今日twitterを見ていると、目に飛び込んできたハッシュタグがあった。
発言者、Nana🇵🇭温子 (@Acchi0321) | Twitterのツイート。
そこで私も考えて、ツイートしてみた。
私は結構(いや、かなり)中国語オタクであるw
中国語学習者なら、一度は目にした(目にする)であろう、
万万と千万、经过と通过、突然と忽然、怪不得と难怪、搞と弄、后果と结果と成果…。
これらの違いを追及、分析していくのが大好きだ。
本棚をさっと見渡しただけでも、文法書関係の書籍がすぐに目につくほど。
(もちろん、専攻にしていたこともあるが)
これらの書籍を見てはその違いに、「ほぅ!」と独り言を言ったり、にやにやしたり。
隣から見るとかなり変人である。それはきちんと自覚している(笑)
せっかくなのでその一部をご紹介したいと思う。
1、『1700对近义词语用法对比』
最近のお気に入り。豊富な例文と、何より違いを分かりやすく対比表で表現。
主な著者の杨寄洲氏は、長年留学生に教鞭を執っておられ、また中国語講師とくに
ノンネイティブへ中国語を教える講師の育成に携わってこられた経験から、
中国語ノンネイティブスピーカーが間違いやすい語1700組を一冊にした辞書、こちらを執筆された。
そのため、1641ページと分厚さもなかなかである。
2、『现代汉语八百词』
中国語中級以上の学習者、中国語講師は必須。補語などの説明も充実。
- 作者: 呂叔湘,虚詞を中心とし中国語の最も基本的かつ常用の語彙を集め、その意味と用法を説明した本書は1980年初版以来好評を博してきた。十数年経過し、社会生活が大きく変化した現状から増訂を加えた。時代にそぐわない記述を削除し、200余条の記述を追加する。索引-1)音序索引、2)筆画索引。1980.5/1999.1
- 出版社/メーカー: 商務印書館
- 発売日: 2008/10/01
- メディア: 単行本
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3、『中国語文法用例辞典』
先程2番でご紹介した『现代汉语八百词』の日本語版。日本語で細かいニュアンスを
確認したいときに。中国語初級者もどんどんチャレンジしていただきたい。
4、『汉语常用词用法词典』
普段生活でよく使う単語で、例文をたくさん載せているので、「即実践」と言う方向き。
5、『近反义词典』
こちらの児童向けに作成された、同義語、対義語辞典。絵も多く、文字も大きめ。
同義語の他に、対義語が掲載されているので、語彙力をUPしやすい。
6、『留学生常用词语辨析500组』
留学生のために書かれた、常用語彙分析本。しかも500組。英語解釈付
文法的な違いを簡単明瞭に書かれているため、特徴を対比的に捉えたいならオススメ。
ただ簡単であるために、突き詰めていきたい方には少し物足らなさも。
例文が少ないのも玉に疵。
7、『中国語類義語のニュアンス』
こちらは中国語教育界の巨匠と呼ばれる方たちが、共編で書かれたテキスト。
日本語視点から解説しているため、「広辞苑では…」という、日本語の単語の意味も
しっかりと理解した上での中国語理解という感じである。
翻訳などをされる方は、一読されることをお勧めする。
8、『汉语语法教程』
番外編。私を中国語文法にはまらせた、いわばオタクへと導いた一冊。
もともと「数学の証明」など、分析したり、論理的に考えたりが好きだった私。
単語の違いを「搭配(=組み合世話)、感情色彩(=感情区分)、词类(=品詞)等から
見分けていくことに、一種の知的興奮を覚えた。
この本は留学生時代の文法の教科書で、文法の先生もかなり厳しい方で、授業を必死に
食らいついていき、最終的には先生にお褒めの言葉を頂いたことも、大きな自信となった。
勉強法2つ目の「主人と大討論会」と言うのは、中国人の主人と色々話すことだ。
主人は日本語が話せないため、夫婦間の会話は中国語。
主人はプレゼンやコンペ、演説などが大の得意で、 “話すこと”でご飯を食べている。
言語的能力が一番発達する4歳~6歳を北京で過ごしたこともあり、少し瀋陽訛りが
出てしまう時があるが、基本はとてもきれいな「普通话(=標準語)」を話し、
しかも最近(2日前)に知ったのだが、かつてはアナウンサーを目指し試験を受けた程
だったらしい。
そんな素晴らしい“資源”を、有効活用しない手はない!
時間があれば二人で、中国の政治経済、歴史や文化、古典文学、国外の話などを話し合っている。
話し合っているというと語弊がある。
一方的に聞いてから、自分の意見を述べると言った方が正しい。
主人を通し、中国語はもちろんのこと、中国人的な考え方などを日々吸収しているのは、
間違いない。
さ〜て、先週のお話は?
『中国医療改革、中台冷戦勃発?、中国政府の徴税』の3本です。
と、サザエさんは出てこないが、主人の力説した後のドヤ顔はいつも出てくる。
でも外国人の私にすぐに論破されてしまうのは、「負けるが勝ち」のサービス精神か?
あるいは、私も「語り」で食べていける! ということか...(笑)
いやいやいや、それは違う。
私が中国語で自信を無くさないように、隙間を作ってくれていることに、きちんと気づいている。
相手のレベルに合わせ「一人詰将棋」をしないことこそが、はやり「話す能力」が高い証である。
これらのお話は、いずれブログに登場するので、その時まで少しお待ちいただければと思う。
そして最後3つ目の「ドラマや映画を見て、セリフ、表情、態度等なりきる!」
こちらはオススメドラマや映画も交え、勉強法をゆっくりお伝えしたいので、
この話題はまた次回にでも!
追記:
みなさんの「#中国語勉強法リレー」のツイート、お待ちしております。
また多言語の方も、ぜひ「#〇〇語勉強法リレー」でつぶやいてみてください!
語学仲間や、とてもためになる学習法に出会えるかもしれません。
いや、きっと出会えるはずです。