今の日本のこども園状況は分からないが、少なくとも私が通園していたころは、
親の“宿題”と言えば、用品への名前書き、雑巾作り、お遊戯会の洋服探しだったように思う。
中国でも親への“宿題”は存在する。
もちろん、全てのこども園が同じ状況とは限らないが、先週火曜日Wechatのグループチャットで
下記のような案内を受け取る。
(ちなみに日本で言う『お知らせ』や『案内状』、さらに個人の『連絡帳』は全て、
Wechatでやり取りがなされる)
「親子創意美術作品コンテスト」
要点だけを言えば、
- A3サイズの用紙に親子で絵を書く、作品内容は問わず
- 来週月曜(5月27日)に提出
- 提出作品は全て貼り出し、投票数上位20名には賞状と賞品を授与
という案内である。
絵を書くと言っても、我が子の場合“超”芸術作品になる年齢だ。
そこでやはり大部分は「親の宿題」、ということであろう。
せっかく描くなら、我が子の好きな絵画にしよう。
となれば、やはり「あれ」である(笑)
「創意」と言うことで、季節がらチューリップをあしらう(笑)
ここで、我が家の“画伯”が登場
画伯から「好了(=できた)」というお声を頂戴した、完成品がこちら。
昨日の朝、早々と書き終えた我が家の画伯を、そろそろ寝かせようと思い始めた昨夜8時過ぎ、
Wechatのグループチャットが騒がしかった。
案内に「親子で作品に取り組む写真を、このグループ内共有しましょう」という一文が
あったが故、各家庭から作品発表が行われたからだ。
中にはグラフィックデザインで仕上げているもの、額縁に入れてあるもの
どこかから購入してきたのか、と思ってしまうものまであった。
(ちなみに我が家は明日提出し貼り出されることだしと、「就寝」を理由に
グループチャット内での発表を見送った(笑))
主人ともよく話をするが、「攀比(競って見栄を張る、互いに張り合う)」の心理があり
このような提出物を始め、子供の(クレヨン等の)持ち物、洋服、習い事に至るまで、
どんどんエスカレートしていく。
今回ももちろん“親の”宿題でもあるが、 私は子供にも必ず参加をさせるようにしたい。
それがたとえ作品としては、少々見苦しいことになってもである。
ただこの考え方は、グループ内の作品から判断すれば非常に少数派だと身を持って
知った出来事であった。