ちゃーちゃん@中国

中国滞在10年以上の日本人女性から見える「生の中国」とは?



あなたの目には、中国はどのように映っていますか?

あなたが本当に知りたいことはなんですか?

影響力等は決してないですが、日本人と中国人の誤解が少しでも解ければと思って始めたブログです。



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海がない瀋陽に「海」が出現!?

8月7日、未明から降り出した雨。

早朝になっても雨脚は激しくなるいっぽう。7時を過ぎても、まだやむ気配はなし。

そろそろ子供をこども園に送り届ける時間になり、

激しい雨が降り続いていたので、主人に車で送ってもらうことにした。

 

団地を出て広がった世界…。

 「なにこれ!?」

思わず主人が急ブレーキを踏んだ。

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道路に広がった水たまり。

街の排水機能が弱い瀋陽では、短時間に少しきつめの雨が降れば、

多くの交差点に“小川”が出没する。

  

ハンドルを握る主人が突然、

「これ!『インディージョーンズ』みたい、ってことは、僕トム・ハンクス!?」

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いやいやいや、『インディージョーンズ』でもないし、

インディージョーンズ』はハリソン・フォードですけど・・・!

と思いながらも、小心者の主人のこと。きっと心はビクビクしてるはず。

 

「すごいやん! トム・ハンクス!! カッコイイ!!!」

 

とにかく私は車を前に走らせてほしく、思わずこの一言が出てしまった。

悪気はないのよ、でも、でもね、あなたの性格はわかっているんだもん。

 

 

ますます強くなる雨。 

1キロ先のこども園がやたら遠く感じる。

降り続く雨の中、ハンドルを握る主人の口から、思わず漏れた一言。

 

「Jesus!」

彼の中ではまだ“トム・ハンクス”らしい。

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 雨はさらに強くなり、海がない瀋陽に、突如として湧き出た「海」。

結局私たちの車は、前後の交差点に集まった水でできた「海」の間に。

多くの車が立ち往生。

幸い雨は収まりはじめたが、それでもウンともスンとも動かない車。

エンジンを止め、外にでて煙草を吸う人や、近くのコンビニに足を運ぶ強者まで。

このあたり、さすが中国だなと思う。

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また大粒の雨が落ちだした。

こども園の開園時間は、一刻一刻と迫ってくる。

時計を見た後、「行ってくる!」と言い残し、子供を抱きかかえ、傘を差し

子供が雨で濡れないように自分の服を頭にかけてあげ、雨の中徒歩でこども園へ。

 

思わず『アルマゲドン』の光景が目に浮かぶ。

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“I could stay awake just to hear you breathing”と、

エアロスミスの『I Don't Want to Miss a Thing』が聞こえたような気がする。

 

「家族はチーム」といつも言う主人の言葉にそうように、

私はその間、そのまま車に残り前の車が動き出すのを待つ。

と言えばカッコイイのだが、本当はただ単に車の中にいただけ。

 

10分ほどして主人が戻ってきた。

ジーンズは裾から太ももまで、濡れてすっかり色が変わっていた。

 

さらに時間は流れるも、1時間たっても、2時間たっても、車は動かず。

結局、車の中に閉じ込められること4時間強。

 

そうなると問題が起こってくる。

どんな状況だろうと、人間は自然の摂理にはかなわない。

そう、トイレに行きたくなってきたのだ。

 

気を紛らわせるため、パソコンと携帯を使って仕事をしている主人を横目に

作詞作曲の「トイレの歌」なんぞ歌ってみる。

密か~にアピールするが、効果なし。

 

しばらくしてパソコンを、リズミカルにタイピングしている主人を覗きこんでみる。

「大丈夫、大丈夫!」とあくまでも他人事。

そりゃ男性は、本当にやばくなれば、草むらに消えていけるし。

 

そろそろ私の膀胱も限界になり始めたころ、車体の高いバスが動き始める。

日頃の行いが良いのか、ちょうど目の前がバス停。

 

念力をこめて、主人を凝視する私。 

殺気を感じたのか、頭を上げ、こちらを向く主人。

絞り出すような声で「バス!」と訴える私。

 

そこは夫婦の絆。

ほかのことは言わなくとも、すべてを理解した主人。

「よし、あとのことは任せろ!」と言い親指を力強く立てる。

 どうやら、まだまだトム・ハンクスのようだ。

 

向こうの交差点で、乗るべきバスが信号待ちをしているのが目に入る。

「あっ、バスが来た」と急ぐ私に

「えぇ、もう行っちゃうの?」とトム・ハンクスが一気に普段の主人に戻る。

 

無事にバスに乗り込み、バスの外側にいる主人に手を振る。

笑顔で見送ってくれるその姿は、間違いなくトム・ハンクスより素敵だった。

心の中で「ありがとう!」とつぶやく。

 

徐行運転のバスが走りだし、目に入ってくる光景に思わず携帯カメラを取り出し

決定的瞬間をパシャ、パシャ。

 

 

私たちの車が止まっていたところは、水もほぼ引いていたが、

前の交差点ではこんな風になっていたなんて。

 

バス停にして2駅。

日常とはあまりにも異なる景色を、しばし堪能しながら無事到着。

バスから降りると同時に主人に電話をかけてみると、

道路復旧員がマンホールのふたをこじ開け、水が引き出したとのこと。

 

ふぅ、よかった。

 

私に遅れること30分、無事主人も家に到着。

長い長い「子供をこども園まで送る旅」だった。

「主人も本当にお疲れ様でした!」

 

 

午後、友人たちから送られてくる「自慢の動画」の嵐。

携帯の着信音が引っ切り無しに鳴り響く。

せっかくたくさん送ってくれたので、そのうちでも大変だった地区の動画を共有したいと思う。

 

「うんうん。大変だったよ、お互い。疲れたね~」とwechatで何度送ったことか。

とにかくみんな、無事で良かった。

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