直径25センチ(笑)
片手ではフライパン返しはかなりハードです。
豚肉ミンチに火が通ったところで、先ほどのササゲとジャガイモを投入。
このあたりはサクサクっと、手際よく。
ここで主婦の味方「蚝油(=オイスターソース)」。
我が家でも大活躍!
お酒を入れてオイスターソースをのばし、味を染み込ませるために蓋をして少し煮込みます
煮込み時間はもちろんお好みで。
出来上がり!
中国には、まだまだ日本では見慣れない野菜、果物、魚介類、肉類があり、
このように生活の一部をご紹介することも、文化をご理解いただく何かの足掛かりに
なれば幸いです。
他にも色々な作り方があり、それはまた次回にでもご紹介したいと思ってます。
それでは、まずは「いただきます!」