ちゃーちゃん@中国瀋陽

オンライン中国語講師|中国語ネイティブの発音と、より楽しく学べる方法を模索中|漫才や“脱口秀”など、面白い事(言葉遊び)が大好きな関西人

◆スポンサーリンク◆


「××肉」を食らう!【肉食第二弾】

国慶節休暇。

家族や親戚が集まれば、というより集まる目的が「食」であるわが一族。

生きるために食べるのか、それとも食べるために生きるのか…。

それも相当の肉好きである。

 (尚、写真や映像の中に「ギョッ!」と思うものが含まれている可能性がありますので、ご覧いただく際は、少しばかり覚悟をしていただければ幸いです。)

 

まずは昨日ご紹介した第一弾、「烤全羊(=羊の丸焼き)」。

寒い瀋陽。北海道と同じで羊の肉を食べて、体に「熱」を蓄えるのだ。

 

そしてお待ちかね、日本人は普段なかなか口にすることない肉料理の第二弾。

タイトルをあえて「××肉」としたのは、みなさんに想像していただきたいからである。

先に写真をご覧いただこう。

f:id:chachan-china:20181009152818j:plain

 

拡大してみる。

f:id:chachan-china:20181009153216j:plain

f:id:chachan-china:20181009153224j:plain

結構脂身が多い。

そして、一番おいしいとされる部位の登場!

f:id:chachan-china:20181009153235j:plain

 

その名はズバリ「狗肉(=犬肉)」

ちなみに食感は鶏のモモ肉のようで、味は調味料につけてある事もあり結構濃いお味。

さらに通常は唐辛子の効いた甘辛タレ(右)か、味噌(左)につけていただく。

f:id:chachan-china:20181009154052j:plain f:id:chachan-china:20181009154055j:plain

 

こちらは、犬肉専門のレストラン。

1階と2階、合計500人が一斉に食事ができるほど広いスペース。

もちろん訪れる人すべてが、大きな口を空けて犬肉を頬張っている。

f:id:chachan-china:20181009153516j:plain f:id:chachan-china:20181009153519j:plain

 

こちらは犬肉のスープ。見た目とは違い、結構あっさり味。

f:id:chachan-china:20181009153802j:plain

この日は叔父さんに御馳走になったので、詳細金額は分からないが、

犬肉をメインに6種類ほどのおかずを頼み580元(≒10000円)ぐらいだと思われる。

 

持ち帰りスペースも設置されており、写真を撮っている間もどんどん売れていく。

f:id:chachan-china:20181009154255j:plain

f:id:chachan-china:20181009154356j:plain f:id:chachan-china:20181009154400j:plain

せっかくシャッターチャンスと思い、カメラを構えていたのに、

「自分の家で食べるし、面倒だろうし、切らなくていいわ」とお客さん。

私としては切るところを撮影したかったのに…。

 

以前瀋陽に来た頃、同じように親戚一同でこのレストランに連れてこられ、

「どうぞ!」と出されたとき、「犬」と言うことが先に頭にあり食べられずにいた。

 

叔父さんの「食べるか、それとも食べるか」という、一者択一の選択肢。

あぁ、これはもう食べるしかないなと覚悟を決め、かぶりついたのを思い出す。

その後「文化も同じ、今までの常識や価値観で、食わず嫌いになっていないか?

食べてみると、以外と大丈夫だったりするでしょ? なにより自分が楽だしね」と、

何事もなかったように犬肉にかぶりつきながら言われたことが、まるで昨日のようだ。

 

絶対食べられないと思っていたが、案外食べられたりするものだ、と自分で関心した。

今までも接待だ、お付き合いだと、鳩、カエル、蛇、ロバ、そして昆虫に至るまで、

消化不良も起こさずに、この胃袋に収まってきた。

 

「食」も文化の1つ。

異国を理解するとは、案外「食わず嫌いのものを、まずは一度飲み込んでみる」と

言うことかも知れない…、そんなことを思う今日この頃だ。