ちゃーちゃん@中国

中国滞在10年以上の日本人女性から見える「生の中国」とは?



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影響力等は決してないですが、日本人と中国人の誤解が少しでも解ければと思って始めたブログです。



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新元号「令和」を、中国商標から見る

本日、新元号が「令和(れいわ)」と、菅官房長官から発表された。

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 菅官房長官は「さきほど閣議元号を改める政令、および、元号の呼び方が閣議決定された。新しい元号は令和であります」と述べ、書を掲げて、平成に代わる新しい元号を「令和」に決定したと発表しました。

 そのうえで、「令和」の典拠、いわゆる出典について「『令和』は『万葉集』の梅花の歌、三十二首の序文にある『初春の令月(れいげつ)にして、気淑く(きよ)風和らぎ(やわらぎ)、梅は鏡前(きょうぜん)の粉(こ)を披き(ひらき)、蘭(らん)は珮後(はいご)の香(こう)を薫(かお)らす』から引用したものだ」と述べました。

 

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20190401/k10011868721000.html?utm_int=all_side_ranking-social_001

 

私は新元号の発表を、少し違う目で見ていた。

というのは、現在中国でもだんだんと個人情報の厳守や、知的財産を重視するように

なってきており、日本の新元号を中国で商標登録したあと、売買し一獲千金を狙ったり、

フリーライド(=他社が築き上げた信用と名声に便乗して利益を得ようとする行為。

有名ブランド名をまねた店舗名をつけるなど。)を目論んでいる企業や人が必ずいるため、

元号によっては、国際問題になりかねない可能性もあると考えていたからだ。

 

「漏えい防止のため」にと、ごくごく一部の人物しか新元号を知り得なかったとしても

商標の不正登録を防止するために、国家レベルで各国の商標登録に動いているのでは、

特に漢字という共通の文化を持つ中国に置いては、非常に注意深く登録手続きを

進めているであろう(あってほしい)、と思っていた。

 

そして本日、日本時間11時40分過ぎに「令和」と発表されたのを受け、早速調べてみた。

ちなみに中国の商標も「国家知识产权局商标局 中国商标网 http://sbj.saic.gov.cn/」があり、

そこから簡単に調査することができる。

(調べ方の案内はこちらのサイトから https://www.globalipdb.inpit.go.jp/etc/16145/

 

結果は…。

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なんと! 

2017年11月16日に申請され、2018年10月21日に登録されている。

しかも登録人は個人とあり、さらに「清酒(日本米酒)」を含む商品に対してである。

(※とても簡単にさわりの部分だけお話しすると、商標登録は「カテゴリー、あるいは

分類」別での登録になるため、例えば同じ商標でもあっても、申請するカテゴリーが

違えば登録できる。例えば『クラウン CROWN』。自動車と英語辞書は同じクラウンでも、

カテゴリーが異なるため、登録ができる。)

 

おそらくこの登録者の劉氏は、古典文学に対する一定の知識をお持ちだったのではと思われる。

またこの検索サイトからは、この商標1件しか調べられなかったため、登録者の劉さん、

あるいは「令和」という商標は、これから非常に注目を浴びる可能性がある。

(申請からサイト公表まで、一定時間のタイムラグあり)

 

少し商標法について述べれば、適応範囲は基本的には申請国のみである。

(「基本的」と書いたのは、国際条約の絡みがあるため)

そのため日本政府も日本国内の商標登録とは異なり、そこまで神経質にはならないのかも

知れない。そのため明治以降の元号である「明治」「大正」「昭和」「平成」の

商標登録があるかどうかを調べてみると、いずれも商標登録されていた。

 

しかし以前の元号が登録できた“あの日”と、現在は中国の知的財産を取り巻く環境、

国際関係における影響力等が全く異なるため、これから中国で「令和」という商標が

分類の異なる商品上において登録されるかを、見守り続けたいと思う。

同時に、商標登録されすでに「令和」という商標専用権を取得している劉さんの

今後の動きにも、注目していきたいと思う。

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