昨日、久しぶりに主人と“ドンパチ”した。簡単に言えば、夫婦喧嘩である(笑)。
日本に一時帰国するとき、仕事関係でお世話になっている友人から頼まれた釣竿を買ってきてほしいと
言われていた。
聞くと「五根(=5本)」と言うので、中国にいる時に販売店に在庫があるかどうか確認した。
主人にも「始めは2本しかないと言ってたけれど、メーカーには在庫があるから、5本準備できる。
っていう回答が販売店から返ってきたけど、どうする? 買う?」と確認すると、
「買って!」という返答だったため、日本に戻る前にすでに注文し自宅に届くように手配していた。
日本一時帰国。そして先日11月29日に私と一緒に中国に到着した釣竿5本。
昨日、釣竿の到着を今か今かと待ち焦がれ、私が戻ってきたというニュースを聞きつけてから、
もう居ても立っても居られない友人からの電話を受け、主人が仕事の商談ついでに渡しに訪問した。
夜、帰宅した主人の携帯が鳴る。
「5本、同じ釣竿が入ってるんだけど」
「なんだって? 妻に確認して折り返し電話するから」
傍で電話を聞いていた私。
もちろん5本、同じ釣竿だ。だって主人が5本と言ったのだから。
「5本同じ釣竿が入ってるっていうんだけど」
「そうだよ」
「はぁ? メーカーは同じ5本サイズが違う釣竿をと言ったでしょ!」
「えぇ? サイズが違うものなんて、全く一度も聞いてないけど。五根(=5本)って言ったよね」
「5本も同じもの、普通に考えたら必要?」
「だから私も聞いたでしょ? 5本もいるの?って。そしたら必要って言ったじゃない」
「友人と僕が欲しかったのは、5本同じ釣竿じゃなくて、5本長さの違う釣竿!」
「それを言うなら五种(=5種類)でしょ!」
「でも、僕、サイズ一覧表見せたよね?」
「で、私は中国人に一番人気のサイズは7.2mだって、販売店の方が教えてくれたって言ったよね」
「おかしいと思ったら、なぜ確認しない?」
「だって確認したら、5本って言ったじゃない?」
「5本なの、5種類なの?って聞けばよかったじゃないか?」
「5本っていうから、まさか5種類なんて思わないわよ」
「交換してもらって!」
「そんな簡単にできるわけないでしょ?次いつ日本に戻るかもわかんないんだし」
「じゃあ、この損益、どうするつもり?」
「そこまで言うなら、私のおこづかいから払うわよ」
というやり取りが約10分ほど、続いた。
私がイライラした原因は2つある。
- 確かに5本と主人は言い、私も5本でいいのかと確認を取っていた(主人が言うように、「同じものを」と付けなかったのは悪かったと思う。)
- この会話で、中国語への(ちっぽけな)自信&中国人の思考回路理解度が急降下
特に2に関しては、精気を一気に吸い取られた気がした。
こんなことも聞き取れないのか、こんなことさえも中国人の思考回路を理解できないのかと。
主人とはいつものように半時間後には仲直りして、この損益対策を考えた。
しかしだ。とにかく今日のこの時間に至るまで、心はまだまだ、とても落ち込んでいる。
自分自身の中国語能力の低さと、中国人理解度の未熟さに打ちのめされて…。
はぁ~、でもまさか5種類とは思わないでしょ。
5種類!「根(=本)」からはどう考えても「種類」は出てこない…。
やっぱり中国語の道は、まだまだ険しいようだ。
追記:でも、声を大にして言いたい!「私は無実だ~!!!」と(笑)