序文(1~3)
-------《天暦八年(954年)作者19歳、兼家26歳》-------
夏(四月?):兼家の求婚が始まり、適当にあしらい続ける(3~11)
秋(七月?):兼家と距離が縮まり、遂に結婚する(11~14)
秋(七月?):外出先に兼家が追いかけて来る(14~15)
九月:兼家を待ち焦がれて、和歌を交わす(15~17)
十月:物忌中に兼家と和歌を交わす(17~18)
十月:父が陸奥国に赴任する(18~23)
十二月:兼家が比叡山に登る(24)
-------《天暦九年(955年)作者20歳、兼家27歳、道綱1歳》-------
正月:兼家が訪れないのに腹を立てて、家出する(25~26)
春~夏:妊娠して、体調が悪化する(27)
八月:道綱を出産する(27)
九月:兼家と町の小路の女との浮気が発覚する(27~32)
-------《天暦十年(956年)作者21歳、兼家28歳、道綱2歳》-------
三月:兼家と姉夫婦と一緒に、桃の節供を祝う(32~35)
四月?:姉が別の邸に移る(35~38)
五月:時姫と和歌を交わす(38~39)
六月:長雨を見ながら独詠する(40)
七月:兼家が久々に訪れて、和歌を交わす(40~42)
七月:隣人からおせっかいな和歌を送られる(43)
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七月:兼家との仲が悪化し、遂に訪れが絶えてノイローゼとなる(42~44)
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七月:兼家から手紙で、小弓の矢の送付を頼まれる(44~45)
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七月:兼家が内裏への行き帰りに通りかかる(45~46)
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七月:世間の噂に思い悩む(46~47)
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九月:時姫と和歌を交わす(47~48)
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冬(十月?):毎日道綱をあやして過ごす(49)
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-------《天暦十一年(957年)作者22歳、兼家29歳、道綱3歳》-------
正月:兼家が置き忘れた本を送り届ける(50~51)
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夏(四月?):町の小路の女が男児を産む(51~56)
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七月:兼家から服の仕立てを頼まれるが、腹が立って送り返す(56~58)
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八月?:久々に兼家と和歌を交わして、訪れが再開する(58~60)
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八月?:二人で前栽の花を眺めながら、和歌を交わす(61~62)
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八月?:寝待ち月に兼家と和歌を交わす(62~63)
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九月?:台風のあとで兼家と和歌を交わす(64~66)
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十月:深夜、急用で帰る兼家に腹を立てる(66~67)
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-------《天徳二年(958年)作者23歳、兼家30歳、道綱4歳》-------
月日不明:町の小路の女が兼家の愛情を失ったことに喝采する(67~70)
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月日不明:道綱が片言を話せるようになる(70~71)
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六月?:相変わらず兼家がたまにしか訪れないことに腹を立てる(71~72)
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六月?:一念発起して、兼家を難詰する長歌を作る(73~79)
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六月?:兼家から返事の長歌が届く(80~84)
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七月:さらに兼家と和歌を交わす(85~87)
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-------《応和二年(962年)作者27歳、兼家34歳、道綱8歳》-------
五月:兼家が兵部大輔となり、上司の章明親王と和歌を交わす(88~92)
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五月:忌避けのために、兼家と共に別宅に移る(92)
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六月:長雨の中、隣家の章明親王と和歌を交わす(93~95)
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六月:兼家の外出中に、章明親王から恋文が届く(95~96)
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六月:兼家の帰宅後に、章明親王と和歌を交わす(96~99)
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七月:体調不良のため、山寺で加持を受ける(99~101)
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-------《応和三年(963年)作者28歳、兼家35歳、道綱9歳》-------
正月:兼家が皇居勤めに復帰する(102)
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六月?:鴨川でお祓いする途上、章明親王からススキを株分けしてもらう(104~107)
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-------《応和四年・康保元年(964年)作者29歳、兼家36歳、道綱10歳》-------
夏:兼家の夜勤が増加して、浮気を疑う(107~108)
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六月?:息子1人の頼りない身の上を思い悩む(109~110)
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七月:山寺で母が病死して、パニック状態になる(111~116)
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七月:兼家が京から見舞いに駆けつける(117~118)
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七月:死穢のため、しばらく山寺で親族と謹慎する(118~122)
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八月?:引き続き自宅で親族と謹慎して、四十九日の法要を営む(122~126)
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八月?:母の遺品を整理して、袈裟を山寺に返送する(127~129)
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八月?:信頼する僧が急死したと聞いて、見舞いの手紙を送る(130~131)
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秋~冬:同居の兄と叔母を頼りに暮らす(132)
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-------《康保二年(965年)作者30歳、兼家37歳、道綱11歳》-------
七月:母の一周忌の法要と、喪明けのお祓いを行なう(132~136)
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